日差しがぽかぽか気持ちよく、やっと春らしくなってきました。
今日は、美山荘で摘み草料理をいただきました。
宝塚からは、はるばる2時間以上かけて京北の里山へ。
美食ツアーにしてはなかなか遠い道のりのような気もしますが
なんとご参加くださったお客様の何名かは前回も、
前々回もご参加くださったリピーターさん。
遠くてもまた行きたくなる、
そんな魅力のある美山荘ってどんなところなのでしょうか...
初めての私は、わくわくしながら向かいました。
え？
(毎回思うのですが、いったいだれが添乗員なのか...未だにお客様が先輩です。)
美山荘に到着すると、ゆったりとのどかな里山の時間が始まります。
席に着くと手書きで書かれた今日のお献立にほっこり。
次々と運ばれてくるお料理はどれも素晴らしいです。筍や蕗のとうなど初物づくし。
普段の私には手の届かないお懐石なのですが、
摘み草料理ならではで、つくしの天ぷらなんかが出てくると(実は田舎育ちなので)
ちょっと親しみが湧きます。
そしてお料理を運んでくださるスタッフの方のおもてなしが
あたたかくてとても居心地が良いのです。
お客様もその居心地の良さを感じておられたのでしょう、
今日はお庭を見ながら横一列に並ぶというお席にも関わらず
おひとり参加のお客様もグループのお客様も関係なく、
みなさん会話に花を咲かせておられます。
間違いなく美山荘の雰囲気がそうさせています。
食事の後は3月ということもあり雛流しをしました。
これまたなんて粋な計らいでしょう。
みなさんそれぞれの想いを込めて一生懸命お雛様を折っています。
お雛様を流してバスに戻る途中、さっきお皿の上で見た食材達があちこちに生えています。
「あ、さっきの天ぷらの蕗のとう」
「ここにはお刺身に添えてあった花が咲いてる」
と気付いたら摘み草探しが始まっていました。
そして女将さんやスタッフの方とお話されている方や、写真撮影を楽しんでる方。
目の前のバスに誰も乗り込まれません。
こんなの初めてです。
でも名残惜しいお気持ちとてもわかります。
おいしいお料理と美山荘の余韻にいつまでも浸っていたい。
そろそろお時間ですよ、と言って皆様を現実に戻してしまうのが心苦しい程でした。
ああ、なるほど。
だからリピーターのお客様が多かったんだ。
また来たいと思えるお料理、おもてなし、そして里山の自然。
お客様からは早速、「次は秋に来たいわ」と、リクエストもいただきました。
よし、私もまた一緒に行きたいと思っていただける添乗員を目指して頑張りますので
ぜひまたご一緒してください。
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〈春のおすすめツアーのご紹介です〉
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