7月24日午後3時、滋賀県甲賀の大鳥神社の夏の祭禮『大原祇園祭』の花奪い神事が始まりました。
花が飾られた花傘が竹の棒で打ち倒されると、参詣客が殺到してその花を奪っていきます。この花を取ると無病息災で過ごすことができると云われています。
昔はケンカ祭りと言われ、怪我人も多かったこの花奪い神事の方法は時代の流れとともに変わっていきましたが、今でも十分勇壮な雰囲気を感じることができます。
笠の上に花を飾った子供たちによる踊り子が周囲の各地区から集まってきて、順番に神社の境内に入って行きます。
地区によって花飾りの形や太鼓のお囃子が違っているのも興味深いところですね。
本殿や拝殿前で太鼓をぶつけ合って厄を払い、五穀豊穣を祈ります。
子供たちの装束や仕草が可愛くて、アマチュアカメラマンや観光協会のカメラマンたちが一斉にレンズを向けて撮影しています。
大鳥神社を氏神とする9つの地区から花傘が順に奉納され、打ち倒されては花が奪われていきます。
うちの息子も5本くらい花をゲットして戻ってきました(笑)
最後は神輿渡御。
管理人も数年前に担ぎましたが、滋賀県内では2番目に重量のある神輿らしく、背が縮むんじゃないかと思うほど重かったのを覚えてます。
近年稀にみる猛暑の中、前夜の宵宮からこの日の本祭まで無事に全ての祭禮行事を終えることができて安心しました。
来年は祭の世話人役は当たらないだろうから、もっとゆっくり楽しめるかな(笑)
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