阪神南ふれあいフェスティバルに行ったお目当てはこれ。
スティーパンのオーケストラ、ワンハーツ スティールオーケストラ。
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2013.10.3(木)19:30 大阪城公園 太陽の広場
犯罪友の会について書いたので、同じ野外劇でもある意味対照的なテント芝居について書こうと思ったのだが。
何を書いていいのかわからない。
対照的、というのは劇場空間のつくりだ。
犯友は丸太で客席を組み上げる。舞台美術も映画セットのように写実的に緻密で、客席から見えないところまでちゃんと作られていたりする。「仮設」ではあっても「移動」できる . . . 本文を読む
2013.10.21(月)19:30 難波の宮公園特設会場
冒頭、破防法が適用されたクーデター未遂・三無(さんゆう)事件について料亭の女将がインタビューを受けている。
三無事件をモチーフにした作品としては2004年公演の『手の紙』がある。関係していると思われた女性が取り調べでしゃべっているというシチュエーションも同じ。そのとき被疑者の側を演じた川本三吉が、今回はインタビューする胡散臭いトップ屋を . . . 本文を読む
2013.10.26(土)16:00 築港温泉
タイル張りの浴槽の縁に腰掛け、釣り糸を垂らす二人の男。
片方が、昔、大きな「おじさん」を釣り上げたなあといい、もう片方が、そんなことあったっけ、という。あったとも、儂は記憶力がいいんだ、タカシもいた、写真を撮った、魚拓を取った、云々と細部のエピソードを足していく。話すたびに、話の内容は少しずつずれている。記憶違いというよりも、話すたびに記憶が作られ . . . 本文を読む
2013.9.29(日)14:00 京都府立府民ホール アルティ
ポストトークで作家が、「死んでいる人は場所を動けないという設定で話を考えはじめたが、途中で、死人は肉体がないのだからふわふわと、むしろ動きやすいんじゃないのか、と思ったことがある」といったことを言っていた。
死んでいる人は動かないという最初の設定は無意識のものだったのだろうが、わたしも、不動なのは死者のほうだという気がする。別に . . . 本文を読む
1ヶ月ほどのあいだに、字幕のある芝居を3つ見た。
会話は基本的に日本語。
『WOYZECK version FUKUSHIMA』 清流劇場
2013.10.19(土)19:00 オーバルシアター
19世紀のゲオルク・ビューヒナーの戯曲を、下級軍人から原発労働者に主人公の設定を変えて上演。ドイツ語の字幕がついていたのは、ビューヒナーへの敬愛とドイツでの初演の形を踏襲したためだろう。
原発クーリー . . . 本文を読む
2013.10.5(土)15:00・19:00 アイホール
今年の「現代演劇レトロスペクティヴ」は60年代の戯曲を3つ取り上げている。そのトップバッター。唐十郎の戯曲を深津篤史が演出する。
昔テントでやられていた芝居を、今、ホールでやるとなると、かなり違うんだろうなと思う。観客を含めた、芝居を取り巻く環境が。
たとえば、貴男は少しもお変わりない、と言われた甘粕大尉がポーズをとりながら「若作りな . . . 本文を読む
1013.10.14(月)15:00 クリエイティブセンター大阪 埠頭
「テント公演です」とチラシに書かれていて、で、会場はこんなふう。
サッカーボールを半分にしたようなテントの中に座って(別に立っててもいいけど)見る。
テントでの公演は天候や時間によって印象が違う、とよくいうが、これだと極端に違うだろう。
テントの中、ぐるりと簡易椅子が並んでいる。
カセットテープが塔のように積みあげら . . . 本文を読む
2013.10.12(土)19:00 春秋座
細部まで演出の行き届いたイベントで、たいへん楽しめた。
劇場入り口でのテープカットに始まり、「木ノ下歌舞伎ミュージアムのオープニングセレモニー」、の体裁で進行。
まず、30分ほどの内覧会。
会場ホワイエに、今回の三番叟公演に関する展示物が並んでいる。展示物に付いている説明を読むと答えられるクイズ用紙(ピンバッチが当たる)を配るのも、歴史などには興 . . . 本文を読む
2013.10.12(土)14:00
大原再訪。
土曜日の昼は人が多いだろうと思った。やっぱり整理券発行の列ができていた。
今日は天台真盛宗総本山・西教寺による順次往生講式。西教寺は大津にあるお寺らしい。
(すべてパンフレットから引いているだけでわかっているわけではありません)
開始時間より前に、琴や笙などの楽器を用意している楽師のお坊さんたち。書きつけ(譜だろうか?)がカレンダーの裏を利用し . . . 本文を読む
2013.10.6(日)19:00 ウイングフィールド
ウイングカップ参加作品ふたつめ。
この集団(劇団ではなくプロデュース公演)も若いな~としみじみ思う。
愚直なまでのストレート直球勝負やセンシティヴな雰囲気は、ある年代に特有なものだ。年を取ると、どんなにやりたくてもできなくなる。描かれているのもどこか懐かしい痛み。時代が変わっても、こういうのは変わらないものなのだろう。
彼らに足りないものが . . . 本文を読む
2013.10.7(月)10:00
大原、勝林院開創千年を記念した慶讃法要
10月5日から20日まで、毎日午前と午後に声明などの法要が行われている。
本堂は準備中
一時間前から整理券発行。
開演(?)前にお坊さんから諸注意がある。飲食禁止、法要中の立ち歩き禁止、撮影録音禁止、携帯電話の電源を切ること、おしゃべりも控えて…
全部あたりまえのことだと思うけど、注意しなきゃいけないのか。いけ . . . 本文を読む
2013.9.23(月)13:00 国立文楽劇場
「那智の田楽」と「奈良豆比古(ならづひこ)神社の翁舞」
第一部は「那智の田楽」。
舞台下手に滝の絵が描かれていて、なるほどお祭ではこの方向に那智の滝があるのかと思う。
木の板を連ねたビンササラ、太鼓という楽器を持った演者たちが踊る。
途中、並んで座った休憩状態の彼らを扇であおぐといったユーモラスな場面もある。
第二部は「奈良豆比古神社の翁舞 . . . 本文を読む
2013.9.22(日)16:00 インディペンデントシアター1st
上演時間70分ほど。いつも短編オムニバスのThE 2VS2が、はじめて長編に挑戦する。
勝手がわからなくて難しかった、と言っていたが、テイストはいつもと変わらず、笑わせてくれる。真っ黒な素舞台に白いボックス、演者は基本的に白いカッターシャツに黒いパンツ、というこれまでのシンプルさを踏襲し、登場人物の人数も絞っている。
この前麻 . . . 本文を読む
20113.9.22(日)19:00 ウイングフィールド
もともと高校演劇のために書かれた戯曲。
以前、別のユニットで見たときは、キャストが絶対女子高校生に見えないのを逆手にとって、よりコメディに仕立てていた(おさげ、セーラー服のおじさんたちが取っ組み合う、とか)。
今回演じるのは大学生で、みな充分高校生に見える。
そのため、設定を女子校から共学にしただけで、戯曲に忠実に、オーソドックスな演出で . . . 本文を読む