あけぼの

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八丁堀のトークショウ、良かった!

2014-08-26 16:49:55 | アート・文化

Dscf0872 PhotoPlay WITH」というLive Barで山本晋也監督と渡辺俊雄さんのトークショウがあった。高校の後輩、朝妻さんの主宰するあさぶろの初企画、協力してあげたいとの気持ちで出かけたが、期待を遥かに上回る面白さだった。第1回ゲストは上記のお2人。渡辺さんは元アナウンサーで、NHK衛星映画劇場、三代目支配人。淀川長冶さんの後継者と目されている由だがホント、達者なトークだった。「寅さんを語りつくす」というテーマで48の寅さんシリーズから第6作、8作、943作、Etc. 良いシーンを見せながら、支配人と監督が交互に珍奇且つ非凡な解説をなさり、あっという間に時間が過ぎた。「テレビで言えなかった映画のウラ話を聞かせる」とのキャッチフレーズだったが、近頃読み聞きする映画評論とは視点もレベルも異なる話が聞けた。石田あゆみや吉永小百合等、人気女優さんの若き日の姿をたっぷり見せて頂いたのだけでも楽しかったが、やっぱり渥美清の啖呵と人情だ。さくらの結婚式場面など泣いてしまったが大満足。三多摩から八丁堀まで出てくれた仲間も「期待以上だった」と言ってくれたので一安心。渡辺氏も朝妻氏も嘆いていたが、世界の映画先進国で博物館がないのは日本だけだそうだ。「映画が文化として認知されてないという哀しい現実がある。文科省を動かして映画博物館に繋げたい」と両氏は決意で締めくくった。(彩の渦輪)


すぐ再会したい若者たち

2014-08-17 13:50:35 | アート・文化

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1.ハラホリンへ行く途中見た道祖神の傍らで
2.埼玉県の社会科の先生と会った日本人墓地
日本人墓地と好青年たち 20㎞離れた郊外に日本人墓地を訪ねた。広い丘の斜面に慰霊塔があり、第二次大戦でソ連の捕虜となり過酷な使役で死亡した日本人の遺骨1087柱が葬られている。解釈改憲で平和憲法が壊れかけている今、日本の若者がこのように異郷に埋葬されることの無いよう合掌。そこに先客が一人居た。祈りを捧げていた日本人の若者は埼玉県から来た社会科の先生だった。彼は長期休暇を取り地球個人旅を終えるところだった。社会科の先生が世界を見て歩くのは素晴らしいこと、「百聞は一見に如かず」と共鳴しあった。若いうちの苦労は報われる 別の場所でほぼ同年齢のモンゴルの青年にも会った。35歳の社長さん。大学はモンゴルで終え来日、朝日新聞の配達員をしながら言葉を覚え、武蔵野大学で修士号を取得、滞日中は常に睡眠との戦いだったと述懐していた。勿論日本語は流暢、今は従業員3人を抱える旅行会社を経営、若き成功者だが、懐かしさからかASAと着いた朝日新聞従業員のシャツを着ていた。若いうちの苦労・努力は報われる。朝青龍も同年齢、本年9月で35歳になる。ウィキピディアには「評論家、映画俳優、慈善家として多方面に活躍」とある。朝青龍公園を訪問したが、日本風の鳥居が両入口にあり、しっとりした良い公園。彼がこの公園を寄贈してから公共の公園が出来始めたそうだ。彼は孤児院も作っている。後になったが、ハラホリンへの道中、草原に点在するゲルの1つを訪れ、「突然だが中を見せて頂けないか」と頼んだら気持ちよく招じ入れてくれた若夫婦、4WDの運転手も優しい青年で、筆者に「寒かろう」と自分のジャケツを羽織ってくれた。モンゴルの若者たち、有難う!すぐ会いに行きたいと毎日思っている。(彩の渦輪) 3.朝青龍公園の入口の一つ
Dscf0751  Dscn1335_2 4.日本の朝日新聞販売店で新聞配達しつつ武蔵野大学で修士号を取り、今はモンゴルで旅行会社の社長さんだ


今夏も楽しいクラス、素敵な出会いだった!

2014-08-08 13:16:00 | アート・文化

Img_7123  Img_7127  Img_7139 Img_7142 広い講堂のあちこちで7つの10人グループがDiscussion

大学セミナーハウスで毎年実施されるこの教員免許証更新講習は8月と12月、先生方のお休みの時に行われる。筆者は今年も「異文化理解と共生の教育&グローバル教育者に変身!」を受け持った。特に重要な部分はグローバル教育・共生の教育、及び個人のグローバル化。Keywordは「意見表明の重要性」。戦争をせず世界の信頼を得るには、政治家は外交で、われわれは民間交流で、意見表明・発言していかねばならない。具体的教材「文化のカプセル」を使って文化摩擦と異文化理解について学習。後半では「挑戦に適齢期無し:自己の壁、年齢の壁、文化の壁に挑戦」や「目標の重要性」について。鶴竜の父上のJ-Angle記事も資料の1つにし、こちらのKeywordは「目標必達」。今回も参加型にし、「意見表明の難しさ、重要性とその効用」や「魅力ある教師像」のテーマでグループ討議の後、参加者の意見をグループ別にまとめて発表していただいたが、具体的に役立つ意見が多く、素晴らしい発表だった。壁に挑戦し、未来を開こう:人生は壁乗り越える泣き笑い:壁は乗り越えられる、諦めないことが肝要、と、筆者のバックパッカー時の心得、3無(あわてない、当てにしない、諦めない)も紹介。最後は「自己実現と共生活動の交点」。共生活動とは言わば人のための活動だ。交点には両方あるが、自己実現と共生活動両方を実現した(Or 努力中の)人生は素晴らしい。日常の忙しさの中に置き忘れてしまいそうな人生の目標や夢を、せめて新鮮に保つ努力だけでもし続けたいですね。(彩の渦輪)


自悠人の絵出展

2014-07-27 07:44:25 | アート・文化

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Dscf0833Dscf0831 府中美術夫、自悠人の所属する「若葉会」の美術展があった。仲間のみなさんの個性的な絵の前で考えこんだり、その絵からその背景の文化が好きになったり、詩心が伝わり、「かわいい!」と思わず叫んでしまったり、とさまざまなメッセージに情感を揺すられ、良いひと時だった。自悠人の絵は多文化絵画、バックパックの旅で撮ってきた写真を見ながら描いた油絵で、具象と抽象のミックス的な絵が多い。「キャロライン・ケネディー大使の絵は面白い、大使館に寄贈しなさい」とSuggestionされた。自悠人の絵の一部と仲間の絵もちょっとここに紹介してみよう。自悠人はこの美術館が気に入り、何度目かの申年が巡ってくる2年後に個展を開きたいと張り切りだした。(彩の渦輪)

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写真5まで自悠人作 3:キャロライン・ケネディー駐日大使 4:サン・アントニオ

5:ネパールの子どもBy山田さん 6:愛妻橋By藤井さん(90歳)7:嫁入りBy万里小路さん 8:水車By中村さん 9:青柳恵さんの風景展示会のあった府中美術館


紫陽花山で幸せなひととき

2014-07-18 15:25:01 | アート・文化

Dscf0783  Dscn1351 数ある花の中で紫陽花を最も愛する筆者の、ここ数年来の念願だった「南沢あじさい山」(あきる野市深沢)を歩いた。すぐ近くに住む南沢さんが40年ほど前から少しずつ植えて育てたというあじさい山は武蔵五日駅から行く。天を突き平行に林立する杉の根元を埋め尽くす色とりどりの紫陽花。山中の小道もまた紫陽花アヴェニュー。山、丘、谷、一帯が紫陽花で埋まっている。流行のアナベルも重たげに満開の花をぶら下げている。大竹に囲まれたログハウスで食事もし、幸せな半日だった。今回の五日市参りは30年来の友人のお見舞いが主目的だったが、その友人に運転もガイドもしていただいた。この友人も紫陽花大好きだったのだ。相撲も大好きで鶴竜や朝青龍の話題で盛り上がり、おまけにご自宅に招待され、以前大学教官だった旦那様の弁舌を拝聴し、猫ちゃんとも楽しいひと時。300坪のお庭に咲き乱れる、色、サイズ、形、さまざまな紫陽花のお土産までいただき、花束に微笑みかけながら帰宅した。今我が家は家中-玄関、客間、台所、トイレも-無数の紫陽花で溢れている。(彩の渦輪)Dscf0803 Dscf0804 Dscf0816Dscf0824
 

写真5:紫陽花山の持ち主、南沢さんの池 写真6:自悠人の肩に只乗り、猫の鶴(かく)ちゃん