入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「冬」 (43)

2018年12月25日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 年末にかけてかなりの寒波が日本列島を襲うらしい。それで気象予報では今から、注意を呼び掛けている。少しまた大袈裟にも聞こえるが「当たるんだろうね」、と念押しをしたくなる。年の瀬どころか今でも信州の寒さは身に沁みる、応える。

 と、いうような弱音を吐いていたら、O里氏からアラスカがまだロシア領だった時代の文献や情報を囁いてもらった。その昔、アラスカなどという僻遠の地に関心を持ったものの、その知識や体験など実にお寒い限りで、一般の観光客の域を出てない。彼の地に関するきちんとした本など読んだこともなかったから、アラスカの州都がジュノーだと知ったのさえいつのことだったか。
 それでも、この呟きのネタにしようとある1冊の本を探した。ところが、どこにしまい込んでしまったのか見付けることができなかった。その代り星野道夫の本が4冊と"A Journey From Prince of Wales's Fort ナントカカントカ"という長い題名の英語の本が出てきた。ペラペラとページをめくったら驚いたことに、所々に鉛筆で単語の意味を書き込んだりしてあったが、もちろん内容など覚えていない。一体どんなつもりでこんな本を手に入れたのか、今となっては謎でしかない。きっと高い本だったろうに。
 星野の本は4冊のうち同じ本が2冊あった。もっと不思議なことには、これらの本を自分で買った記憶が全くないということだ。ただし、「CARIBOU 極北の旅人」というケース入りの本は、Y勝氏から進呈されたもので間違いない。「写真家が一冊の本をつくるために生きているのなら、僕の場合はこの一冊に違いない」とケースに書いてあるが、刊行された時には彼はすでに亡くなっていた。造本も手が込んでいて、生前の彼のこの本に賭けた意気込みが伝わってくる。いい本だ。彼はあんな死に方をしなければ、今でもアラスカに暮らしていただろうか・・・。

 そう言えば、I上氏は今年の7月だったかアラスカに行くと言って、とりあえずその前に準備やら何やらのためカナダへと旅立った。アラスカに落ち着いたら連絡を寄こすと言っていたが、その後どうしたのだろう。昨冬はそのために入笠で山スキーの体験をしに来て、雪の中で転んだまま起き上がれずにいたが。確か暮れには一度帰ってくるような話だったゾ。

 O里さん、「ロシア領アメリカの土地と人々」のO里訳を楽しみにしています。

 もう思い浮かぶ惹句も尽き・・・、「冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。





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