連日ですが続きです。
スイムアップし「意外にスイム大丈夫やったなぁ」と気を良くしてバイクが始まります。
BIKE 180km:7時間11分28秒 452位/1230人
スタート直後は石畳だったので慎重に漕ぎだします。と思ったらいきなりパンクしている人発見。かわいそすぎる
ちなみにがんちゃんはパンク経験も修理実習もしていないので、パンクしたらどうなるかわかりません
走り出してすぐは洞爺湖を8時の地点から反時計回りのコースです。
微妙なアップダウンはあるもののかなり気持ちよく行けました。
できるだけ脚を使わないように計画でしたが、そんなことは出来ません
ジェル系は11発あったので作戦としては10km毎に1発の早目の補給をすることでした。
トレランではあまり考えていませんがさすがに後が長いので計画していたわけです。
そして実際に見事なぐらいに10km毎に補給できました。
ちなみに今回初めてMag-onというマグネシウム入りを強調したジェルを使用しましたが、ずばりおいしかったです。
今までかなりたくさんのジェルを使用してきましたが一番おいしかったです
梅味とグレープフルーツ味がありますがどちらも甘すぎず良かったです。今後はMag-onメインで使用する予定です。
さて当たり前のようですがバイクは速く、あっという間に洞爺湖を離れて最初の上り区間に入ります。ここの傾斜は後に待ち構えているニセコアンヌプリ登山と同等のようなので参考になるかと思っていましたが、意外にたいしたことないなぁと感じました(距離が全然短いのに…)
エイドはだいたい20km毎にあるのですが水とスポーツドリンクのみで、2回スポーツドリンクを口にしましたが少し口に含む程度でした。
そうそう、天気は曇りで気温は20度弱とあまり喉が渇かなかったので山登りの手前100kmぐらいまでで携帯していたボトルの500mlを飲んだ程度。(エイド併せて700mlぐらい)
最初の坂を上ると北海道らしい景色が広がります
ゆっくり走れば気持ち良い事は間違いないですが意外にアップダウンが多くてそんな余裕はなく
…かなり痛い
そうなんです。お尻が40km過ぎからすでに痛くなっていたんです。正直バイクに長時間乗ったことが1回しか無いのでお尻が柔らかい?のかもしれません。
それと同時に首も痛くなってきました。
これはDHバーを持って前傾しているので前を見るために首をかなり後屈する必要があるからです。
ということでお尻を浮かしたり首のストレッチをしたりと、ロングライド慣れしていないのが仇となりかなり辛くなってきました。
なんとかもうすぐ100km。
恐ろしい山登りの手前99km地点でスペシャルニーズとして預けていたベストを受け取ります。ここで一旦停止して空いているドリンクホルダーにベストを収納し再出発。首とお尻は痛いですがまだまだ疲労感は無くはっきりいって余裕でした
そういえばこのエイド周辺は急にコース設定したために道が悪く、スリップやパンクに十分気を付けました。(パンクをしてしまったらしい女性がコースにメチャ文句を言っていました。恐ろしかったです。)土手を上がる所では砂地になっていてバイクを担いで走るシーンもありました(どんなトライアスロンやねん)
この辺りからあまりはっきり思い出せませんがついに14kmの上り開始です。
最初の方はたいしたことないなぁと思っていましたが、やはり休むこともできないので徐々にペースが落ちます。
さすがにヒルクライムが大嫌いなので他の人に勝とうという気持ちは薄く、あまり脚を使わされないように慎重に上りました。
そしてついに頂上
ここでシルトラメンバーに追いつかれます。
まぁここまでよく逃げたと思いますが、ここからがいけませんでした。
頂上過ぎの115kmにエイドがあったのですが、これが唯一のエネルギー有のエイドでした。
ここで補給するべきだったんです。
この時点でスポーツようかんがあと1本になっていました。
なぜならほぼ完璧に10km毎の補給をしたのでジェル11発のうち10発を使っていたのです。当たり前です
エイドをパスしてしまった理由
エイドが頂上にあったから。
すぐそこに下りが見えたんです。
そしてシルトラメンバーが行ったから。
思わず自分も…
まぁしばらくは下りだからという気持ちはありました。
実際ものすごいスピードが出るので正直言ってぶっとばしました
それでちょっと平坦になった所もその勢いで漕ぎまくりました
しかし。
なんか痺れる…
でたっ
ついにきたか低血糖
ここでかなり悲惨なことに気付きます。
そう。エネルギーのあるエイドはもう一つもないのに、スポーツようかん1本しか残されていません。
しかしまだあと60kmは残っている。
マジでやばい
でもがんちゃんには豊富なハンガーノック歴があります
自慢じゃないですが、トレイルレースや日頃のロング走でも結構やっちゃっています。
手や口びるの痺れの後、最終的には視界がおかしくなり、アスファルトが波打った事もあります
そしてそれでも30分頑張ればどこからともなく糖が動員されて復活したこともあります。
なので30分頑張ってみよう。きっと回復するはず
と、ここまでは脳に糖が行っていました。
道中、誰かが落としたジェル(おそらくは使用済み)がたくさんあったので、全部集めたら助かるかもとか真剣に思いましたが、バイクを降りる力も使いたくなかったのであきらめました。
さて30分かどうかはわかりませんが、しびれながら頑張りました
でも徐々にペダルを踏む力もかなり弱くなり、どんどん抜かれ、さらに小雨がパラつきだしたので危険を感じ、165km地点の峠でついにバイクを降りてしまいました。
クリート(ペダルとシューズの連結部)を外すのもやっと。
ボランティアスタッフが2人おられる所へ近づき、若い男性がバイクを支えてくれている間にベストを着こみましたが、痺れがかなり強くなってきて立っていられなくなり、座り込んでしまいました
「大丈夫ですか?マーシャルに報告しましょうか?」とやや年上の女性。
「少し休めば大丈夫です。でもおそらく低血糖です。」
「もしかしたらいけないかもしれないけど、これをどうぞ」と女性はカロリーメイトフルーツ味2本入りをカバンから取り出して渡してくれました。
本当は反則だと思いますが(すみません)…
「ありがとうございます。助かります。」と心の底から言い、むさぼるように食べました。
今まで食べた中で一番おいしいカロリーメイトフルーツ味でした。
すると、
「もう一つどうぞ」
…勿論いただきました。
今まで食べた中で一番おいしいカロリーメイトポテト味でした。
さて、まさにあっという間。おそらく食べ終わって数分だと思います
痺れが無くなり、頭がはっきりし、全身に力が入りだしました。
これでもう一度アイアンマンにチャレンジ出来る
あまりの感謝に涙ぐんでしまいましたが、お礼を言った後で再スタート。
「頑張ってくださーい!」と後ろから声が聞こえた時にはマジ泣きになってしまいました
涙を流しながら400kcal補給できた、とも思いましたが(笑)
ちなみにこの休憩は10分程度だったようです。
↑こんなにも回復
いろいろありましたが180kmもやっと終わりです。
が、糖分補給で頭がはっきりしていた割にはそこから覚えていません。
ずっと感謝の気持ちでいっぱいでした
そして気が付けばトランジションの廃校に到着。
あまりにもバイクが長すぎたので話も長くなり過ぎました
順位は休んだ割には少しあげて455位
バイクは7時間以上もあったせいかめちゃ長かったですね。
ということで今回はここまで。
「アイアンマンジャパンその3」へ続く…
スイムアップし「意外にスイム大丈夫やったなぁ」と気を良くしてバイクが始まります。
BIKE 180km:7時間11分28秒 452位/1230人
スタート直後は石畳だったので慎重に漕ぎだします。と思ったらいきなりパンクしている人発見。かわいそすぎる
ちなみにがんちゃんはパンク経験も修理実習もしていないので、パンクしたらどうなるかわかりません
走り出してすぐは洞爺湖を8時の地点から反時計回りのコースです。
微妙なアップダウンはあるもののかなり気持ちよく行けました。
できるだけ脚を使わないように計画でしたが、そんなことは出来ません
ジェル系は11発あったので作戦としては10km毎に1発の早目の補給をすることでした。
トレランではあまり考えていませんがさすがに後が長いので計画していたわけです。
そして実際に見事なぐらいに10km毎に補給できました。
ちなみに今回初めてMag-onというマグネシウム入りを強調したジェルを使用しましたが、ずばりおいしかったです。
今までかなりたくさんのジェルを使用してきましたが一番おいしかったです
梅味とグレープフルーツ味がありますがどちらも甘すぎず良かったです。今後はMag-onメインで使用する予定です。
さて当たり前のようですがバイクは速く、あっという間に洞爺湖を離れて最初の上り区間に入ります。ここの傾斜は後に待ち構えているニセコアンヌプリ登山と同等のようなので参考になるかと思っていましたが、意外にたいしたことないなぁと感じました(距離が全然短いのに…)
エイドはだいたい20km毎にあるのですが水とスポーツドリンクのみで、2回スポーツドリンクを口にしましたが少し口に含む程度でした。
そうそう、天気は曇りで気温は20度弱とあまり喉が渇かなかったので山登りの手前100kmぐらいまでで携帯していたボトルの500mlを飲んだ程度。(エイド併せて700mlぐらい)
最初の坂を上ると北海道らしい景色が広がります
ゆっくり走れば気持ち良い事は間違いないですが意外にアップダウンが多くてそんな余裕はなく
…かなり痛い
そうなんです。お尻が40km過ぎからすでに痛くなっていたんです。正直バイクに長時間乗ったことが1回しか無いのでお尻が柔らかい?のかもしれません。
それと同時に首も痛くなってきました。
これはDHバーを持って前傾しているので前を見るために首をかなり後屈する必要があるからです。
ということでお尻を浮かしたり首のストレッチをしたりと、ロングライド慣れしていないのが仇となりかなり辛くなってきました。
なんとかもうすぐ100km。
恐ろしい山登りの手前99km地点でスペシャルニーズとして預けていたベストを受け取ります。ここで一旦停止して空いているドリンクホルダーにベストを収納し再出発。首とお尻は痛いですがまだまだ疲労感は無くはっきりいって余裕でした
そういえばこのエイド周辺は急にコース設定したために道が悪く、スリップやパンクに十分気を付けました。(パンクをしてしまったらしい女性がコースにメチャ文句を言っていました。恐ろしかったです。)土手を上がる所では砂地になっていてバイクを担いで走るシーンもありました(どんなトライアスロンやねん)
この辺りからあまりはっきり思い出せませんがついに14kmの上り開始です。
最初の方はたいしたことないなぁと思っていましたが、やはり休むこともできないので徐々にペースが落ちます。
さすがにヒルクライムが大嫌いなので他の人に勝とうという気持ちは薄く、あまり脚を使わされないように慎重に上りました。
そしてついに頂上
ここでシルトラメンバーに追いつかれます。
まぁここまでよく逃げたと思いますが、ここからがいけませんでした。
頂上過ぎの115kmにエイドがあったのですが、これが唯一のエネルギー有のエイドでした。
ここで補給するべきだったんです。
この時点でスポーツようかんがあと1本になっていました。
なぜならほぼ完璧に10km毎の補給をしたのでジェル11発のうち10発を使っていたのです。当たり前です
エイドをパスしてしまった理由
エイドが頂上にあったから。
すぐそこに下りが見えたんです。
そしてシルトラメンバーが行ったから。
思わず自分も…
まぁしばらくは下りだからという気持ちはありました。
実際ものすごいスピードが出るので正直言ってぶっとばしました
それでちょっと平坦になった所もその勢いで漕ぎまくりました
しかし。
なんか痺れる…
でたっ
ついにきたか低血糖
ここでかなり悲惨なことに気付きます。
そう。エネルギーのあるエイドはもう一つもないのに、スポーツようかん1本しか残されていません。
しかしまだあと60kmは残っている。
マジでやばい
でもがんちゃんには豊富なハンガーノック歴があります
自慢じゃないですが、トレイルレースや日頃のロング走でも結構やっちゃっています。
手や口びるの痺れの後、最終的には視界がおかしくなり、アスファルトが波打った事もあります
そしてそれでも30分頑張ればどこからともなく糖が動員されて復活したこともあります。
なので30分頑張ってみよう。きっと回復するはず
と、ここまでは脳に糖が行っていました。
道中、誰かが落としたジェル(おそらくは使用済み)がたくさんあったので、全部集めたら助かるかもとか真剣に思いましたが、バイクを降りる力も使いたくなかったのであきらめました。
さて30分かどうかはわかりませんが、しびれながら頑張りました
でも徐々にペダルを踏む力もかなり弱くなり、どんどん抜かれ、さらに小雨がパラつきだしたので危険を感じ、165km地点の峠でついにバイクを降りてしまいました。
クリート(ペダルとシューズの連結部)を外すのもやっと。
ボランティアスタッフが2人おられる所へ近づき、若い男性がバイクを支えてくれている間にベストを着こみましたが、痺れがかなり強くなってきて立っていられなくなり、座り込んでしまいました
「大丈夫ですか?マーシャルに報告しましょうか?」とやや年上の女性。
「少し休めば大丈夫です。でもおそらく低血糖です。」
「もしかしたらいけないかもしれないけど、これをどうぞ」と女性はカロリーメイトフルーツ味2本入りをカバンから取り出して渡してくれました。
本当は反則だと思いますが(すみません)…
「ありがとうございます。助かります。」と心の底から言い、むさぼるように食べました。
今まで食べた中で一番おいしいカロリーメイトフルーツ味でした。
すると、
「もう一つどうぞ」
…勿論いただきました。
今まで食べた中で一番おいしいカロリーメイトポテト味でした。
さて、まさにあっという間。おそらく食べ終わって数分だと思います
痺れが無くなり、頭がはっきりし、全身に力が入りだしました。
これでもう一度アイアンマンにチャレンジ出来る
あまりの感謝に涙ぐんでしまいましたが、お礼を言った後で再スタート。
「頑張ってくださーい!」と後ろから声が聞こえた時にはマジ泣きになってしまいました
涙を流しながら400kcal補給できた、とも思いましたが(笑)
ちなみにこの休憩は10分程度だったようです。
↑こんなにも回復
いろいろありましたが180kmもやっと終わりです。
が、糖分補給で頭がはっきりしていた割にはそこから覚えていません。
ずっと感謝の気持ちでいっぱいでした
そして気が付けばトランジションの廃校に到着。
あまりにもバイクが長すぎたので話も長くなり過ぎました
順位は休んだ割には少しあげて455位
バイクは7時間以上もあったせいかめちゃ長かったですね。
ということで今回はここまで。
「アイアンマンジャパンその3」へ続く…
糖質は脂肪燃焼のための着火剤らしいので、せめて10km毎に120kcalの糖質が必要ということでしょうか?
それとドリンクが合計で1000ml程度しか採っていないことも関連しているかもしれません。
ちなみにハンガーノックになってから食べるものが無いのでVAAMのスティックを食べましたが、やはりなんの効果もありませんでした
まさかあれだけ使用しているとは。
でも時間的に言ったらフルマラソン2本分なのであたりまえかもね。
まぁバイク慣れしてないことによる初歩的なミスです。
レース記続き、ありがとうございます!
やっぱロングは補給の戦いなんですね。ジェル11個でもハンガーノックですか。。。マグオン一個120kcalと書いてますが、そのカロリーを消費しちゃっているってことなんですね?脂肪は燃焼しないのかな。。。うーむ。
カロリーメイトのポテト味は私も食べたことない。ポテト味って???ポテトチップスのコンソメ味ってことでしょうか。。。フルーツ味、チーズ味、コーヒー味じゃなかったでしたっけ。今週末トレランいくので、マグオンかってみよーっと。ではー。続き待ってます!
カロリーメイトのフルーツ味はともかくとしてがんちゃんはおそらくポテト味のカロリーメイトは食べたことないのでないかと思いますが、いかがでしょうか?
カロリーメイト、ほか弁、カフェオレはハンガーノックの時に助けられる食べ物ベスト3ですね!!
いよいよラン編ももうすぐですねー