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プレアデス星団(上)とウイルタネン彗星 Photo by かんと氏
上の2枚は一昨日の夜、まだ雪雲の出てこないうちの撮影である。ペルセウス座の撮影時には後半薄い雲が出たらしく、その影響が出たとはかんと氏の説明。そして昨夜から今朝にかけて、今回かんとさんが狙ったのは「ふたご座流星群」、気温マイナス20度近い極寒の夜空を、何百という閃光が次々と闇を切り裂くように流れたそうだ。撮影条件は文句なしで「朝の5時まで」続いたのだとか。後日、その映像はここに掲載させてもらうので、お楽しみに。
一昨夜は上に泊まり、観測の難しいウイルタネン彗星はかんとさんに助けられ、双眼鏡でやっと確認できた。もちろん、プレアデスも寒さに震えながら、幾つもの神秘な光の集団を崇めるように眺めた。で、昨夜、軟弱者は食料も尽きたので里に下り、一人鍋を作り、それを食しつつ小酌し、代わり映えのしない夜に眠った。
そしてきょう、また戸締りやなんやかんやで上に行った。ちょうどF枝さんが新調したばかりの登山靴の調子を見がてら入笠山経由で牧場まで足を伸ばし、待っていてくれた。山梨に山荘を設け夫婦で暮らすようになって、野菜作りに励んだことは聞いていたが今回は、干し柿を作ったからと持って来てくれた。柔らかく、程よい加減に粉(こ)が吹いていた。柔らかいのは、毎朝丹念に揉んだからだそうだ。
それまで履いていたという彼女の冬用の二重靴は、以前に愛用していた二重靴と工房が偶々同じであり、それを知って彼女の山のことが少しは分かった。小柄な体躯にいっぱい、強い力と意志が詰まっているのだろう。
沢入りに下るというF枝さんを入笠湿原まで送り、帰り腹が減ったのでマナスル山荘に立ち寄った。ここはいつものように盛況だった。
O里さん、写真は東部支所経由で確かに落手しました。いい写真ですね。つい、懐かしいスプルースの森を連想してしまいました。どこに飾るか思案中です。希望があれば、教えてください。
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