石匠風間ブログ!

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夏への扉

2004-07-05 | 雑記
すっかり間が開いてしまったが、書く事がなくなったわけじゃない、逆に書きたいことが山ほどあるのにPCの前にいる時間が取れない。というのは大げさかな、ただ、昼の時間の長さが労働時間の長さを生みそこから普段以上の疲労を生み、という具合に夏がぼくからPCタイムを奪っているといっても過言ではなかろう。

表題の『夏への扉』はロバート・A・ハインラインの小説で、叙情的なタイトルとは裏腹にスリリングな展開のSF物語。とても面白いのでSFが好きな人にはお勧めします。って、その「夏への扉」とあまり関係ないんだけど、事務所の前の芝生がジャングルみたいに伸びに伸びきって、ああ、真夏なんだなあ、と感じたわけなのです。

さっそくホームセンターで芝刈り機を買って刈り込むことにした。うちの場合狭くて所々に石像物が置いてあるので、小回りの利く小さいやつを買った。それでちょっとづつ芝生を刈り込んでいく。これがとても心地よい。以前せがれの頭をバリカンで刈ってやったことがあるが、そのときに感じた爽快感を思い出した。
もう暗くなるからここら辺でやめようとしながら、なかなかやめられない。ちょっとづつ周りと背を合わせて刈っていく、この過程がもう最高。

ぼくの使っているのは2枚の刃が閉まったり開いたりする芝刈り機というより電動はさみという感じのハンディなやつで持っていると段々手がしびれてくる。もうちょっとしっかりしたのを買うべきだったかなと思い始めながらもやめるきっかけがつかめない。

そんな風にやめられないでいたら、向かいのうちの旦那さんが「そんな小さい芝刈り機じゃ終わらないよ、これ使いなよ」と貸してくれたのは、いかにも芝刈り機の典型といった感じのカッターからハンドルまでが長くてウイ~ンってすごく合理的なノイズを放つ優等生的逸品。
使ったら居間までの10倍くらいの効率であっという間に刈り終わった。

感覚としては、それまで刀で一人づつやっつけていたのを大型爆弾で大量爆殺したあとみたい。とても合理的で楽なのだけどやりがいが無い。ハンディ君がもたらした爽快感はそこには無かった。

こんな日常の一こまに何か大きな教訓あるいは哲学が隠されていそうだなと思ったが、疲れていたのでさっさと帰って寝た。