銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

能登演劇堂「等伯」

2023年11月02日 | 見かけだおしNのつぶやき

カーテンコールで、一瞬息を飲む間があったように思います。

が、早々に諦めたお客様がぼつぼつと立ち上がり始め、

ようやく、

「ああ、本当に仲代さんは舞台バカだったんだなぁ」と

理解したのでした。

おわり。

 

能登演劇堂で開催された無名塾公演「等伯」を観てきました。

仲代達矢さん演出、演者は無名塾の役者さんと、

七尾市民キャストによる舞台です。

もちろん主演はないとわかっていました。

それでも、営利目的の旅行社としては?

初日公演に行けば、もしかすると、もしか?

最初か最後に舞台に出てこられるのでは、と期待を込めての観劇でした。

 

銀のステッキでは珍しく、毎回大人数で出発する能登演劇堂ツアーですが、

仲代さんが出られないこともあって今年は、少人数での出発となりました。

やはり仲代さん効果は絶大です。

でも、長年、この企画をしていて思うのは、

そもそも、この辺鄙な田舎町で、演劇堂を建てられた理由です。

演劇によるまちづくり。

能登演劇堂に寄せられた仲代さんの想いーー

「本当に香り高き文化の芽を、

この土地に力強くはぐくんで行ってほしいと願っています。

それを長く継続して行くことは大変な事だと思います。

この劇場が末長く、人々の情熱に支えられ、

人々感動を与え続ける小宇宙になりますよう

心から祈っています。」ーー仲代達矢

 

地方の地域社会を演劇文化で盛り立てていく。

その長年の集大成こそが今回の公演だったように思われたのです。

だからこそ、舞台には一切立たれず、裏方に徹して、

“能登に演劇堂あり!”

これを確固たるものにされたのでしょう。

 

無名塾と地元民による舞台「等伯」は、大きな拍手のもと、終演となりました。

仲代さんが奥様と訪ねて魅了された、能登の景色が、

昨日観劇した舞台に重なって、旅情により深みを与えてくれるのでした。

【ヤセの断崖】

【輪島 天領黒島地区】

【のと鉄道ローカル列車】

【すごい人出!金沢駅で買い物タイム】

 

関西で見ていた天気予報が全くあてにならない、

降ったり晴れたりの2日間でした。

狐の嫁入りも、北陸能登の文化土壌となっているのでしょうね。

****************************************
旅行、オーダメイド旅行のご相談は…  
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co
******************************************

 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今月3回目の遥かなる那智勝浦 | トップ | サロンウォーク「尼崎バラ園」 »
最新の画像もっと見る