
NGC202「燃える木」とIC434「馬頭星雲」 Photo by TBI氏
昨日の2日大西洋東部のカナリア諸島において、幻の流星群と呼ばれていた「ほうおう座流星群」が58年振りに観測されたと報ずる、今朝の毎日新聞の記事を目にした。「国立天文台などのチームが予測し、当時隊員だった中村純二東大名誉教授(91)らと共に現地に出向き観測した」とある。
この記事にある中村先生とは、第1次南極観測の隊員として大変なご苦労をされた方だが、観測船「宗谷」に乗り込み目的地の南極へ向かう途次、船上で偶々この流星群に出くわしたのだそうだ。先生は何度か入笠牧場へ婦人を伴われて、東大山岳部OBの方々と共に訪れてくれた。この幻の流星群のことも、先生が参加された第1次南極観測の話も直接お聞きしたし、また懇切な手紙と共にその資料まで送っていただいた。大病を患われたとうかがっていたが、91歳という高齢を押してまで、カナリア諸島などという遠方へ出掛けられた先生の熱意に敬服し、感動した。
かんと氏の天体写真に加え、今日はTBI氏の作品をアップさせてもらうことができた。また予定を変え、五日振りに入笠へも行った。Umes氏とも電話で話せたし、TDS君も久しぶりに家に来てくれた。その辺りのことについては書くべきことも多々あるが、今日は控えておきたい。
山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、11月17日のブログをご覧ください。
12月の20日から始まる飛び石連休は新月を挟みます。暖かくして、お待ちします。ぜひお出かけください。