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ジャック・バウアーは忙しい

2006-09-20 | テレビ・映画・芸能
アメリカのTVドラマ『24(twentyfour)』を見終わった。最近では同作品のシーズン5のDVDのコマーシャルがやっているがまあ、よくある冒険活劇だ。
題名どおり24時間の話で、1話1時間、24話まである。夜中0時から次の日の0時まで休まず眠らず動き続ける。このドラマの実験的な部分はリアルタイムにあわせてストーリーが進行すること。つまり、あいだのCMの時間を忠実にドラマ内の時間と合わせる。放映中やたらとデジタル時計が写って、話の終わりは必ず59分59秒→00分00秒ってなる。

舞台はカリフォルニア州、初の黒人大統領候補の暗殺計画をつかんだCTU(テロ対策ユニット)とそこのチーフ、ジャック・バウアーが主人公。
金もあり周到な計画を用意したテロリスト犯を相手に休む暇がない、見てるほうがどっと疲れる。

全話見終わるのに2週間くらいかかったのに、ドラマの中では24時間しか経ってないのだ。実際には1週間で2話ずつ収録したらしいが、6話くらいまで同じ服着てるのも大変だったろうなあ。

本当は組織のリーダーだからデスクに座って命令を下していればいいのだろうが、ジャックは違う。っつーかこれはストーリーによるものだが、最初から落ち着く暇はない。毎回ぎりぎりのピンチを迎えてスーパープレイを繰り返して機転を利かせて乗り越える。

こんな疲れるドラマは見たことがない。それなのに、次の話が待ちきれなくなる点もすごい。要するに見始めると中毒症状を起こす。
なんかこの感覚、以前もあったような、、、と、思い返してたら、そう、シドニィ・シェルダンだ。あれも中毒になった。とすると、あれといっしょで忘れちゃうのも早そうだ。

とはいえ、もうすでにシーズン2が見たくて仕方ないのが悔しい。
ちなみに、登場人物中、黒人大統領候補役の俳優がすばらしい。ものすごく味がある。