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ミステリーサークル

2002-04-16 | 科学
皆さん「ミステリーサークル」ってご存知ですか?初耳の人のためにできるだけ噛み砕いて説明します。
左の画像がいわゆるミステリーサークルで、主にイギリスで発見されています。イギリスでは確か「クロップサークル」とか呼ばれてます。
麦畑などの稲が押し倒されて作られてます。左の図では白い部分です。大きさは様々ですが数十メートルから中には数百メートルのものもあります。
で、何がミステリーなのかというと、

1、一夜にして現れる(短時間で作られる)ほとんど目撃者がいない

2、巨大で複雑なデザインと出来上がりの精密度 稲がただ押し倒されてるのでなく、正確に編みこまれている

3、押し倒された稲穂あたりの磁場が変化し、倒れていながら良く育つ 途中から折られてるのでなくきれいに湾曲している
この3点が主だと思います。

これに対して以下のような推論が有名です。
1.宇宙人説
  UFOの目撃情報が多く、「宇宙人の仕業だ」という意見が多いのですが、ちょっと乱暴な結論付けですね。何らかのメッセージと考えるには脈絡が無さ過ぎ。
2.自然現象説
  かつて大槻教授が「プラズマ説」を唱えましたが、その後現場視察した教授はそのあまりの精密さから「自然現象ではありえない」と、180度  反対の意見を述べました。それからは自然現象説を支持する人は少ないです。
3.人間によるイタズラ説
  これが今現在最も有力かも。実際に「私たちがやりました」と訴え出る人が後を立たず、サークル作りの愛好会のようなものまであるそうです。
  でもなんか納得いかないんだけど。イタズラって言ったって、他人の畑に労力をかけてこれだけの精緻なサークルを作る意義があるのか?
  それと、磁場の問題や発育の問題など、完璧とは言いがたいですね。

ヤフー掲示板の中にミステリーサークルについてのトピックスがあり、その中では完全にイタズラ説と未知の生物説に分かれて激しいバトルを展開してました。
これを踏まえてのぼくの意見ですが、UFO説というのは「そうだったらいいのにな」くらいには思いますが、現実味に欠けると思ってます。複雑なデザインというけれど、よく見ると基本的には円の大小の連続ばかりだし。某TV番組で「作られるところをビデオ録画」したり、その他様々なオカルティっクな要素を強調してたけれど、いんちき番組であることがかなり濃厚らしい。
といってもイタズラ説も上に書いたとおりで、いまいち腑に落ちない。自然現象説は無理がある。となると、新たな推論を望むより他に選択肢が無いわけです。

というわけで、今後もミステリーサークルについて追いかけていきますのでよろしく。