銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

年上の友(ひと)

2019年01月14日 | 見かけだおしNのつぶやき

「あんたがインドに行く前に、久しぶりに女子会してよ」

久しぶりだったっけ?

 

もう6、7年前でしょうか、

「女子会」なる言葉が流行ったころ、

ちょっと、自分たちに当てはめて、

年に数度の集まりを、そう呼ぶようになりました。

もちろん、私はすでにこっぱずかしい年齢でしたが、

他のメンバー(アイドル風に)は、すんなり受け入れ、

あえて、こう呼ぶことに嬉々としていたようにも、、、

 

さて、年末、メンバーの一人から召集がかかり。

「あんたが一番忙しいから、都合に合わせるわ」

そう言ってくれてたはず。

ところが、年明け。

「結局、この日しかあかんかったわ」

え? 

女子会メンバーも今や私を含め3人。

まあ、ね。

増えはしないお年頃ですよ、なんせ、もと女子ですから。

 

「もう、私ら数えで92歳よ〜」という二人から、

私に与えられた選択権は、たったいちにち。

・・・忙しいのね。

 

で、イタリアンレストランで始まった女子会。

「久しぶりね〜」

いやいや、久しぶりではない。

年末にも会ったし、結構な頻度で会ってるはずだ。

 

白ワインを手に

「新年おめでとう」

「あ、ご主人亡くなったからおめでとうはあかんね」

「まあ、もうええやん」

ええことはないような、、、

 

ひとしきり、

夜中に何回トイレに起きるか談を終えると、

おもむろに、一冊の本を取り出して、

「これ面白い本よ〜」

どうやら今、2人の中のブーム本らしく。

どれどれ。

タイトル!!

『すぐ死ぬんだから』著:内館牧子

 

2人は、含み笑いをしながら、

「案外、あんたにも当てはまるかもよ」とニンマリ。

ニンマリの理由を知りたくて、

帰宅後速攻、読み切りましたが、オイオイまじか!(が感想)

 

食後、

「ちょっと気の利いたブティックに連れっててよ」

ブティックって、そもそも女子が言うか!?

と、今更そこはスルーして、

私さえも、時々無理して覗く若向きのショップに案内すると、

「ずっと立ってんのしんどいから」ハァハァ、息もあらいぞ。

ゆ〜っくり、ゆっくりと杖を置いて、

まあ、パッパと、ちゃっちゃと、指差しで買い物終了。

やるときはやるのね。

とってもステキな個性的デザインのものばかりをチョイス。

やっぱ、格好いいわ、2人とも。

で、荷物持ちよろしく、両手に大袋プラス、両手に2人。

ほら段差に気をつけてよ。

 

「よう喋ったから喉渇いてきたわ」

ハイハイ、コンビニでペット茶ね。お待ちくださいよ。

キャップを開けて、はいどうぞ。

グビっ。ゲホっ。ゴッホゴッホ、、、

 

確か、インド出発前の壮行会だったように思うんだけどなぁ。

 と、私の心を読んだのか、

それはそれは、大きな声でごにゃごにゃと内緒話が始まり、、、

「お茶代でも、食事代でも、なんぼぐらい、云々」

真剣な面持ちで打ち合わせをする2人、

って、丸聞こえだし!

そこはスマートにお願いしますよ。

 

はぁ、楽しい一日でした。

の横で、

はぁ、疲れたわ、ってお二人さん!そりゃないわ。

 

「とにかく、気をつけて行ってきてや、帰ったらまた久しぶりに」

・・・。

 

オッケー、じゃあね!

と、手を振る相手は、確かに女子。

だって。

さんざん昨日喋ったのに、、、

今朝、電話が鳴って、

「何してるん。今日、あんた」

もう、完璧女子でしょう!

***************************************

お年玉クイズの回答です!

私が新年を迎えた場所は、、、

答えは、こちらです。


****************************************
バス旅行、ハンドメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp
****************************************







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご報告 「桑の木騒動」完結編

2019年01月13日 | のほほん同志Aの日常

う~ん、感無量です。

やりとげました!

もとはといえば、一昨年の秋、京都綾部に訪ねた
グンゼ記念館でもらってきた6匹の蚕がきっかけでした。 

2017年11月21日 「桑の木騒動」

お客さんやら、グンゼの方々に分けていただいた桑の葉のおかげで、
無事、繭になった6匹の蚕たち。

ある日気づいたら、カイコガになっていて、そして一匹のメスが卵を産んだのでした。
その数、ざっと四百個!

調べたら、卵で越冬するとあり、春になったら孵化するとあり、
ほんまかいなと思いながらも、まだ桑の葉のない季節ゆえ、
桑の葉ソーセージを大量に準備して、その日を待っていたのでした。

そしたら四月半ば、黄色い卵だったもののところに、
消しゴムのカスのそのまたカスのような黒いうじゃうじゃがいくつか現れ、
まさかと、桑の葉ソーセージを置いてみたら、群がる群がる!

…それからは、たいへんな6週間でした。

蚕は脱皮を繰り返し、五齢幼虫にまでなってから、糸を引きはじめ、繭になります。
そこまで、約6週間。

二齢、三齢幼虫ぐらいまでは大丈夫だったのですが、
倍々ゲームで大きくなる蚕に、取り寄せても取り寄せても桑の葉ソーセージが追いつかず、
結局、下見がてら、ツアーで訪ねる綾部のマルベリーファーム(桑の木農園)を訪問して、
車いっぱいに桑の葉を分けてもらって事なきを得たのでした。

2018年6月10日 「桑畑から見えてきたもの」


このころの忙しさといったら…。

桑の葉を取りかえてやり、糞でいっぱいになった新聞紙を取りかえてやりで、
仕事に出る前に一時間、帰宅してから寝る前にまた一時間。

プチ養蚕農家状態でした。

でも、おかげでこの収穫。

2018年6月23日 「糸か綿か、それが問題だ」

さて、真綿にするとは決めたものの、
その後、半年近くも実家の冷凍庫に放置したままだった300個あまりの繭。

「冷凍庫が繭でいっぱいで、正月の食材が入らへんやん。年内にはなんとかしてよ!」

母から釘をさされ、ようやく向きあったのは、12月も半ばに入ってからのことでした。

綾部マルベリーファームの代表、若山さんからいただいた
「真綿のつくり方」なるパンフレットをじっくり読みこみました。

1.一時間ほど水に浸す
2.タンサンを入れて沸騰させたお湯で、繭を一時間ほどふっくらと(!)煮あげる
3.繭からサナギを取りだす
4、30cm四方の木枠にかけて広げてから天日で乾かす
5、できあがり

という、恐ろしいまでのハードルの高さ。

とくにオソロシイのが、3の繭からサナギを取りだす作業。

家族が手伝ってはくれまいかと、ちら見しましたが、手伝うどころか、

「ちょっと! 気持ち悪いから視界に入らんところでやってよ!」 との非情なことば。

けっこう、独特な匂いもあるのです。
くらくらしながら、300個の繭からサナギを取りだしたところで、心身ともに疲労困憊。

さらには、4の木枠にかける作業がどうにも難しく、すぐにあきらめました。

「まぁ、ええやん。乾けばいいんでしょ」

とばかりに、ぎゅっと絞って、そのまま乾かしたら、できあがったのがこちら。



これ一個が、繭ひとつぶんぐらいです。

「洗濯物は、ちゃんと広げて干すこと!」

昔よく叱られていたなぁ、そんなことまで思い出しました。

でも、ぐいぐいっと引っぱれば、ほらこのとおり。



そうして、約300個分の真綿ができあがりました。



この、ふかふかの手触りときたら!

これで、弟夫婦の赤ちゃんの袢纏をつくるつもり。

卵から育てあげた蚕の真綿の袢纏なんて、最高のプレゼントやん、と自画自賛。

…て、どうでしょう、自信がなくなってきました。


ともあれ、桑の木を巡っては、ほんとうに多くの方々にご協力をいただきました。
皆さん、ありがとうございました!

****************************************
バス旅行、ハンドメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp
****************************************







 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧甲子園ホテル、ふたたび

2019年01月12日 | のほほん同志Aの日常

2019年の日常が始まりました。

今年は節目の年ということもあり、そこから来るのであろうタイミングというものもあり、
このところ、10年前…つまり、銀のステッキ設立当時を思い出すことが多かったのですが、 
そんななか、まわってきました。

旧甲子園ホテル(武庫川女子大学甲子園会館)の見学会です。

実はこちらの「旧甲子園ホテル見学会」こそ、
記念すべき銀のステッキ第一回目のツアーでした。 

実施したのは、2009年9月16日。
ちなみに、こちらがそのときの初添乗を終えての私の感想。

2009年9月16日「銀ステ根なし草」

ひっさしぶりに読みかえしました。

わぁ、もう本当に10年近く経ってしまったんだ…(唖然)
さらには、この頃はずいぶん熱心に毎日「根なし草」を書いていたなぁ…(感心)
というのが正直な感想です。

そして一番驚くべきは、10年前にご参加いただいたお客様のひとりが、
10年後のこの日もご参加してくださっていた、という事実。


時は、ただ一直線に流れるのではないように思います。
ぐるりぐるりと螺旋階段のように、遠ざかったり近づいたりしながら、
昔のことが急に近しく思えるときがある。

変わるものがあり、変わらないものがある。

旧甲子園ホテルは、少しも変わっていませんでした。



(「10年前は、もっとスタスタ歩けたのに…」と言いながら屋上階まで昇ったお客様。私も同感です)



(ホテル当時、バーだった部屋の床タイル。創業年の1930の文字が刻まれています)



(隣接する旧新田邸も予約見学。左の出窓の部屋はビリヤード場になっています)




さて、10年前から変わらないでいるものといえばもうひとつ、
私のガラケー。(3代目になりましたが)

でも、ガラケーを取り巻く環境は大きく変わりました。

見学を終え、この日の昼食は女子大生に戻った気分での学食ランチ。
愛用のガラケーでパシャパシャとピンボケ写真を撮っていた私に、

「なんでスマホにせえへんの?」 
「え? アイパッドもなしでそれだけ?」

皆さんからのすさまじい「外圧」に耐えながらのハンバーグでした。



(美味しかったです! ごちそう様でした)


****************************************
バス旅行、ハンドメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp
****************************************


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カキ小屋「美味星」再び...冬編

2019年01月10日 | 眼力Kの圧、ハンパない

昨年6月に岩牡蠣ツアーで訪れた舞鶴カキ小屋「美味星」(オイスター)へ再訪です。

 前回は、入社ホヤホヤ...先輩の後ろをただついて行き、

言われた通りにあたふたと動きまわっていたなぁ、食べていたなぁ、と、

思い出しました。

 

そして、半年が経ち・・・

同じ場所へ今度は私が添乗員としてツアーが出発。

私もひとりでお客様を案内出来るようになったんだなあ...と、

ちょっぴり自分の成長に浸ってしまいました。

とは言え、毎回気はぬけません。

 

まず最初に訪れたのは「舞鶴引き揚げ記念館」です。

私自身初めて訪れたのですがとても良かったです。

 

記念館の方が館内を案内してくださいました。


私が小学生くらいの頃は、

おじいちゃんおばあちゃん世代の方が

戦争体験者として当時の話を聞かせてくれた記憶がありました。

なんとなくその感覚で、

「そういう生の声が語れる方もいらっしゃるんですか?」と、お聞きすると

「いるにはいますがみなさんもう90を過ぎておられてなかなか出てこれません」

そうですよね。

普段そんな事を考える機会はなかなかないので、

私の中で時計は止まったままでしたが、

実際に戦争を体験された方は、

もうどんどんいなくなっているんだという事実を目の当たりにし、

こういった記念館がいかに大切かを感じました。


記念館は当時の様子をとてもリアルに知ることができ、

辛い場面もありましたが行くことが出来て良かったです。

私を含め皆さんが「牡蠣」に心踊らせていましたから、

「何も考えずに行った引き揚げ記念館がとてもよかった」と、

お客様も同じように感じておられたようです。

 

そしてメインの牡蠣ですが、、、と直ぐに切り替えられるのも

今が平和だからこその賜物ですね。

 

言わずもがな...牡蠣、最高でした!

 

牡蠣小屋に入ると目の前にてんこ盛りに積み上げられた牡蠣の山山山!

一気に蒸しあげたら、地元の漁師さんが豪快に殻をわってくれます。

湯気にまみれながら頬張る牡蠣の美味しいこと!

自然と笑顔が溢れます。

 

ところで、私には前回(夏の訪問時)の反省があります。

せっかく舞鶴の漁港まで来て、

牡蠣をいただくその雰囲気が何よりの贅沢なのに、

目の前の牡蠣に夢中になり景色を楽しむことを

すっかり忘れてしまっていたのです。

 

だから、本日のお客様には「景色も味のエッセンスですよ」と、言いつつ

舞鶴湾の景色を眺めながら、漁港をたっぷり感じながら、

いえ、本当は・・・結局、牡蠣だけでした!

添乗員として、ただ一生懸命、頬張るばかりでした!?

 

それでもお客様は「ちゃんと景色も見てきたよ」と言って、

バスに乗り込んでくださいましたが…。

 

スーパーでももちろん牡蠣は売っていますが、

ちょっと足をのばしてその土地の雰囲気も一緒に味わうことで、

ぐんとおいしさがアップしますね。

 

今年も「銀ステ美食ツアー」をたくさん企画しています。

次は、淡路の三年とらフグです!

ああ、全部、私が添乗で行きたーい。

皆さま、ぜひ、ご一緒ください。させてください。


****************************************

いよいよ、お年玉割引最終日です!

*早割キャンペーン中!!

本日、1/11(金)まで、ご予約お待ちしております。

バス旅行、ハンドメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伏見で御利益めぐり

2019年01月07日 | Hの生きる喜び、それは

年始めは、やはり御利益に与りたいもの
銀のステッキ初詣の第一弾は、京都の亥寺まいりでしたが、
第二弾は、伏見の五福めぐり
縁起かつぎに行ってきました

長建寺、藤森神社、乃木神社、大黒寺、御香宮神社

それぞれに福があります

藤森神社は、馬の神様ということで競馬関係者の参拝者も多いのだとか


馬に供えるのは、やっぱり人参

御香宮では、七草神事にちなんで七草がゆをいただきました


お正月料理でもたれた胃にやさしい春の七草


お餅も入っていて、心も身体もほっかほか

大黒寺は、金運のお寺


金運清水、これは全員がぶ飲み?(失礼)

乃木神社、軍人さんを祭神にまつっていて、堅苦しいイメージかと思いきや
境内は、洒落っ気たっぷり

そして、五社すべてまわると、色紙が完成!(お客様の集められたものを撮影)


このイノシシが可愛いと人気、、、私も集めれば良かった!

これで、皆さまと、そして銀のステッキも開運まちがいなしの一年になりそうです


****************************************

*銀ステ新年会 1/11(金) 会費3,240円

集合:阪急宝塚南口駅 11:30集合

会場:飲茶シーホーワン

*早割キャンペーン中!1/11(金)まで、ご予約お待ちしております。

バス旅行、ハンドメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp
****************************************


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする