鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<684>

2016-05-18 20:25:42 | 日記

 毎度!ねずみだ。

 先日iPhone用にキーボードを購入した、という話を書いた。
 酒場で友人に執拗に購入を勧めたが、買った友人の評価はイマイチだった。ええい、分からん奴には何を言っても分かるまい。

 昼休みの間の短い時間にこのキーボードでパタパタと文章を打っていたところ、職場の同僚が「何だそれ、面白いオモチャだな。」
と覗き込んできた。ほれほれ、友よ、分かる奴には分かるのだよ貴様が分からずやなのだよ。
 彼はタブレット端末を会社から支給されていたのだが、(使っている方は分かると思うが)入力が面倒であまり使っていないとのことだった。

 そこで私が使っていたキーボードをそのiPadに接続してあげたところ、「おお 、こりゃ面白い。」と大喜び。
早速購入したらしい。
 やはり我々の年代にとって、文字入力はパタパタと鍵盤を打つのが楽なのだろう。画面を触ったり横になぞったりするのはなんとも味気ない。「打っている」感が欲しいのだ。

 さて、必要かどうかは別として、オモチャというものは一つあるともうひとつ欲しくなるのが人情。一つは家の中で使う為に、もう一つは会社使いで持ち歩けるように。
いや、勿論現在使っているこの鍵盤だってじゅうぶん小さいし、重さも200gに満たない。とても軽い。何か不具合があってもう一つ買わなければいけないというのでもない。
理由はともかく欲しいものは欲しいのだ。
 という訳で Amazonで検索していると折りたたみ式の鍵盤を見つける。目ざとい妻が寄ってきて、なんでキーボードなんて検索しているのか、この前買ったばかりではないか、
壊れた訳でも無いのになんで更に買うのか、勿体無いではないかと執拗に責める。

 始めは、いや実は持ち運ぶのに何たらかんたら、とか会社で使うのにあーだこーだ、こいつは折りたたみ式だから物凄く良いんだぞ、となんとか理由をつけて奥さんの説得を試みたのだが、だんだん面倒になってくる。
 だって君だって何万円もするバッグを毎年のように買っているじゃないかそれに比べれば4,000もしない鍵盤を買うくらい問題があるものか、と危うく言ってはいけないセリフが口を突いて出そうになった。

 そんな事を言っても 奥さんには通じないのだ。何しろ結論から言うと彼女が正しいのは言うまでもない。いや高額のバッグの話はこちらに置いといて。

 じゃあ、買わないよ、と言いながら奥さんが目を離した隙に注文してしまった。「注文を確定しますか?」ボタンをポチッと押してしまったざまあ見ろ。
たかだか4,000円の買い物で奥さんの顔色を伺うのもどうかと思うが、ちょっと後ろ暗い自分が情けない。

 まあ買ってしまったものは仕方がない。早く届かないかな~。折りたたみキーボード楽しみだな~。