毎度!ねずみだ。
昨日、マッチ売りの少女からマッチを買った話を書いた。
家で開けられなかった袋を会社で恐る恐る開けてみる。なかから出てきたのはBianco Cuore と書かれたセロファンのひねり包装。チョコである。ビアンコって書いてあるところを見るとベトナム製ではないだろう。ネットで調べてみるとなんのことはない、イタリア製でそこらへんのスーパーで売っていそう。
二袋入っていて全部で12個。2,000円払っているので一個167円。どんだけ高いんだよビアンコ クオーレ!白いハート!場末のスナックでチーママが「あら、いらっしゃい。久しぶりね。いつものでいいの?はい、おつまみ。」と出してくる「突き出し」だってもっと安いぞ!
実際には一粒40円くらいで袋入りで売っているらしい。そりゃそうだ、一粒167円で買ったのはスケベ心を出したオッサンの自業自得。ベトナムの女の子は悪くない。今頃、「あのおっさん、バカじゃねーの?500円で買ったチョコを2,000円で買いやがった!日本のスケベおっさん、ちょろいねー!」と笑っているに違いない。
で、まあせっかく買ったことだし、食ってみるかビアンコ・クオーレ(やや巻き舌で)
・・・あまい。
めちゃくちゃ甘いぞ、くっそ甘い!頭痛がするくらいの甘さ。イタリア人はこんな甘いチョコ食いながらフェラーリやアルファロメオを作っているのか!あまりの甘さに眩暈を覚えつつ
こりゃ食えんわ、と近くに座っている連中に配ることに。
たまたま渡した女性が、「私も昨日市ヶ谷の駅で声をかけられましたよ。」だって。
下手な日本語が書かれたカードに「コロナで仕事ないです。お菓子買ってください。」と書かれていたそうだ。「もちろん速攻で無視して帰りましたよ、えー、買っちゃったんですか?何スケベ心出してんですか。良いカモですね。」と笑われた。
どうやら、東京のあちこちで同じようなマッチ売りの少女が現われているらしい。もしかしたら組織犯罪か?反社会的勢力の資金稼ぎなのカモ?いたいけなアジア人少女を使ってチョコレート輸入業者を抱き込んだ巨大な反社会的勢力の巨大組織の陰謀に加担してしまったのカモしれない!カモ!
コロナが蔓延する東京で、用心しつつ感染におびえながらマスクをして通勤していた私が思わぬところで組織犯罪の毒牙にかかってしまったようだ。すでに私(カモ53歳オス)の情報は組織のサーバーに登録されてしまい、第二、第三のトラップが仕掛けられているカモしれない。
家の35年ローンがあと25年も残っているというのに、アジアンハニートラップにあっさりと引っ掛かり、イタリアの白いハートで虫歯になってしまい、妻からは汚いモノ(カモ53歳オス)を見るような目で見られ、世間からは罵られ、いずれ会社にもばれて、社会からも抹殺されてしまうに違いない。中央線のホームから身を投じる日も近いカモ。
という訳で今日は隣の駅で降りて歩いて帰ることに。帰りに帽子とサングラスを買います。
じゃ!