あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の季節~トックリキワタの4月~国道330を散策・手を挙げないとバスは停まらない。

2014年04月11日 16時49分03秒 | Weblog
 今年の季節の替わり目ははっきりしない。
数日前まで冬に逆戻りの日が続いた。一変して、昨日、今日などはのどかな晴れが続いている。
昨日は久し振りに歩こうという気になった。
 3週間ほど前、那覇に向かう車窓からトックリキワタの枝に実が下がっていたのを思い出した。
そろそろ落果しているのではないかと330号線のトックリキワタの並木を歩いてみることにした。


 一本の栴檀の木に花がいっぱい咲いていた。
見慣れた栴檀が近くに数本ある。今年は花が少ないと感じていたが元気な木をみてなぜかほっとした。



 330号線(通称バイパス)を見下ろす陸橋からみたトックリキワタの並木。
心なしか木の姿はやせ細ってみえる。
この辺りの木々は元々小さいが、更に南下すると大きくなる。
不揃いなのは沖縄の気候が合ってないのか、或いは台風の影響だろうか。



 いつもより昨年は花が少なかった。
今年は枯れ木同然に実もつけてなく新芽も出ていない木が多いことに気付いた。
 木の根元を注意深く落果した実を探しながら南下する。
大平から古島までの2kmはトックリキワタの並木が両側に続く。
昨秋、花を咲かせ実をつけた木は芽吹いていない。



 昨年、花を咲かせなかった木々はこのように若葉が元気良く覆っている。
このような木は、きっと今年の秋は花を枝いっぱいにつけるだろう。たのしみだ。



 1kmも歩いたところで葉の生い茂った枝に実が下がっているのを発見した。
自分なりに整理していた理屈が吹っ飛んだ。
実をつけたまま葉が出ることはない、と信じていた。
それから、1km余りトックリキワタの並木が途絶えるところまで確認したが、実と葉を繁らせた木はこれだけであった。
反対側の並木も確認したかったが、きょうは左側だけにした。
というのも、落下した実がひとつも発見できなかったから、後日、反対車線の並木を歩くことにしたからである。



 トックリキワタの幹や枝にはこのように棘がある。まるでサボテンのようだ。
トックリキワタの名前の由来であろうと思われる実を撮りたかったのだが。
 インターネットにいい写真があった。ここをクリックされたい


国道330号線 大平インターから南へ2km付近までがトックリキワタの並木道




<余談>

 帰路、途中からバスに乗った。
バス停にこのような表示をみつけた。
思わず、吹き出した。
 沖縄ではバス停であれ、乗るときには手を挙げなければバスは停まらない。
沖縄に来た頃、バス停で待っていてもバスはどんどん通り過ぎてゆく。
バス停を間違ったかとうろたえたものだった。
老人や県外者は困るだろうな、と腹を立てたものだ。
ようやく、こうした動きが出たかとほっとすると同時に、旅行者や県外から来た人たちが見たら驚くだろう。
なんだかおかしくもあり、悲しくもなった。
よくぞこうした表示をしてくれたと経営者の勇気を褒めたい気もした。
定着するまでどれほどの時が必要なのだろうか。


4月15日。反対車線側のトックリキワタを見に行って数本の身が弾けた木を見つけることができたので追加登録する。






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