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超ヒモ理論

2003-12-12 | 科学
しつこく物理学のコラムを書き続けよう。「超ヒモ理論」をご存知だろうか?これはまだ仮設の段階を出ておらずきわめて先鋭的な物理理論である。前々から興味はあったがうまく説明できそうに無いので書かないできた。とある地方紙のコラムでこの理論に関する文書を見つけたので引用する。

この宇宙は「ひも」のかたまりからできているのだそうだ。というより時空はひもで編んだ織物のようなものだという。「ひも」でできているから非常に小さく丸めこむことができる。あの宇宙だってポケットにおさまるような話らしい▼この超ひも理論について書いた『エレガントな宇宙』(草思社)という本が書店に平積みされている。アメリカでは四十万部も売れたという。▼「ひもで編んだ織物のような」といってもそれは私たちがなれ親しんでいる三次元の話ではない。一〇次元の世界においてのことで、凡庸な頭脳では理解するのは困難だが、それでも「ひものかたまりのような」と言われると確かに宇宙がエレガントに見えてくる。


比較的わかりやすくまとめられていたので引用したが(はしょりながら)、それでも10次元なんて想像できる人がいるのか?学者っていうのはちょっと常識離れした発想をしていることが垣間見られる。

いずれにせよこの「超ヒモ理論」がもてはやされるのは突飛さからではなく、その理屈で行くと様々な物理上の疑問点を説明できるからだそうだ。まあ、究極の微粒子がヒモ状だったとして、だからなんなんだと言う話ではある。


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