NLP自習室

NLP自習室はNLPを自ら学び練習する場です。NLPは行動や心理的な状態を自分にとって望ましいものに変化させる道具です。

第371回 仮想体験

2015-04-23 06:57:31 | NLP
◆日時
2015年4月23日(木)6:45から約10分間

◆内容
テキストとして、「心が思い通りになる技術 NLP:神経言語プログラミング」を使い、仮想体験について学びました。

NLPでは大きく分けると、2通りのやり方でプログラムを変えていくと言われています。

1つは、仮想体験です。

イメージを使って、想像の世界で体験をしてみる方法です。

プログラムは体験によって作られます。

その回数と感情的インパクトの強さによって、プログラムが定着していく。それが原則でした。

実際の体験によって作られてきた問題のプログラムを、

イメージの中での体験を通じて換えていく作業をすることができます。

NLPの方法論では、実際の体験よりもイメージの方が効率的に扱えます。

イメージを使って、感情的なインパクトを高めることもできますし、

イメージだからこそ、短期間で集中的に回数をこなすこともできます。

例えば、犬が怖いとします。

NLPでは、何がきっかけ(=トリガー)でプログラムが始まるのかを絞り込んで、

そこからプログラムを変える作業に進みます。

ですから、「犬」全般をトリガーとして扱ってプログラムを変えることで、

すべての犬に対するプログラムを一度に対処できるのです。

私たちは目の前の出来事を体験しているわけではありません。

「犬が怖い」のは、目の前の犬を体験しているからではないのです。

記憶の中から引き出される恐怖の反応を体験しているからです。

この記憶が引き出されてしまう部分をピンポイントで変えていくのがNLPの手法です。

ですから、長い間、犬を飼うことでジワジワとプログラムが変わっていくのを待たなくても、

プログラムだけを狙って変えることができるのです。

そこがNLPの効率的な部分です。

私、犬に噛まれてから、犬が怖くなりました。

そして、犬は私の予測ができない動きをする。

そして、先日、Aさんとの関わりの中で、落ち着かない自分がいて、

何があって、私は落ち着かなくなるのだろうと考えた時、

私自身が体が落ち着かなくなる状態を作っていることと、

Aさんの機敏な動きに反応している自分、

どういうことだろうと考えた時、

犬とAさんの共通点、素早く動くこと、

素早く動くものに怖れを感じる自分に気がつきました。

そこで、仮想体験の手法を使って、

まずは犬の方から克服しようと、

可愛い子犬が寝ている写真を机の上に置いてみました。

その写真はですね。立てかけてあって、本当に子犬が寝ているみたいに見えるのです。

写真だから、ワンちゃんは、もちろん動きません。

毎朝、目覚めると、私の机の上の片隅で、可愛いワンちゃんが眠っている。

このワンちゃんを見ると、とてもホッとします。

だんだん、この写真のワンちゃんを見慣れてきて、ワンちゃんに対する感情が変わってきているように感じています。

ワンちゃん、可愛いなって思う時間が増えています。

本物のワンちゃんを見た時の自分の反応がこれまでとは違うような予感がしていて、今、とても楽しみにしています。