鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<773> おっさんも荒野を目指すので

2022-05-16 19:23:44 | 日記

 毎度、ねずみだ。

 鼠丼(ねずみどんぶり)の前身である「鼠ホ-57号通信」をYahoo!ジオシティーで始めてから15年以上が経った。これまでに人生の転機になる事案が何度かあった。その度に滑ったり転んだり落ち込んだり喜んだりしたが、それでも人生は容赦なく進んでいき、徐々に私から若さを奪っていく。
 過ぎた日々の中で出会った人たちはどうしているだろうか。皆それぞれに転機があっただろうが、できれば皆がその度に幸せな方向に進んでくれていると良い、と切に願う。

 さて、4/1付の人事異動で別の職場に移った。通勤に30分ほど余計にかかるようになったのには閉口する。以前の職場で「やりきった感」があったので「機会があれば他の職場で働いてみたい」と異動願いを出していたところ「じゃあ、行ってらっしゃい」と追い出されてしまったのだ。
 ウチの会社の場合異動というとネガティブなイメージがあったのだが、あとで色々と話を聞くと、むしろ私にとって今回の異動が「ラッキーな異動」であることが分かった。特に異動先がまだ設立されたばかりの新しい事業部だと言うことは私にとっては「スペシャルラッキー」。周囲からも「大変だね。」と言われている。

 差しさわりがあるのであまり書けないが、事業内容も業務システムもまだ確立しきっていないようである。言わば赴任先は整地された土地ではなく「荒野」なのだ。
 こうした「荒野」に放り出されるということは何もかもゼロからの立ち上げになるため乗り越えなければならないハードルは高く、そしていくつもある。しかし逆に言えばこちらの腕次第で仕事しやすい環境に整地できるのだ。なかなかこんなチャンスは無い。不安よりも期待のほうがはるかに大きい。

「青年は荒野を目指す」は五木寛之の名著だが、もうすぐ55歳になるおっさんだって荒野を目指すのだ。絶対に負けねえ。

 じゃ、また。