毎度!ねずみだ。
業界では日本最大規模を誇る王立絶望印刷会社は日本の至るところに(勿論海外にも)営業所を持っている。雪深き(かどうかは知らないが)新潟にもあって、そこの事務の女性とは旧知の仲である。仕事の上での係わり合いはかれこれ10年以上にもなる。
誰にも好かれるお人よしの彼女は、その性格ゆえか過去に何人もの男に騙されてきた。「今度こそこの人と結婚します!」と報告があってこちらも喜んでいたところ「ダメになっちゃいました!」と再報告が。
そんなことが何度もあって「お前は男を見る目がないんだよ。」などと諭した。
その彼女から「報告!結婚します!」と連絡があった。メールに写真が添付されており、そこには彼の家族との顔合わせした際のものが。朴訥そうな好青年がそこには写っていた。
写真の中の彼女は私の知っていたかつての暗い顔をしたそれではなかった。照れながらそれでいて堂々とした雰囲気を醸し出している大人の女性だった。「結婚式場で早速もめて喧嘩してます!」と嬉しそうな文章を読み、今度こそ結婚するのか、と
なんだか嬉しいような寂しいような。
基本的には私は関わった全ての善意の人(でもないが)に、幸せになって欲しいと考えている。(勿論、今このサイトを読んでくださっている1億人弱の読者の皆さんも含めて)
私が言うことではないだろうが、幸せを掴み取るのには努力が必要だ。勿論なんの苦労もなく幸せになってしまう人もいるだろうが、そんな幸せは何の価値も持たないのではないだろうか。容易く手に入れたものは容易く手放してしまうだろうし、
そもそも容易に手に入るものは「幸せ」とは感じないかもしれない。
よく私が例えばなしに引っ張り出すのだが、本当に手に入れたい幸せとは、高い木の上の上、手を伸ばしても手に入らない高みにぶら下がっている果実のようなものではないか。どうしても果実を手に入れたいのなら苦労して木によじ登ったり、どこからか梯子を借りてきて登らなければいけない。何かしら行動しなければ始まらない。手が届く範囲の果実では人は満足できないように出来ている。
「どうしてもあの高みにある果実を手に入れたい!」と心に決めたのなら、行動あるのみだ。ただボーっと眺めているだけでは果実は手に入らない。あまつさえ誰か他の人がその果実を奪い去ってしまうかもしれない。そうやって諦めながら生きていくのか?それがイヤなら行動すべきだ。
「どうせ私なんか。」と自嘲気味に笑ってみても本心では(もしかしたら私だって。)と考えているものだ。もし少しでも(もしかしたら)と思っているのなら立ち上がるべき。
・・・という話を彼女にもしたことを思い出した。
何度も木に登ってその度に失敗した彼女だったが、めげずにまた木によじ登ってついに自分だけの果実を手に入れたようだ。
よかったよかった。
じゃ、また。
業界では日本最大規模を誇る王立絶望印刷会社は日本の至るところに(勿論海外にも)営業所を持っている。雪深き(かどうかは知らないが)新潟にもあって、そこの事務の女性とは旧知の仲である。仕事の上での係わり合いはかれこれ10年以上にもなる。
誰にも好かれるお人よしの彼女は、その性格ゆえか過去に何人もの男に騙されてきた。「今度こそこの人と結婚します!」と報告があってこちらも喜んでいたところ「ダメになっちゃいました!」と再報告が。
そんなことが何度もあって「お前は男を見る目がないんだよ。」などと諭した。
その彼女から「報告!結婚します!」と連絡があった。メールに写真が添付されており、そこには彼の家族との顔合わせした際のものが。朴訥そうな好青年がそこには写っていた。
写真の中の彼女は私の知っていたかつての暗い顔をしたそれではなかった。照れながらそれでいて堂々とした雰囲気を醸し出している大人の女性だった。「結婚式場で早速もめて喧嘩してます!」と嬉しそうな文章を読み、今度こそ結婚するのか、と
なんだか嬉しいような寂しいような。
基本的には私は関わった全ての善意の人(でもないが)に、幸せになって欲しいと考えている。(勿論、今このサイトを読んでくださっている1億人弱の読者の皆さんも含めて)
私が言うことではないだろうが、幸せを掴み取るのには努力が必要だ。勿論なんの苦労もなく幸せになってしまう人もいるだろうが、そんな幸せは何の価値も持たないのではないだろうか。容易く手に入れたものは容易く手放してしまうだろうし、
そもそも容易に手に入るものは「幸せ」とは感じないかもしれない。
よく私が例えばなしに引っ張り出すのだが、本当に手に入れたい幸せとは、高い木の上の上、手を伸ばしても手に入らない高みにぶら下がっている果実のようなものではないか。どうしても果実を手に入れたいのなら苦労して木によじ登ったり、どこからか梯子を借りてきて登らなければいけない。何かしら行動しなければ始まらない。手が届く範囲の果実では人は満足できないように出来ている。
「どうしてもあの高みにある果実を手に入れたい!」と心に決めたのなら、行動あるのみだ。ただボーっと眺めているだけでは果実は手に入らない。あまつさえ誰か他の人がその果実を奪い去ってしまうかもしれない。そうやって諦めながら生きていくのか?それがイヤなら行動すべきだ。
「どうせ私なんか。」と自嘲気味に笑ってみても本心では(もしかしたら私だって。)と考えているものだ。もし少しでも(もしかしたら)と思っているのなら立ち上がるべき。
・・・という話を彼女にもしたことを思い出した。
何度も木に登ってその度に失敗した彼女だったが、めげずにまた木によじ登ってついに自分だけの果実を手に入れたようだ。
よかったよかった。
じゃ、また。