銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

雲竜の国のブータン国王

2011年11月20日 | のほほん同志Aの日常

先週、台湾から帰ってきました。

訪ねたのは蒋介石の別荘があった台湾中部の湖、日月潭(にちげつたん)。
日月潭とは「太陽と月の湖」の意。
刻々と表情を変える“Sun Moon Lake”が窓いっぱいに広がるホテル、
ラルーでの滞在を楽しむという贅沢な旅でした。

連泊で流れるゆったりした時間。
夜はホテルのライブラリーで借りてきた
CD(欧陽菲菲!)を聞きながら本を読んだり。

日本のBSも見られるということで、
テレビをつけて…釘付けになりました。

ブータン国王です!

インドと中国の間に位置するブータン王国。
GNPよりGNH(国民総幸福量)を提唱する国。
昨年の6月に、銀のステッキから8名のお客様とともに訪ねた思い出の地です。

「人生最良の旅だった」
そんなお声もいただきました。

仕事柄、いろんな国を訪ねる私にとっても…

「ブータン、すごく良かった」
「へー、どういうところが?」
「う~ん、何があるというわけじゃないんだけど…」
「ってことは、人が良かったんだ」
「あぁそう、それ! 人がすごく良かった!」

うまく言葉で説明できないのですが
なんというか、ほかの国とは決して比べられない
特別な思いの残るところとして記憶されています。

ブータンの人々は自国のことを
「ドゥック・ユル」(雲竜の国)と呼びます。

国旗には竜がうねり、
家々の壁など、いたるところにも竜が描かれていました。


私たちが訪ねた当時は
ブータン国王のお妃選びの真っ最中。

ガイドさんに訊くと、国籍は不問とのことで
「遅ればせながら、身上書を送ろうかしら?」
女性陣でキャッキャと笑い会ったものです。

その後、素敵な王妃を迎えられ
国を挙げての結婚式が行われ…
そして、このたびの来日です。

台湾から帰国後も、ブータン国王見たさに
ニュースを追っていたところ
きのうの朝刊で、福島を訪問された際の言葉に目がとまりました。

小学校を訪れたワンチュク国王、子供たちに向けてこう仰ったそうです。

「みなさんの中に人格という竜がいます。
 年を取って経験を積むほど、竜は大きく強くなります」

年を取ったせいなのか、最近どうにも涙腺が弱く
ついでに風邪もひきやすくなった私は
朝からウルッときました。

生きて、年を重ねるということが尊重される国。
子供たちに、内なるものに目を向けることの大切さを説く国王。

この言葉がブータンという国の魅力を表している、
今はそれがよく分かります。

台湾でよみがえったブータンへの思い。

来年は辰年です。
辰の年に、竜の国ブータンへ、もう一度行きたくなりました。

<追伸>
台湾の旅。こちらも余韻の真っただ中です…


▼ツアー報告「台湾、太陽と月の湖“日月潭ラルー”」はコチラ
http://ameblo.jp/arailuka/entry-11063422737.html

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