すごい映画でした。
これまで観たドキュメンタリー映画の中で最も心に残るものでした。
化学物質過敏症の早苗さんの映画です。
すくすくと育ってた素敵なお嬢さんがある日、発症したのです。
家の新築がきっかけでしたが、近隣にあるゴルフ場の農薬散布によっても
強く反応し、呼吸困難を起こします。
化学物質が体内に蓄積し、ある日、過敏症を発症し、
それまで何でもなかった物質が凶器となって
彼女に襲いかかってきます。
日常の暮らしの中で化学物質にどれだけ囲まれていることか。
農薬、合成洗剤、芳香剤、殺虫剤、タバコ、電磁波、低周波、プラスチックなどなど。
「私が吸える空気はどこにあるの・・・」
化学物質の蔓延する病院・救急車もダメ、
山の上に家を求めても飛行機の低周波、電気のこぎりの電磁波にも反応して
発作が起きてしまいます。
水も飲めないような状態の時に、
木村さんの奇跡のリンゴを口にし、
枯渇した体内にしみわたるようなりんごの甘さ、みずみずしさを
早苗さんは感じたそうです。
テレビなどで有名になった奇跡のリンゴの木村さん。
無農薬でリンゴを作ることは本当に大変なことで、
何年間も実らず、無収入で、雑草を食べてしのぐ大変な生活をしたそうです。
自殺を考えるほど追いつめられたこともありましたが、
それを乗り越えることで、無農薬のりんごを作ることができたそうです。
簡単、便利、表面的なきれいさ・清潔さ・・・
そんなものを追い求めるあまりに
大切なものを見失ってきたのでしょうか。
早苗さんの清らかで素敵な笑顔。
木村さんの底抜けに明るい笑顔。
りんごの花のきれいさ。
かぶりつきたくなるような、たわわに実ったりんご。
これらは、厳しい、観てて目を覆いたくなるようなシーンが
たくさんある中で、とてもホッとする心に残る場面でした。
今の生活がこのままでいいのか、
立ち止まって考えなければいけない・・・
と気づくことができました。
藤澤勇夫監督とプロデューサーの馬場民子さん
化学物質過敏症の方々です。
1回目の上映会後のトークの際には、実際に化学物質過敏症だという方々が
来てくださいました。
監督さんたちとはお知り合いの方ですが、彼らが鳩山にこられることは
監督さんもご存じではなかったようです。
Aさんは化学物質を扱うメーカーにお勤めでしたが発症されて仕事も出来ません。
家族やご親戚など身近な人からも理解されず、“怠け病”と
思われてしまうなど、この病気のつらさや大変さを話してくださいました。
残念ながら人は自分の身に降りかからないと人の痛みには気づかないもの。
でも想像することは出来ます。
想像することが人間の知恵の大きな部分だと思います。
カナリア的存在である早苗さん、そして70万人ともいわれる過敏症の方々の痛みを
他人事だと思わないで、関係ないと目をそらさないで、
今、受け止めなければと思います。
次の世代の人たちに豊かな環境を渡すために・・・。
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化学物質過敏症の早苗さんの映画です。
すくすくと育ってた素敵なお嬢さんがある日、発症したのです。
家の新築がきっかけでしたが、近隣にあるゴルフ場の農薬散布によっても
強く反応し、呼吸困難を起こします。
化学物質が体内に蓄積し、ある日、過敏症を発症し、
それまで何でもなかった物質が凶器となって
彼女に襲いかかってきます。
日常の暮らしの中で化学物質にどれだけ囲まれていることか。
農薬、合成洗剤、芳香剤、殺虫剤、タバコ、電磁波、低周波、プラスチックなどなど。
「私が吸える空気はどこにあるの・・・」
化学物質の蔓延する病院・救急車もダメ、
山の上に家を求めても飛行機の低周波、電気のこぎりの電磁波にも反応して
発作が起きてしまいます。
水も飲めないような状態の時に、
木村さんの奇跡のリンゴを口にし、
枯渇した体内にしみわたるようなりんごの甘さ、みずみずしさを
早苗さんは感じたそうです。
テレビなどで有名になった奇跡のリンゴの木村さん。
無農薬でリンゴを作ることは本当に大変なことで、
何年間も実らず、無収入で、雑草を食べてしのぐ大変な生活をしたそうです。
自殺を考えるほど追いつめられたこともありましたが、
それを乗り越えることで、無農薬のりんごを作ることができたそうです。
簡単、便利、表面的なきれいさ・清潔さ・・・
そんなものを追い求めるあまりに
大切なものを見失ってきたのでしょうか。
早苗さんの清らかで素敵な笑顔。
木村さんの底抜けに明るい笑顔。
りんごの花のきれいさ。
かぶりつきたくなるような、たわわに実ったりんご。
これらは、厳しい、観てて目を覆いたくなるようなシーンが
たくさんある中で、とてもホッとする心に残る場面でした。
今の生活がこのままでいいのか、
立ち止まって考えなければいけない・・・
と気づくことができました。
藤澤勇夫監督とプロデューサーの馬場民子さん
化学物質過敏症の方々です。
1回目の上映会後のトークの際には、実際に化学物質過敏症だという方々が
来てくださいました。
監督さんたちとはお知り合いの方ですが、彼らが鳩山にこられることは
監督さんもご存じではなかったようです。
Aさんは化学物質を扱うメーカーにお勤めでしたが発症されて仕事も出来ません。
家族やご親戚など身近な人からも理解されず、“怠け病”と
思われてしまうなど、この病気のつらさや大変さを話してくださいました。
残念ながら人は自分の身に降りかからないと人の痛みには気づかないもの。
でも想像することは出来ます。
想像することが人間の知恵の大きな部分だと思います。
カナリア的存在である早苗さん、そして70万人ともいわれる過敏症の方々の痛みを
他人事だと思わないで、関係ないと目をそらさないで、
今、受け止めなければと思います。
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