なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、花祭り、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

小宝島到着

2010-05-01 22:29:51 | 日記

 早朝5時過ぎに目が覚めた。朝日を見るため、外に出た。6時前に日が出て、その後口之島に入港した。口之島を出ると、島の上に日が昇ってきた。


 フェリーは次々と各島に寄港していく。口之島の次は昨年のGWに訪ねた中之島。トカラ列島は昨年夏にあった皆既日食の観測場所となった。


 その後、平島、諏訪之瀬島、去年のGWに訪ね、今年も小宝島の後に訪ねる悪石島に寄港し、小宝島にはお昼頃到着した。12時間もフェリーに乗っていたのである。波が穏やかだったので、船酔いをしなかった。港にサワラが降ろされた。焼いた切り身しか見た事がない。



 出張所の職員さんの車で、今回お世話になる「湯泊荘」へ。申し合わせた訳ではないが、Hさんも同じ島、同じ宿であった。早速、昼食をいただいた。


 午後からは、まず島巡りをした。ハブが怖いのでビクビクしながら歩いていると、道の脇からカサカサという音がよく聞こえて、おっかなかった(汗) しかし、ハブではなく、トカゲなどの小動物だったみたい。
 小宝島は周囲4キロ程の小さな島である。ジュースの自動販売機が故障していて、お酒以外の飲み物を買ってこなかったので、困ってしまった・・・。


 自動販売機の近くには、小中学校があった。南にある宝島の分校となっている。そう、宝島という島が実在するのである。児童生徒数は10人との事だが、ほとんどは海浜留学生や学校の先生の子どもらしい。島の学校は過去に休校となった間がある。


 「小宝島温泉センター」は閉鎖となっていた。観光案内では「利用料金200円」と有料になっていたので、これで宿以外でお金を使う事が無くなった。


 悪石島と小宝島との間には「渡瀬線」と呼ばれる生物地理上の境界線がある。温帯と亜熱帯との境とも言えよう。一番分かりやすいのが、ハブ生息地の北限が小宝島である。アダンの木があり、綺麗な蝶が飛び、一昨年まで沖縄によく行っていたので、沖縄に来ていると勘違いする時があった(苦笑)



 島の近くには、小島という無人島がある。


 一番楽しみな、温泉がある場所に来た。南の宝島にも温泉があるが、源泉掛け流しなのかどうか分からない。沖縄にも温泉があるが、沸かしていると思う。とりあえず、源泉掛け流しの野天風呂としては、最南端ではなかろうか。入口には、北海道阿寒湖の「ボッケ」の様な、熱い温泉がブクブクしているところがあった。


食べ物を蒸すのに使っているのであろう。側には蓋が置いてあった。


地面の舗装の割れ目からも温泉の蒸気が上がっていた。海の方に降りていくと、温泉がある。降りて右には、入浴用としては使われていなさそうな槽があった。仕切りで3つに分かれていて、海から一番遠い枠に、湧いて出てきた温泉が流れ込んでいた。もちろん、その枠の湯はとても熱かった。真ん中が適温、海側の枠はぬるかった。


左手の階段を昇って降りたところに、入浴用の温泉があった。保温のため、蓋がしてあった。


 温泉には夕方入る事にした。すぐ脇の磯で、同じ宿の人と別の宿の家族及びそのお連れさんらしき青年が、魚をモリで突いたりして、磯遊びをしていた。濃い緑色のカニが気持ち悪かった。
 小宝島と平島は接岸しにくい日が多く、ランプウェイ(車両を渡すためにフェリーから出る橋)を使えない場合がある。平成2年までは、沖合にフェリーを停め、そこまで小型船で人や荷物を運ぶ、艀(はしけ)作業が行なわれていた。フェリーは島の人々にとって命の綱であり、フェリーが何日も欠航すると、食料が途切れてしまう可能性がある。艀で使われていた小型船が展示してあった。


 島を巡って一番印象深かったのは、奇妙な形をした岩があちこちにある島だなあって思った。


 トカラ列島の多くの島には、平家の落人伝説がある。平家の落人が隠れ住んだという岩窟。


 島にはいくつか神社などの神聖な場所があるが、ここが中心の神社であろう。沖縄の御嶽(うたき)に雰囲気が似ている。中に入る事は止めておいた。


 夕方、先程の温泉に入った。ここは無料である。いつでも温泉に浸かる事ができ、温泉天国である。
 宿に戻り、夕食をいただいた。島だから、魚料理が中心であった。買ってきたビールを飲みながら、いただいた。


 すると、先述の別の宿に泊まっている家族の2人兄弟で下の男の子と青年が、ビールを差し入れにやってきた。気前いいねえ。その2人と同じ宿の人と一緒に、少し外を歩いた。ヤシガニがいるみたいだけど、まだ時期が早いらしく、何にもいなかった。その時には、ハブの事を忘れていた。夜こそ怖いのに(汗)





 

コメント
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