NLP自習室

NLP自習室はNLPを自ら学び練習する場です。NLPは行動や心理的な状態を自分にとって望ましいものに変化させる道具です。

第370回 不都合なプログラムが作動するきっかけを見つけるために、メタ・モデルの質問を使ってみたら

2015-04-22 07:37:43 | NLP
◆日時
2015年4月22日(水)7:25から約10分間

◆内容
テキストとして、「心が思い通りになる技術 NLP:神経言語プログラミング」を使い、

メタ・モデルの質問を復習し、自分自身に使ってみました。

やっていることが上手くいっていない。

本当は〇〇したいのに、できない。

頭では、こうしたらいいって分かっているのに、自動的に、その反応をしてしまう。

そんな時、

できないシーンを映画の一コマのように特定して見てみると、

できるようになるヒントが掴めることがあります。

例えば、

私は、先日、Aさんと話をする時、落ち着いて話をすることができませんでした。

(そのことをより深く理解するためにメタ・モデルの質問をしてみます。)

「それってどんな場面?」

「Aさんから話がありますと言われて、1週間前、2階のB会議室でAさんと2人で話をした時のことです。」

(いつ?どこで?が特定されました。)

(できない動作のきっかけになるものをつかみたいので、相手がイメージとして浮かべているのに、言葉にしていないものを聞き出します。)

「その場面だということが分かるためには、最低限、何が見えて、何が聞こえている必要がありますか?」

「机に、私と90度の角度でAさんが座っています。机とAさんが見えていればいいです。背景はぼんやりしています。音は特に聞こえません。」

(Aさんとだけ落ち着いて話ができないのか、それとも他にもそういう人がいるのか聞いてみます。)

「落ち着いて話ができないのはAさんだけですか?それともこれまでAさんの他にも落ち着いて話ができない人がいましたか?」

「思い当たるのは、Aさんだけです。」

(人も特定されました。できない代わりに何をしているのか聞きます。)

「Aさんと話をする時、落ち着いて話ができない。落ち着いて話が出来ない時、あなたには何が起きていて、何をしていましたか?」

「心臓がどきどきしていて、早口でしゃべっていました。」

(落ち着くことができず、心臓がどきどきしていて、早口でしゃべってしまう。その行動を自動的にしてしまうのだとしたら、

その行動しかできなくなるような体の状態になっていると考えられます。

行動を起すための体感覚があるはずです。

そして、「体の状態が変化する」1シーンがその前にあるはずです。)

(映画のフィルムを作るようなつもりで、例えば、映画のように1分間に24シーンぐらいに瞬間を切り取るようなイメージで、その場面のイメージを並べていきます。)

「早口でしゃべる前、何をしていましたか?」

「イスに座りました。」

「その前は?」

「Aさんの後をついて部屋に入りました。」

「その前は?」

「Aさんの後ろを早足で歩きました。」

「あっ」

「何に気がつきましたか?」

「その会議室に入る前に、階段を下りて、長い廊下を歩いて、Aさんは歩くのが早くて、私はAさんに遅れまいと早足で歩いたので、心臓がどきどきしていました。」

「早足で歩いた後、心臓がどきどきして、落ち着かないのは当然ですよね。」

私はそのことに気がついた後、

これからAさんと話をする時に、落ち着かなかくなった2階のB会議室ではなく、

早足で歩かなくても行ける3階の会議室を予約するという別の選択肢があることに気がつき、試してみたいと思いました。