急に思い立って上まで行ってきた。写真のように、貴婦人の丘を少し行ったところで、鹿の一群が小さな雪庇を超えようとしてもがいてる様子を目撃した。すでに大方の群れは何とか上に出たが、このしんがりの2頭だけが逃げもせず、しばらくこちらを窺っていた。鹿は雪に弱いとか、寒くなれば山を下りるとかよく言われるが、どっこい、彼らはしたたかだ。ここだけでなく、大沢山にも30頭くらいの群れが出ていた。雪をどけて、その下の草を食べているのだ。ただ警戒心はなかなかのもので、ゲートを解放してある大型の囲い罠の中だけは、鹿の足跡が皆無だった。
問い合わせなどがあり、道路状況を知りたくて上がったのだが、雪道を経験していればまず車で大丈夫だと思う。20日からの飛び石3連休までには、大雪でも降らないかぎり、さらに状況は良くなるはずだ。23日には予約が入っているが、それ以外ではかんと氏とTBI氏だけなので、エキストラルームを含めまだ余裕がある。
上の写真は「大曲り」の道路状況。左手に上っていけば登山口、下っていけば二俣に出て、さらに左手道なりに進めば牧場の管理棟や山小屋「農協ハウス」が右手に見えてくる。今日の状況とよく似た同じ雪道を、夜間一人で歩いたことがあるが、月の光に洗われた森の中のなんとも幻想的な雰囲気は、この写真では残念ながら伝わらない。
こんな感じで見えてくる。山小屋「農協ハウス」は右手に見えなければいけないが、ブッシュに遮られている。
そんなわけで、山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、11月17日、12月5日のブログをご覧ください。
帰りはマナスル山荘本館に立ち寄り、美味いビーフシチューを食べて帰ってきた。大満足!
予定を変えて、出来の悪いPHを飛び入りさせていただきましたが、引き続き「Ume氏の入笠」、「入笠牧場の星夜」両シリーズとも、ご期待ください。