石匠風間ブログ!

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駒沢苫小牧の事件

2005-08-28 | 社会・出来事
第5回をむかえた「深谷西小パパさん会 学校で親子キャンプ」も無事に終わった。
これが終わると夏も終わりだなと、つくづく感じ入る。相変わらずのキャンプファイアー、肝試しと、マンネリ化した企画ながら、これはこれでよいのかなと思える地味だけどよい企画です。

駒苫の暴力事件が取りざたされている。最初校長の記者会見を聞いた限りでは「バカな親がいるもんだ」くらいに指導者側を是としたが、その後被害生徒の親がインタビューに応じ聞いてみると、どうも違う。
30分近くうじうじと殴ったりけったりを続け「この高校に入れなくしてやろうか」などの脅迫行為に及んだというのは、これはもう常軌を逸している。

部活で指導者が生徒に体罰を加えるとマスコミが過剰な反応をして本当はよい教師が失職に追いやられる例も多かった。現在の教育現場における「体罰絶対禁止」は現状としてはどうなのだろう。多くの人は「先生がもっと厳しくすべきだ」「時には体罰が必要だ」という意見ばかり聞く。もちろんケースバイケースで判断も違うし、身内だと理性より感情に走ることもあろう。
でも、相対的判断では「体罰禁止」は行き過ぎた禁止令になっているように思う。それを後押しするマスコミは時流に取り残されているようだ。

さて、この駒苫高校のケースは「指導者による体罰」ではない気がする。もしかしたら変質者による変態行為に近いのじゃないか?
気をつけなくてはいけないのは情報が少ないこと。保護者の意見・校長の意見という二方向から判断するしかない状況で、真実はどうなのかを安易に判定できない。

校長は学校を守るべく、保護者は息子を守るべく動くのだから意見は食い違うのだろう。だが、保護者の意見の後学校が間違いを認めている以上保護者側にアドバンテージを見ることになる。

保護者にしても、間違えばこれから苫小牧で暮らしていきづらい状況に落とし入れられるリスクを背負って糾弾したのだろう。それとも最初から金目当ての行為だったのか?和解が成立したそうだがその背景に金が動いたのかどうか?
真実は闇の中、そして時間とともに忘れ去られる・・・

巻き込まれた生徒達だけが心に傷を残すのみ。