野田さゆりのつぶやき日記

日々の暮らしの中で思うこと

中学校の給食がセンター方式から自校方式に・・・北本市

2011-02-01 22:20:11 | 生活クラブ生協
今日は生活クラブ鳩山支部まちカフェメンバーで北本市へ。
北本までは時間にして車で40分くらい。

目的は学校給食について調査です。
北本市の給食は、中学校はセンター方式であったけれど
今後、自校方式にしていくそうです。
効率を考えれば単純にセンター方式の方が良いのかもしれないけれど、
でもあえて自校式に方向転換されることの理由を伺いたかったのです。

<北本市の給食の現状>
・小学校は自校方式、強化磁器使用。
 中学校はセンター方式、アルマイト食器使用。
・アルマイト食器の入れ替え問題、それに伴う施設改修、
 建設後30年経過するセンターの建て替え問題を抱えている。
・センター建て替えには敷地の拡張が必要。

<今後の方向性>
・センターを建てる方が建設にかかる費用などは安い。
・費用対効果だけでは考えられない食育の重要性がある。
・「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」食べさせてあげたい。
 調理員さんの働く姿をみて感謝の気持ちを育ててもらいたい。
 おいしい匂いが漂ってきて「給食を食べたいな」と思って欲しい。
 給食の温かな思い出を残してあげたいので、
 自校方式への変更を決断した。

<方式転換の理由>
・アルマイト食器の入れ替え、それに伴う施設改修、
 センター建て替えを一挙に解決するため。
・市長の公約でもあり、議会でも質問はあったけれど市長が判断されたそうです。

<センター方式と自校方式の経費>
・建設費用などはセンター12億2000万円(別に拡張敷地用地費5000万円がかかる)、4校自校方式12億9500万円。
・ランニングコストはセンター1億3600万円/年間、自校方式1億3000万円。
・自校方式の場合、調理業務は委託。

<その他>
・PTAの反応は好意的。小学校で自校式なので良さを保護者たちも認識している。
・防災上でも避難所に調理設備があることは大切なこと。
・米飯給食など地場物産の使用がすすむ。

などなど。


教育委員会の担当の方から丁寧なご説明をいただき、
私たちの方も矢継ぎ早に質問を。
時間がたつのが早く感じられました。

「食育とは栄養素がどうで・・・ということもあるけれど
心を育てるという側面もある。情緒豊かな感性を育てたい」と話されていたことが、
とても印象深いです。


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コメント
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