月曜日から5日間連続の学校公演に出勤しております。たまたま最初の2日間は東京に近い地域だったため、日帰りでそれぞれの学校に通ったのですが、明日から3日間は宿泊しながらの旅公演になります。
その日帰りの2日目の今日は埼玉県・行田市(ぎょうだし)の小学校での公演でした。行田市は、なんと「埼玉県」の名前の由来、と言われている市でして、市の南にある「埼玉地区」(さきたまちく)には多くの古墳が残り、古墳が集まった地域は巨大な公園として整備されています。
その公園…「さきたま古墳公園」には、稲荷山・丸墓山・二子山・将軍山・瓦塚・鉄砲山・奥の山・中の山・愛宕山の、じつに9つもの古墳群をかかえていて、最大の二子山古墳は全長138mもあって、これは旧・武蔵国の中でも最大の前方後円墳であるほか、直径105mを誇る丸墓山古墳は日本最大の円墳なんですって。
そのうえ稲荷山古墳から発見された副葬品の中には金字が象嵌された鉄剣や馬の甲冑など、とんでもない珍しい品があって、これらは一括してすべて国宝となって展示室で見ることができます。また将軍山古墳には後円部を半分切り取ったような展示室があって、実際の古墳の内部に埋葬当時そのままの状態を復元してあったり…ともかく興味の尽きない史跡公園です。
ぬえがこの公園に初めて行ったのは、やはりこの近くで開かれた公演の帰りだったと思いますが、巨大な古墳があちこちにある光景に驚いて、しばらくしてから家族でここを訪れました。公園としてもかなり広い規模がありますから家族連れで遊ぶにも十分楽しめますし、いくつかの古墳は頂上に登れるようになっていたりして…これも面白いことですね~
それから、この古墳公園のすぐそばには「行田蓮」と呼ばれる古代蓮を保護育成している公園「古代蓮の里」があります。「行田蓮」は、公共工事で土を掘り返したあとにできた池になぜか咲き乱れた蓮を調べたところ、原始的な特徴を持つ古代蓮だということがわかった、という経緯がある蓮で…つまりそれまで地中に埋もれていた古代の蓮の種子が、工事によって蘇った(!)のですね。これは古墳とはまったく無関係のストーリーであるわけですが、それらが たまたま同じ時期、同じ場所のものだった(!)という事になり、なんとも不思議な気持ちになります。
この日の学校公演ではまたまた子どもたちの元気な様子や率直な反応、活発な質疑応答が楽しかったですが、こういう歴史の深い場所で暮らす彼らが、どんな夢を持って生きるのか知りたいな~。なんと、今日公演をした小学校の隣にも古墳がありました(!) そうして、この日も公園のあとにこの古墳公園に足を運んだ ぬえは、だだっ広い芝生の公園を散歩したり話し合ったりする中学生? を何組も見かけました。
ようやく日も暮れかかった頃、公園の中で一番高い場所…丸墓山古墳の頂上に登ってみると、とても夜景が奇麗でした。
さあ、そろそろ帰ろうかな、と思ったとき、あ、ぬえが登ってきたのとは反対の方向にもうひとつ作られている坂道を上って誰かが頂上に登ってきました。ああ、これはちょうど良いタイミングで、ぬえはこの方に邪魔にならないように そっと古墳から下りようとしたら…「あれ? ぬえ君?」「え…○○先輩…?」 二人一緒に「どうしたの??」
つい先ほどまで学校公演の能の地謡としてご一緒に参加していた先輩でした(!) 埼玉県内に在住する先輩は、この公園の、この古墳の頂上がずっと好きなのだそうで、なんだか ある種のパワースポットのようなものを感じるのだと仰っていました。そんな事もあってここにはよく訪れるのだそうで、今日はその近くの小学校での公演とあって、終了後に ぬえと同じくこの場所を訪れたのでした。こんなこともあるのねえ。
その日帰りの2日目の今日は埼玉県・行田市(ぎょうだし)の小学校での公演でした。行田市は、なんと「埼玉県」の名前の由来、と言われている市でして、市の南にある「埼玉地区」(さきたまちく)には多くの古墳が残り、古墳が集まった地域は巨大な公園として整備されています。
その公園…「さきたま古墳公園」には、稲荷山・丸墓山・二子山・将軍山・瓦塚・鉄砲山・奥の山・中の山・愛宕山の、じつに9つもの古墳群をかかえていて、最大の二子山古墳は全長138mもあって、これは旧・武蔵国の中でも最大の前方後円墳であるほか、直径105mを誇る丸墓山古墳は日本最大の円墳なんですって。
そのうえ稲荷山古墳から発見された副葬品の中には金字が象嵌された鉄剣や馬の甲冑など、とんでもない珍しい品があって、これらは一括してすべて国宝となって展示室で見ることができます。また将軍山古墳には後円部を半分切り取ったような展示室があって、実際の古墳の内部に埋葬当時そのままの状態を復元してあったり…ともかく興味の尽きない史跡公園です。
ぬえがこの公園に初めて行ったのは、やはりこの近くで開かれた公演の帰りだったと思いますが、巨大な古墳があちこちにある光景に驚いて、しばらくしてから家族でここを訪れました。公園としてもかなり広い規模がありますから家族連れで遊ぶにも十分楽しめますし、いくつかの古墳は頂上に登れるようになっていたりして…これも面白いことですね~
それから、この古墳公園のすぐそばには「行田蓮」と呼ばれる古代蓮を保護育成している公園「古代蓮の里」があります。「行田蓮」は、公共工事で土を掘り返したあとにできた池になぜか咲き乱れた蓮を調べたところ、原始的な特徴を持つ古代蓮だということがわかった、という経緯がある蓮で…つまりそれまで地中に埋もれていた古代の蓮の種子が、工事によって蘇った(!)のですね。これは古墳とはまったく無関係のストーリーであるわけですが、それらが たまたま同じ時期、同じ場所のものだった(!)という事になり、なんとも不思議な気持ちになります。
この日の学校公演ではまたまた子どもたちの元気な様子や率直な反応、活発な質疑応答が楽しかったですが、こういう歴史の深い場所で暮らす彼らが、どんな夢を持って生きるのか知りたいな~。なんと、今日公演をした小学校の隣にも古墳がありました(!) そうして、この日も公園のあとにこの古墳公園に足を運んだ ぬえは、だだっ広い芝生の公園を散歩したり話し合ったりする中学生? を何組も見かけました。
ようやく日も暮れかかった頃、公園の中で一番高い場所…丸墓山古墳の頂上に登ってみると、とても夜景が奇麗でした。
さあ、そろそろ帰ろうかな、と思ったとき、あ、ぬえが登ってきたのとは反対の方向にもうひとつ作られている坂道を上って誰かが頂上に登ってきました。ああ、これはちょうど良いタイミングで、ぬえはこの方に邪魔にならないように そっと古墳から下りようとしたら…「あれ? ぬえ君?」「え…○○先輩…?」 二人一緒に「どうしたの??」
つい先ほどまで学校公演の能の地謡としてご一緒に参加していた先輩でした(!) 埼玉県内に在住する先輩は、この公園の、この古墳の頂上がずっと好きなのだそうで、なんだか ある種のパワースポットのようなものを感じるのだと仰っていました。そんな事もあってここにはよく訪れるのだそうで、今日はその近くの小学校での公演とあって、終了後に ぬえと同じくこの場所を訪れたのでした。こんなこともあるのねえ。