なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、花祭り、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

北海道 最終日

2012-10-21 23:54:34 | 日記

 長期休暇中ではなく、休みをとっての旅なので、今日でこの旅もおしまい。
 この時期に北海道で撮りたい列車といえば、「SLニセコ」でしょう。札幌到着後、すぐに札幌駅内へ。早朝に撮りたい列車といえば、「はまなす」。唯一残っている定期急行列車(しかも夜行の客車)である。ただ、これも撮影地に向かう列車に乗る時間まで余裕が無い。撮影地には早く向かいたい。「北斗星」の様に遅れるかもしれないと、半ば諦めムードで待っていた。でも、2分程遅れただけで、無事撮影できた。

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 撮影地は小樽駅から塩谷駅方向に3キロほど行った「オタモイ峠」にした。煙が期待でき、ポイント近くまで公共交通機関で行けて、立ち入るのに不適当な場所ではないところといえば、ここが一番いいかなあって思った。小樽駅からはバスで。既に先客がいた。三脚で場所取りをし、普通列車を撮影。

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 後から来た人が「○○さんが来ているから、煙が期待できるよ」と言ってきた。名前言われたって知らないよ・・・。いつも機関士に煙を頼んでいる撮影者が来ている様である。皆車で来ているらしく、寒い外で待ち続けているのは僕1人(汗)
 最終的に10人強集まった。直前になって、雨が降るかもと思う位の暗い雲が上空にかかってしまった。期待通り、煙を上げて木立の間を抜け始めた。

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 ドレンも素晴らしい!

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 機関士が誰か撮影者にOKサインを手で作って見せていた。煙を頼んだ人に対してだろう。乗客がこちらに手を振っていたので、こちらも振り返した。追っ掛けするのか、皆すぐに消えていった。でも、無理に追っ掛けるのは危険だよ・・・。
 小樽近郊を撮影地に選んだ理由のもう1つに、寿司が食べたかったからである。事前にネットで調べた「寿司処 旬」に入った。


 若い夫婦が営んでいた。「握り寿司 旬」を注文した。11貫にかに汁が付いてきた。また、ネットでクーポンを印刷して持っていったので、いくらが載った茶碗蒸しも無料で付く。カウンターに座っていると、1、2貫ずつネタの説明がありながら出てくる。寿司屋ってそういうものなんだろうけど、次々と出てきて、なんか食べるのをせかされている様で、僕は苦手。
 北海道辺りでしか食べられないネタはボタンエビ位か?こっちでは寿司屋なんて行かないから、分かんないけど。ボタンエビ他各ネタは美味しかったけど、うに、いくら、穴子がこちらで食べるのとは比較にならない位美味しかった。っていっても、パック寿司や回転寿司と比べちゃいけないけど(苦笑) いくらはなかなか噛み切れず、噛み切ったら口の中ではぜた。うには「海水うに」を使っていると説明があり、クセが無くて美味しかった。保存用に「ミョウバン」という薬品を使っているものが多いそうで、「海水うに」はうにを塩水に入れたものだそう。穴子はツメがくどくなく、シャリと共に口の中でほどけた。かに汁はあっさりしていてちょうど良かった。あまり濃い味だと、寿司の味覚に影響してしまうと思う。久し振りに本格的な茶碗蒸しを食べたなあ。


 満足して店を出た。次は観光と札幌に戻る「SLニセコ」に乗るためにニセコ駅に向かうのだが、列車までまだ時間があるので、散策する事にした。小樽には前来ているので、どうしてもという気分ではなかった。
 北海道で最初の鉄道で、1985年に廃止となった「手宮線」跡。

 
去年の門司といい、港町には洋館がいくつかある。


 小樽運河。


 そしてニセコに向かった。車窓を眺めると、なかなか紅葉が色付いていた。こんないい旅をしている自分を自画自賛した(笑) 倶知安(くっちゃん)駅で少し停車。「SLニセコ」が機関車の入れ替えをしていた。

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 客車のテールマークはC11形とDE15形が併結する札幌~小樽 か、ここでしか見られないということだろう。

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 ニセコ駅に到着。「エアポート」が混みそうなので、指定席券を購入する事にした。窓口に申し出たら、発券に時間が掛かるという。駅に戻ってきたら受け取る事にし、外に出た。
 まずは温泉へ。駅前の「綺羅乃湯」。やはり、温泉に入ると脚の疲れが吹き飛ぶわあ。


 次に「ニセコ大橋」へ。SLの撮影地でもある。ハロウィンを意識してか、道にかぼちゃが置かれていた。


 「羊蹄山」の上は雲で隠れていた。


 「ニセコアンヌプリ」は綺麗に見えた。橋の上からより、橋に通じている坂の途中から見る方がいい。


 駅に戻って切符を受け取った。まさかこの時代に料金系汎用手書き切符に再会できるとは思わなかった。昔、三河大塚駅でも使っていたなあ。電話でどこかとやり取りして手配したのだろう。三河大塚駅は隣の三河三谷駅に電話をかけていたと思う。


 倶知安駅までは自由席なので混むかと思ったが、そうでもなかった。「SLニセコ」の指定席券は前もって三河大塚駅で購入済。指定された席は進行方向後ろ向き、通路側という一番ハズレだった。自由席の間は前向き窓側をと、カバンを置いて車外に出た。皆C11側をとっているので、まったりとDE15を撮影(笑) 戻っても、ボックスには他に誰も座っていなかった。

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 列車は倶知安駅に向けて発車。ほどなくして倶知安に到着。運転室に入らせてもらえるサービスがあった。熱気が凄かった。機関士さんは大変だなあ。


 また、ホームではじゃがいもやじゃがいもを使った食べ物が売られていた。「いももち」を買った。素朴で美味しかった。倶知安で買った「いももち」を食っちゃん(笑) 席に戻ったら、家族グループがボックスに座っていて、車内はほぼ満席だった。
 煙が林の中に吸い込まれていった。じきに外は暗くなった。新潟行の「ばんえつ物語」に乗った時にも思ったけど、夜のSL乗車もシックでいい。
 2号車「カフェカー」には和服の女性客室乗務員が乗務しており、売店コーナーでの販売や沿線ガイド等の車内放送をした。丁寧に乗客にあいさつ回りもしていた。車内イベントもあり、子ども車掌体験に当選した男の子が鐘を鳴らしながら「次は小樽~」って通路を通っていった。「SL車標」、「点検ハンマー」などのSL装備品の購入権の募集があった。僕は興味無かったんで応募しなかったけど。
 小樽駅では、後ろにいたDE15がC11の前に来て、連結する。


 小樽駅を発車してしばらくしたところで、DE15のけたたましい警笛が聞こえ、急停車した。鹿が線路に侵入したとの事。もう札幌近郊区間だけど、鹿いるんだなあ。
 2分位遅れただけで札幌駅に到着。「エアポート」で新千歳空港へ向かい、帰路に就いた。
 楽しい思い、残念な思い、色々な思いがあったけど、忘れたい嫌な思いは無く、皆記憶に残る思い出となった。素晴らしい旅ができた事に感謝!
 最後に・・・・・札幌駅は違うけど、JR北海道の色々な駅で使われている接近放送(チャイム)が暗過ぎて、気落ちするわ!
 


 


 

コメント (10)
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