言語以外にも様々なコミュニケーションの媒体がある、子どもと接する時覚えていたいことの一つ。
言語を用いてコミュニケーションするのは人間だけで、言葉のおかげで他の動物に比べより広く複雑な情報を伝達することができるわけだけれど、言葉以外の要素もフル活用すること、忘れないようにしたい。「目は口ほどにものをいう」と言われるけれど、表情や身振りや顔色や視線や姿勢、言葉以上に大きな役割を果たすことがある。
子どもは大人以上に言葉をひっくるめた全部を見ている。そして言葉の裏の嘘や胡散臭さを感じ取る達人。頭はあちら、言葉はそちら、身体はこちら、とちぐはぐでなく全存在で子どもに向き合っていけたら。
子どもとのコミュニケーションで今まで気づいたり見聞きし試してみて「いい!」と感じること:
・赤ちゃん期からたくさんのコミュニケーションを心がける。赤ちゃんはしゃべらず反応も無く見えたとしても、周りの情報をものすごい勢いで吸収している。たくさん抱っこして触れ合い、目をみて話しかけ笑いかけあやして。親の温もりを言語非言語あらゆる媒体を使って全身で伝え赤ちゃんの温もりも全身で楽しむ。
・子どもによって、その時その場合によって合う方法を見つける。単刀直入な言い方、比喩的婉曲的な言い方、ソフトな声、厳しさのある声、断定口調、質問口調、その時の子どもの心の奥に一番届く方法を選ぶ。
・肯定的ポジティブな言葉を使うようにする。「~しない」より「~する」という言葉をかけるようにしたり。「いつも喧嘩ばっかりしてえ、喧嘩しない!」より「あなたたちもっと仲良くできるよね」、「そのミルクこぼさないのよ」より「しっかり両手で持つといいわよ」、「ああまたこぼして何度やったら分かるの」より「こぼれたどうしたらいい?タオルもっておいで」、「何でこういつも汚い部屋なの、ホント片付けるのが下手なんだから」より「部屋がきれいだと気持ちいいよね、もっときれいな部屋にできるよね」、「何て嘘つき」より「本当のこと言えるよね」などなど。
・怒りを基にしない。怒りの勢いのまま子どもに向かわない。怒りを一旦静め、その子にとってどんな方法で伝えるのが一番届くのかを選択する。怒りの勢いは即効で親の思い通りの結果を生み出すけれど、長い目でみて子ども自身が主体的ポジティブに何かをするという姿勢は育ちにくい。
・脅さない。「恐れ」を何かを「する・しない」という選択の動機にしないようにする。これも即効性があるけれど、長い目でみると主体的ポジティブな姿勢が育ちにくい。本当にしない脅しも意味がないだけでなく信頼関係を損なう。「もう二度とレストランでは食事しないからね」など。
・「愛情」を形に表す。日本ではこちらほど身体的な触れ合いをしないけれど、ぎゅっと抱きしめたり、髪をなぜたり、頬にキスしたり、一日に何度かせめて別れるときや眠る前にすると子どもはトロンと落ち着く。言葉でも伝える。英語の「I love you」は本当に便利でどんな時にも使えてこれだけはいつも英語なのだけれど、日本語だと「愛してるよ」よりその場にあったその時々に温もりのある言葉をかけるという方が自然なのかもしれない。「あんなに難しかったのによく頑張ったね」「あなたならできるわよ」「大丈夫よ」などなど。愛情を表す言葉を書いた紙を、部屋の机においておいたり、弁当や鞄に入れてみたり、形で表していく。
・時間をとる。忙しくても何とか調整して質の良いコミュニケーションの時間を少しでもとる。皆で座って顔を向き合わせながら食事をしたり、兄弟がいる場合も一人ずつ出かけてみたり、何も遮るものなく一人一人と向き合う時間を。
子どもは今此処に全存在で開いている、大人が禅の瞑想などで修行して今此処にあろうとする境地に自然に既にある。子どもと過ごすことを通して、全身全霊で向き合う祈りの姿勢や、今此処にある瞑想や、周りの状況に敏感になるマインドフルネスや、そういった感覚を磨かれていくと感じることがある。子どもの前にきちんといる、身体だけ言葉だけでなく全存在で。
心がけていきたい。
言語を用いてコミュニケーションするのは人間だけで、言葉のおかげで他の動物に比べより広く複雑な情報を伝達することができるわけだけれど、言葉以外の要素もフル活用すること、忘れないようにしたい。「目は口ほどにものをいう」と言われるけれど、表情や身振りや顔色や視線や姿勢、言葉以上に大きな役割を果たすことがある。
子どもは大人以上に言葉をひっくるめた全部を見ている。そして言葉の裏の嘘や胡散臭さを感じ取る達人。頭はあちら、言葉はそちら、身体はこちら、とちぐはぐでなく全存在で子どもに向き合っていけたら。
子どもとのコミュニケーションで今まで気づいたり見聞きし試してみて「いい!」と感じること:
・赤ちゃん期からたくさんのコミュニケーションを心がける。赤ちゃんはしゃべらず反応も無く見えたとしても、周りの情報をものすごい勢いで吸収している。たくさん抱っこして触れ合い、目をみて話しかけ笑いかけあやして。親の温もりを言語非言語あらゆる媒体を使って全身で伝え赤ちゃんの温もりも全身で楽しむ。
・子どもによって、その時その場合によって合う方法を見つける。単刀直入な言い方、比喩的婉曲的な言い方、ソフトな声、厳しさのある声、断定口調、質問口調、その時の子どもの心の奥に一番届く方法を選ぶ。
・肯定的ポジティブな言葉を使うようにする。「~しない」より「~する」という言葉をかけるようにしたり。「いつも喧嘩ばっかりしてえ、喧嘩しない!」より「あなたたちもっと仲良くできるよね」、「そのミルクこぼさないのよ」より「しっかり両手で持つといいわよ」、「ああまたこぼして何度やったら分かるの」より「こぼれたどうしたらいい?タオルもっておいで」、「何でこういつも汚い部屋なの、ホント片付けるのが下手なんだから」より「部屋がきれいだと気持ちいいよね、もっときれいな部屋にできるよね」、「何て嘘つき」より「本当のこと言えるよね」などなど。
・怒りを基にしない。怒りの勢いのまま子どもに向かわない。怒りを一旦静め、その子にとってどんな方法で伝えるのが一番届くのかを選択する。怒りの勢いは即効で親の思い通りの結果を生み出すけれど、長い目でみて子ども自身が主体的ポジティブに何かをするという姿勢は育ちにくい。
・脅さない。「恐れ」を何かを「する・しない」という選択の動機にしないようにする。これも即効性があるけれど、長い目でみると主体的ポジティブな姿勢が育ちにくい。本当にしない脅しも意味がないだけでなく信頼関係を損なう。「もう二度とレストランでは食事しないからね」など。
・「愛情」を形に表す。日本ではこちらほど身体的な触れ合いをしないけれど、ぎゅっと抱きしめたり、髪をなぜたり、頬にキスしたり、一日に何度かせめて別れるときや眠る前にすると子どもはトロンと落ち着く。言葉でも伝える。英語の「I love you」は本当に便利でどんな時にも使えてこれだけはいつも英語なのだけれど、日本語だと「愛してるよ」よりその場にあったその時々に温もりのある言葉をかけるという方が自然なのかもしれない。「あんなに難しかったのによく頑張ったね」「あなたならできるわよ」「大丈夫よ」などなど。愛情を表す言葉を書いた紙を、部屋の机においておいたり、弁当や鞄に入れてみたり、形で表していく。
・時間をとる。忙しくても何とか調整して質の良いコミュニケーションの時間を少しでもとる。皆で座って顔を向き合わせながら食事をしたり、兄弟がいる場合も一人ずつ出かけてみたり、何も遮るものなく一人一人と向き合う時間を。
子どもは今此処に全存在で開いている、大人が禅の瞑想などで修行して今此処にあろうとする境地に自然に既にある。子どもと過ごすことを通して、全身全霊で向き合う祈りの姿勢や、今此処にある瞑想や、周りの状況に敏感になるマインドフルネスや、そういった感覚を磨かれていくと感じることがある。子どもの前にきちんといる、身体だけ言葉だけでなく全存在で。
心がけていきたい。