あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の風景 ~ 牧港川の6月中旬 ~ 川岸の花々(感潮域)

2018年07月12日 17時35分47秒 | Weblog
 牧港川は浦添市の西海岸に流れ込む川である。
パイプライン通り(251号線)の橋上から撮った上流方向。
これから先はどうなっているかわからない。道がないのである。
小さな物体が茂みに勢いよく突っ込む姿を見るが「鳥らしい」とは思うが正体は分からない。
いつかは確かめてみようと思いつつ10年近くが過ぎた。



 中心点の近くに通う歯医者がある。歯医者に行く度、帰りは牧港川沿いを歩く。
自宅からパイプライン通りを歩いても歯医者まで35分ほど。気分が良い日は歩く。
 帰り道は激戦地で有名な前田高地に連なる浦添高地という丘を超えねばならない。
周囲には家々が建ち、車の往来がはげしいので「丘」のイメージはない。
ジェットコースターと異名があるほど上り下りのはげしい道だ。
行きは下りが多いが、帰りは上りになるから、遠回りして牧港川沿いをバス停まで歩くことにしている。


 中心点から下流方向。
この右岸を牧港川第二橋(コーポおきなわの前)まで歩く。大凡、800mくらいだろう。
右岸の木々はイッペー。桜が終わった2月下旬頃からは黄色の花が咲き始める。
 この時は干潮で、しかも梅雨というのに雨が降らず、水流が少ない。
目を凝らすと小魚の群れがあちこちに見える。
数年前にみた川面を矢のように飛んでいった水色の物体は「カワセミ」だと信じている。
だが、その後カワセミらしき姿を見たことはない。

牧港川




 6月中旬、浦添高地の背に当たるところでバスを降り、下りを歩いて歯医者に行った。
帰りは牧港川の土手を歩いた。
その時の写真を掲載している。
この日も薄曇りで梅雨の終わり時期だというのに雨は降らない。
 立て看板によると植えた木の種類は3~4種だったと記憶しているが、今はその看板もない。
誰が植えたのだろうか、今は種々雑多な木や花がある。

 イッペーの実。毎年3月には黄色の花でたのしませてくれる。


 バナナ。ずいぶん大きくなった。


 ギンネム。今頃は白い花がたくさん咲いているだろう。


 カンナ。年中みられるような気がするが、やはり夏のカンナが美しい。


 月桃。


 花の名前はわからない。



 対岸の向こうを走る車道のゆうなの並木を見つけた。
ゆうなの花には思い出が溢れるほどある。
特に「ゆうなの花」の歌は好きだ。




<余談>
 この記事を書き終えて、牧港川の事を調べていたらいろいろなことがわかった。
数年前、この川沿いを歩いていたら、青色の小さな小鳥らしきものが弾丸のように一直線に川面を飛んで行った。
カワセミじゃないかと推察したが、見たことはないので自信がなかった。兎に角、飛び去るのが速かった。
牧港川にはカワセミがいるという、浦添市のホームページでみた。
「セイタカシギ」「カワセミ」「コガモ」「リュウキュウヨシゴイ」「アオサギ」「コチドリ」「コサギ」等々が明記してあった。
コサギは何度も見たことがある。いつもひとりぼっちだった。
 私が歩いているところは、満潮時には川が逆流する「感潮域」というらしい。
行き止まりと思っていた堰から上流域があるという。
いつか歩いてみたいと思うが、木立や藪道は「ハブ」がいるから冬までは行けそうにない。