鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<639>

2013-08-12 08:44:42 | 日記

 毎度!ねずみだ。

 gooのセキュリティー対策とやらで、パスワードの変更を要請されたためログインして変更しようとしたのだが、何度やってもうまくいかないので
<638>まで更新した旧ブログは放置。今後はここで更新。

 さて、前回更新してから半年経ってしまったらしい。その間に新年度になり、いくつかの別れといくつかの出会いがあった。

 かつて一緒に仕事をした若い仲間が退社した。

 奥さんが都会に馴染めず、また子供が生まれた頃に彼が出張で家を空けることが多くなり、奥さんがノイローゼ気味に。それで奥さんの郷里で再就職することになったのだ。
 仕事に対して熱い思いを持った男だった。数多い会社の仲間でそういう、熱い思いを持った奴に出会うことはなかなか無い。またそんな奴とタッグを組んで困難を乗り越えるという機会はさらに無い。ある意味「同志」と呼んでも過言ではないかもしれない。

 そんな彼が退社の報告をしてくれた。同じ部署に現職の担当がいるのに、その男より先に私に報告をしてくれたのだ。「今度会社を辞めることになりました。」と俯きながら。
 男が会社を辞めるからには相当の覚悟があったに違いない。俯いたままその履歴をポツポツと話したのだった。

 仲間内で彼に選別の品と寄せ書きを送ることにした。若い彼にふさわしい多少派手目なネクタイを送った。我が王立絶望印刷会社のイメージカラーと同じ色をチョイスして「勝負の時にこのネクタイを付けて下さい。君にはこの会社で一緒に戦った仲間がついています。」と言って渡した。
 
 寄せ書きには「至る所に青山あり」と書いた。私の好きな言葉で「青山」とは墓のことである。「どこでくたばっても(そこが墓になるから)その場所で勝負しろ!」というような意味に捉えている。

 そうなのだ。男と生まれた以上、どこででも勝負してやるのだ。



「落ち着いたら連絡しろよ。」とメールアドレスを渡したのだが、3ヶ月経っても連絡が
無い。まあ便りが無いのが良い証拠、としようか。