あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の季節 ~ トックリキワタの美しい季節 ~ ひとの姿は心の鏡

2019年11月24日 15時10分59秒 | Weblog
 一ヶ月ほど前から近所のトックリキワタの花が咲き始めていた。
昨年よりも花が多く、色も鮮やかできれいだ。
 11月12日、那覇に行く用事も出来たので、浦添バイパス(国道330号線)のトックリキワタの並木を歩いてみようと思い立った。
この日は朝から天気が良かった。
2時間ほどの散歩がてらの時間を、15時頃くらいに出掛けようと決めていた。
14時半過ぎになったので外に出ると太陽が照りつけてくる。
暑い。
急ぐこともあるまいと、西に太陽が傾き始める前、16時から出ようと予定を変えた。
 グズグズしていたら、バイパスの入り口大平陸橋に着いたのが16時50分。
先ずは、陸橋の上から、バイパスの歩道のトックリキワタ。
この歩道を右(南)へ進む。
陸橋を渡り、右折して坂道を国道330号に向かって下る。


 この辺りにも両方の歩道にトックリキワタがあったが、今は植え替えたのか数本の若木があるだけだ。
降りた先に2本のトックリキワタがあった。
絵にならないなと思いながら撮った。
最終的には、この日のトックリキワタはこれ一枚になった。


 10分ほど南へ下る。
小湾川の橋にかかる。
橋の欄干から覗き込むと暗い川面が見えた。
私の目には大きな溝にしか見えないが、1キロほど下ると大き目の小川になる。
陰った太陽がなかなか顔を出さない。
西南の空を見上げると、黒い厚い雲に隠れている。
雲が太陽を追っかけているようだ。



 反対側の歩道に出ないと逆光になると思ったが、330号線を渡るには陸橋しかない。
この坂をのぼり切ったところまで500メートルほど先に行かないと陸橋はない。
左の高台に球陽高校の校舎が夕陽に照り返されているのが見えた。
陸橋の階段を上る。
陸橋の上に立ったが、下の330号線は暗い。
陽は西に傾き始めて、建物の陰になってしまったのである。
 今歩いてきた北の方面。無修正。


 少し明るく修正した。
なんとかトックリキワタの桜色がわかる。



 これから步こうする南の方面。
更に建物が高くなるから暗い。無修正。


 修正してみた。


 これでは満開のあのトックリキワタを観ても仕方がなかろうと諦めた。
那覇に行くべく緩やかな坂になった道をバス通りのパイプラインに向かった。
途中、岩に鎮座するシーサーを見つけた。

全画像はクリックで拡大します


 バス停「小湾」までは10分とかからなかった。
数年前まで、この近くに友人が住んでいた。
沖縄本島を南や北とよくドライブに誘ってくれたものだ。
カラオケも上手かったが、駄洒落もよく云った。
その洒落がひどく、見かねて嗜めたこともあった。。
今は本島中部に引っ越してしまった。
彼と何度か行ったことのある居酒屋の提灯に日が灯っていた。
懐かしむ間もなくバスが来た。
 那覇バスセンターで降りて、久し振りに「梵」の扉を明けた。
バスの道中でみた、ふたりの婦人の心温まる行動を話した。
「トックリキワタの目的は果たせなかったが、又、行こうと思っている。
それ以上に素晴らしいものをみたよ」
バス乗車中にみた、目の不自由な青年とふたりの婦人のあれこれを一部始終を話した。
「いい話ね。私もそういう場面に出会せても一歩が踏み出せないのよね」
と頻りに感心していた。

 久し振りの梵のしゃぶしゃぶも酒も美味かった。

余録
 「ふたりの婦人の行動」とはこうである。
一人の婦人が、目の不自由な青年を、バスに乗せるまで手助する場面。
いまひとりの婦人は、青年が下車しようとしてよろけた瞬間、青年の腕を掴み、
無事に下車するまで腕を取り降ろした。そうして、青年をいつまでも見送っていた光景。
表題にあるように、ふたりの婦人の爽やかな行動、その立ち居振る舞いが自然で爽やかであったこと。
ブログではその一部始終を紹介したが、途中ブログに不具合が生じ、ほとんど消失してしまった。
主題のトックリキワタだけ、記憶を頼りに復元した。

 「ブログ消失の原因」
 goo担当と話したが原因は掴めない。
現象はこうである。
11月24日夕刻、当表題のブログをアップした。
11月25日コメント欄に一番目の画像が表示されていないと指摘があった。
アップ前に確認したつもりだったが、どうしたことか、一枚目の画像はアップされていなかった。
別窓で編集画面を開き、当該画像の「センター」「拡大表示」も全部削除した。
そして新たに画像、センターそして拡大表示作業を終了して公開した。
ところが、最後のコメントに「ブログが壊れている」とメッセージがあった。
慌ててスクロールしてみると修正した一枚目の画像以降、いくつかの文字を残して
すべてが消えていたのである。
goo担当窓口と何度か質問を繰り返したが、消えた記事は表示すらできなかった。
 拡大作業を続けているとタグが妙な具合になり、表示がおかしくなることは度々あった。
特に、拡大表示作業は念入りに行なった。
今までと違ったやり方をしたのは、ブログ画面を閉じずに編集、公開をしたことである。

 再アップに当たっては、青年との場面は割愛した。
修正投稿:2019年11月26日 16:49


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