調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

映画「ドラゴン・キングダム」

2008-07-26 | 日記・雑感系
 数年ぶりに映画館に足を運んだ。「マトリックスⅢ」以来か・・・(笑)。
見に行った映画はジャッキーチェンとジェットリーが共演した「ドラゴンキングダム」だ。最近はネットで座席を予約できるから便利になったものだ。

 小学校の時はジャッキー映画が大好きで、休み時間には教室の後ろで友達とカンフーごっこをしていたのが懐かしい。

 最近のジャッキー映画は殆ど見ていないが、今回は何と言ってもジェットリーと共演していることと、予告で見る限り昔のようなカンフーを主体としたようなシーンが見られることを期待して行った。

 結論から言うと(最後の敵のあっけない倒され方が拍子抜けだったが)全般的に面白かった。まずストーリーとは関係ないが、映画が始まって最初の方で関係者の名前を列挙したエンドロール(?)のようなシーンが少しあったのだが、あれが結構オシャレな感じで制作者のセンスが感じられて、個人的には非常に気に入った。「五行山」の風景も映画館のスクリーンで見ると感じ入ってしまうほど綺麗だ。さらに雨乞いに対するジェットリーの「ブッダヘの侮辱(?)」シーンや小さな少林寺ボーイのヘディングなど小さな笑いネタも用意されているので見て欲しい。

 ジャッキーのあの酔拳の達人風の長髪のキャラクターとジェットリーの僧侶のキャラは似合っていた。特にジェットリーの僧侶役は「少林寺」でもお馴染みなのでハマり役だろう。孫悟空役は微妙な気がするが(笑)、カンフーの”キレ”が鋭いのでまあ良いかと思ってしまう。

 ジャッキーとジェットリーとの闘いのシーンはやはり見入ってしまう場面の一つだ。ジャッキーの虎の拳をはじめとした諸々の拳の披露は昔の「~拳」シリーズのように(効果音かもしれないが)迫力があったし、「once upon a time in China」のウォン・フェイ・フォンまたは少林寺のときのようなリー・リン・チェン(ジェットリー)のスピード感溢れるカンフー(蟷螂拳ほか)とのぶつかり合いは2人の映画にハマったことがある人またはカンフー映画が好きな人ならば食い入らずにはいられないはずだ。
 
 ただ、最近のハリウッド映画の流行なのかもしれないがマトリックスのような戦闘シーンのスローモーション、重力の法則を完全に無視したような空中を飛ぶようなシーンがちょっと多用されているのは気になるところで、もう少し控えても良いかもしれない。
 
 場面設定が現代だと「拳銃」があるのでカンフーの無力感を拭えきれず、それが最近のジャッキー映画を遠ざけていた要因の一つだったが、今回のように時代設定が拳銃がない時代ならば”拳と拳の闘い”にリアリティを感じられるので今後もこのような映画を作って欲しい。見に来ている人も10~20代もいたが、30代以上の人が多かった。

 できればジャッキーとジェットリーの闘いをもっと見たい(笑)。

 懐かしさのついでにジャッキー映画の隠れた名曲「カンフー・ジョン/拳法混乱」と伝説の(?)「少林寺木人拳/ミラクルガイ」、そして早送りしたかのような速さの「once upon a time in chinaのジェットリー」「少林寺」の動画を貼っておく。参照されたい。

 「カンフー・ジョン」の歌が頭から離れなくなってしまった・・・(笑)。



  

 
 

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