入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

入笠牧場の星夜、その魅力と実力 (4)

2014年12月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

        M45「すばる」                                            Photo by TBI氏

 あと1時間したら、あと30分したら・・・、そう自分に言い聞かせながら、読み出した本から目が離せないでいた。そして、ついにまったく残り時間の余裕がなくなり、ようやくこのブログに取り掛かった。
 村にある古いお堂の役を仰せつかっているが、何しろ牧場の仕事が続く間は葬式さえも欠礼するような始末で、ために大方のことは他の二人の長老に任せっぱなしできた。で、一度粗餐ではあっても一席設けて、お詫びやら慰労やらをさせていただきたいと話していたが、それが今夜になったというわけだ。まずはその準備をする前に、ブログを片付けてしまおうと段取りを決めていたはいいが、怪しくなってきた。
 
 実は今日は、こんな美しいTBI氏の天体写真とはいささか無縁の、今年最後の毒を吐かせてもらおうと思っていた。
 「賛否の中牛乳なし給食」の大きな見出しは12月2日の毎日新聞。新潟市三条市の教育委員会は「ご飯を中心におかずを食べる正しい和食の知識をつけてほしい」という考えに立ち、市立の全小中学校で牛乳を給食から試験的にはずすことにしたという。米どころ新潟の完全米飯給食には、牛乳は合わないという保護者からの異議があったとも書いている。
 別に牛守を生業にしているからというわけではない。が、それにしても、「正しい和食の知識」とは言いも言ったりだ。巷には冷凍食品やスナック菓子が溢れ、化学調味料が幅をきかせたこのご時世に、ちゃんとだし汁さえひけない奥様方が増える中、正しい和食の知識を小中学生に教えれば、それでどうだというのだろう。児童生徒が「正しい和食の知識」を親たちに教える、わけでもあるまいに。
 教育方法もちゃんとせず、それを教える教師もいないのに、小学校から英語教育をやることに決めたこともそうだ。一体どこの暇人がこういうことを考え、決めるのだろう。
 牛乳を飲んで下痢する児童生徒がいるせいもあろう。そういう子供には、ヨーグルトという方法もある。また英語など中学からやれば十分で、その知識を必要があれば磨き、発展させれば足りるだろう。
 確かに教育の目的の一つに英才の発見・教育もあるだろうから難解な数学や、物理はその点では良いツールかも知れない。しかし、一握りの語学のできる生徒のために、小学校から外国語を習わせようとするのは時間と費用の無駄遣いになりはしまいか。
 またもしも健康上の問題や、もっと他のことをすべき時に、中途半端な外国語学習による弊害が問われるようになったら、一体誰がどのように責任を取るのだろう。

 どうも牛の話から、我を忘れて・・・。このくらいで止めます。ご無礼しました。

 山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、11月17日のブログをご覧ください。また、12月5日、9日のブログも参考にしてください。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする