まるぞう備忘録

無題のドキュメント

お金がない。その3。

2016-07-06 09:58:33 | まるぞう経営学



 たとえこの世にお金(貨幣制度)がなかったとしても、生きる大変さは変わらないわけで、お金を稼ぐ大変さの代わりに、日々の食べ物を探し、安全な寝床を確保し、家族を養う苦労という点では、何も変わらないのでありました。ということは、この世に生きていること自体が、もう本当に大変な仕事であるわけです。お金を稼ぐ稼がない以前の話として。

 私などは、もう本当にお金を稼ぐことが大変だ〜と思ってしまっています。亡き祖母の「金儲けか死に病(やまい)か。(どちらも命掛けという意味)」という言葉をたびたび思い出します。
 しかし、そもそもお金儲けが問題なわけではなく、もうこの世に生きていることが命掛けであるように出来ているのじゃないか。と思います。



 そう、私の心の深い深い意識では、本当は「出来るだけ逆境を体験したい」と願っているのでありました。
 それはどれだけの逆境で、
1、自分は生き抜けられるのかどうか、自分の生命力(=創造性)を試したい。
2、自我がほどけられる(=他人への思いやりを実行出来るか)かどうかを試したい。
本当にこの二つを試したいと思っているのでありました。



 この現代社会では、人生の逆境とは象徴的に、このお金儲けの難しさとして、多くの人は自分の人生に挑戦しているのでありました。
 そして、お金儲けの難しさとは、中道の難しさでもあります。相剋する二本目の柱と三本目の柱の中道。

 ②用心深く、ビジネスライクに。
という視点がなければ、あっという間に丸裸にされる危険性がこの世にはあります。趣味を商売にしようとする人の多くが失敗するのは、この視点が欠けているからのことも多いでしょう。しかし一方で、
 ③人様(ひとさま)に喜んで頂く。
という視点がなければ、お客さんはいつの間にか離れていき、売り上げに窮する事となります。資金繰りに苦しみだすと多くのお店の雰囲気が悪くなるのはこの現象です。

 商売する人間は、常にこの二つのバランスを上手に取ることが求められます。右にも左にも傾き過ぎてはいけません。
 これはこの世を生き抜く難しさを象徴しています。具体的には、人生を甘く見ていたら、自分や家族を大きな危険に巻き込むことになりかねません。常に最悪を想定し、場合によってはビジネスライクに対応する冷静さが必要です。しかし、常に、目の前で困っている人を助けたい。という気持ちこそが、自分が生きている意味であります。逆境を生き抜くためには、この中道のバランスが必要なことと同じです。



 そして一本目の柱
 ①死にものぐるいで努力(=創造)する。
これが、お金儲けの苦労として見えますが、寿命という命をお預かりした生き物全ての義務であり喜びであることの象徴であると思うのです。(お金儲けはただそれを象徴しているにしか過ぎません。)



 ただ私は根っからの怠けものであります。努力をしなくても良い環境であれば、もう、何もしないことでありましょう。1日中ゴロゴロしていることでありましょう。そして緊張感のない生活で、私のような性格の人間は身体と精神が一気に老け込み、そのまま何となく寿命の期限を迎えることでしょう。そしてその時始めて、自分は人生の時間を無駄に浪費していたことに気づき後悔するのでありました。むむ〜。

 実は私はもっともっと難しい逆境で、自分自身に挑戦(=創造)したかったのでありました。しかし私は生来からの怠け者でありますから、もう強制的に命掛けにならないといけない環境に、自分自身を放り込んでいたのでした。いや、正確に言うと、私の表面自我の願いとはウラハラに、私の中の深い深い意識の流れは、自分自身が更に更に厳しいであろう逆境に放り込むよう、私の人生を押し流していたのでした。

 夜中に嫌な汗をかいて目が覚めるくらいのプレッシャーが、私には丁度良いのでした。生まれる前に自分が思い描いていたように、思いっきり生き抜く体験(=創造)をするには、このくらいの逆境が最低限必要であるらしい。ということです。むむ〜。きびし〜。



 読者の方々の中には、今、お金がない!という状況で、毎日自分の生活や、家族を養うために、質素倹約の生活の中で、毎日毎日必死で働いていらっしゃる方も多いかもしれません。しかしその方の深い深い意識の流れは、「まだまだやれます」と、更に踏ん張り甲斐のある逆境の人生を運んでいるかもしれません。


つづく



 ありがとうございます。
※本日は中潮。新月週間ですね。



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8 コメント

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コピペです (ヤフー知恵袋の優秀者)
2016-07-06 10:48:24
そもそも理論を組んだマルクスの想定外の形でしか成立しなかった体制ですので…。
マルクスは社会主義・共産主義を「資本主義が発展し、それによって労働者の生活が立ち行かなくなるほどに貧富の差が拡大した社会の次に来る世界」として想定しており、後発工業国において君主制の打倒と先行先進国へのキャッチアップを狙って革命」なんて考えもしてなかったんです。

そしてその「高度に発展した資本主義」体制は19世紀末には誕生しませんでした。二度の大戦を経て富者が社会安定のためにカネを出す「福祉国家」が成立し、それによって貧富の差は労働者の生活が成り立たなくなるような形では出現しなくなったのです。
これによって「後発工業国が革命によって社会主義・共産主義を目指す」路線の敗北が確定しました。元から経済的に立ち遅れていて差は縮まらず、先進資本主義国ではいつまで経っても革命は起こらず、でジリ貧になっていったのです。

結局、何がいけなかったのかといったら人間をバカにしすぎたんですね、あの思想は。社会構造的にいつか必ず富が富を呼び社会安定が失われるという予想の元に成り立つのがマルクス思想なので、その破局を富者たちが回避するために自ら社会に貢献するという道を選んだことで共産主義は存立の基盤を失ったのです。

…で、終わりになれば良かったんですけどね。
昨今の新自由主義経済政策はせっかく回避した「社会が安定しなくなる未来」をまた呼び寄せてしまいつつあります。今はバカにされているマルクスの思想ですが、そのうち再評価される時代、来てしまうかもしれませんね。富者の愚かな独善によって。
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Unknown (まみい)
2016-07-06 11:30:21
子連れ心中事件がありましたね。38歳のママさんは、子供達の教育費用に悲観していたそうです。ご本人と10歳と8歳の幼い命が奪われました。

絶望しない程度に、お金と向き合わないといけませんね。

市役所の相談では明るく話していたそうですが、本当に窮地に立たされた人ほど、明るく振る舞う、と思いませんか???周囲の人が彼女の苦悩に気づいてあげられなかったことが残念でなりません。


まるぞうさん、新章突入って感じですかね?これからも楽しみです(*^-^*)
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森の老人 (Unknown)
2016-07-06 12:39:33
まるぞうさん、いつもありがとうございます。
ご本家での質疑応答を拝読し、あまりにタイムリーでしたので、もし参考になればと思い、この洗脳集団の事について語られた昨日放映のある情報番組の動画を貼ります。
https://m.youtube.com/watch?v=jomPemfUlj8
賛否両論あれど、この作家の方も博識なのでもしご興味があれば観てみて下さい。この洗脳集団については、開始から1時間22分あたりからです。
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同感 (Unknown)
2016-07-06 12:44:26
余裕から来る安心感って確実にお客様に伝わりますね。またその逆もありますが・・・正に磁石のようです。
目に見えない運気を感じながら日々努力であります。
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Unknown (詠夢)
2016-07-06 13:45:37
誤ってずいぶん前の記事にコメントしてしまいましたが(笑)
昨日の記事も大変興味深く拝見させていただきました。ありがとうございます。
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Unknown (Unknown)
2016-07-06 20:03:47
昔から過去にウチでもですが親戚とか、不思議とお金あるうちは人がよく寄り付きますが、ないと寄り付かなくなりますね。
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Unknown (Unknown)
2016-07-06 21:47:32
最近はニュースでも聞きませんが昔から何故か資産家は事件に巻き込まれ易いと思います。先祖代々の受け継がれた土地や豪邸などは元々持っていても、資産家の当の本人も良い人相はしていない人が多いと思います。(先祖や生き残った受け継いだ本人も他人を騙しながらどんどと資産を増やしたのだと思います。)資産=お金は他人の為に為っている方は良い人相だと思います。因みに、一昨日に職場で地元付近の60代の準社員の男性のお宅は倉があると話してましたが人相はけして良くはなかったです。余談ですが、派遣は時給が良いから仕事内容が大変で当たり前だとも言われましたが、この高齢者社会ですがまだまだこのような事を云う輩さんがいると愕然としました。(派遣社員=非雇用社員のリスクを知らない)以前にいた会社のご近所さんなのも納得です。〈from;濡れ衣と寄り合いの田舎体質とW不倫の云々職場でシツコク書き込んだ者です。〉読んで頂いて有難う御座いました。
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※※※※※ (Unknown)
2016-07-07 00:03:52
ピュンピュン丸って、アレですよね・・・(`・ω・)?
ここはちょっと・・・ここで来てくんないと。くそっ、頼まれてないやいっ!。
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