鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<674>

2016-02-13 08:17:35 | 日記
 毎度!ねずみだ。

 愛用していたスマホが寿命(といってもまだ3年目だぞどうしてくれるアップル社!?)を迎えたらしく、ブラウザを立ち上げると何回かに一度電源が落ちてしまうようになった。充電100%で会社を出ても帰る途中で「バッテリーの容量があと○○%です」というメッセージが出る。
 もしかすると初めから3年でバッテリーがいかれるように仕組んであったのかも。

 で、まんまとアップル社の策略にはまって機種交換の羽目に。

 それを契機に電話帳を整理した。
 「うーん、この人誰だっけ?」というような名前がずらずらと出てくる。200件ほど並んでいたのを片っ端から削除していったら、あれよあれよという間に登録人数が減ってしまった。
 もともと友人が多いほうではないのだが、家族やらごく親しい友人、趣味の連絡先などにしぼったらなんと30件になってしまって愕然とした。なんという交友範囲の狭さだろう。まるで社会から断絶されて生活しているのかと自らを疑ってしまうほどだ。思わず失笑。

 電話帳に残っている名前を眺めていたら、妙に懐かしくなってしまいついつい用事も無いのにメールを打ってしまった。勿論特に用事があろうはずも無いのだが。すっかり私のことなど忘れているだろうと思っていたが、翌日丁寧なメールが返ってきた。

 ちょっと嬉しい。

 手紙を書くほどかしこまった仲でもないし、その手間を考えるとどうなのか。何より「重い」ような気がする。いきなり電話をかけるのは土足で相手家に上がり込むみたいで気が引ける。

 そこでメール。メールは良い。手紙と電話のそれぞれ良いところを持ち合わせている。手紙ほど長くなく、電話と違って何度も読み返せる。

 というわけで受け取ったメールを何度も読み返してみる。

 じゃ!


 

 

<673>

2016-02-06 11:59:45 | 日記
 毎度!ねずみだ。

 最近どこの観光地へ行っても中国人観光客の集団に出くわす。
 マナーという言葉すら知らないであろう彼らの傍若無人ぶりは目に余り、せっかくの旅行の気分に水を差す。

 おそらくバブル時代に外国に「ブランド買いあさりツアー」に出掛けていた日本人観光客も同じようなものだっただろうから、あまり文句は言えない。

 敬愛する筒井康隆先生の短編で「農協月へ行く」という古い作品があった。時代設定は近未来で、月への旅行が可能になる時代の設定。金持ちの日本の集団がロケットの中で騒ぎまくり、周囲のひんしゅくを買う。他の乗客は眉をひそめながらも、彼らが「ノーキョー」の連中であることを知り納得する・・・、確かそんな内容だった。

 日本の観光地はその観光資源で食っているのだから、当然金を落としてくれない日本人より、マナーを知らない中国人のほうがありがたい。まあそれはそれで分かる。だが、彼らとていつまでも日本に金を落とし続けるわけではないし、一度離れてしまった日本人観光客が戻ってくるのは、中国人観光客が日本に飽きて来なくなってからのことだろう。 
 日本を愛でてくれ、日本文化に尊敬の念を抱く諸外国からの観光客に日本を楽しんでもらいたいのだが、彼らもまた中国人のふるまいには苦笑しているだろう。

 勝手ながら私も同じ感情を抱いている。

 確かに今や中国は経済面では世界のトップになった。だが残念ながら(日本がかつてそうであったのと同じで)国民性はまだまだ発展途上なのかもしれない。いずれ彼らの国民性が向上して紳士淑女になるかどうかは疑問である。

 もうすぐ中国の旧正月が始まるので、またマナー知らずの彼らが日本に乗り込んでくるだろう。