日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ガソリン税復活 再可決で成立

2008-04-30 20:56:30 | Weblog
■ガソリン税復活 再可決で成立
http://mainichi.jp/select/today/news/20080501k0000m010001000c.html

今日のTBSラジオのアンケートでは賛成が4%、反対が96%と、国民の空気をまったく読めない福田総理の強行採決でしたが、解散総選挙でさすがに過半数は割り込まないだろうという試算も、これで崩れてしまうでしょう。やはり200リットルの軽油を積載するトラックなどは、今回の値上げで月に数万円の負担増となり、小泉改革の規制緩和で収益を減らしているところへの、ダブルパンチになるわけです。

これでは、道路特定財源を復帰させて地方の道路建設会社が助かったとしても、全国の運送会社が潰れてしまうでしょう。

まあ、これで与野党逆転の日も見えてきたので、ある面いいのかも知れませんが。

というのは、今の小選挙区制の選挙というのは、かつての中選挙区制で自民と野党が二人以上選出された時代とは、まったく違う選挙制度だからです。数ある一人区では一人しか選ばれないので、そこで負ければ、イギリスのように与野党が容易に逆転してしまう可能性が高いのです。

でも、僕が感じたのはやはり民度が低いぞ、この国はということ。

ガソリンの高騰を抑える対策も必要ですし、道路をしっかり整備する財源も必要です。国民はその両方でものを考えなくてはなりませんし、そこで知恵をしぼるのが、国会議員の本来の仕事でもあるのでしょう。

↓下の国民新党法案を使えば、両方解決できたものを、自民も民主も政争ばかり考えているからこんなザマになるわけです。まあ、まずは自民を倒す「自・エンド」運動を、充実させていくしかありません。

http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20080123.shtml
石油高騰から国民生活と経済を守る緊急経済対策
(石油高騰に伴う国民負担軽減給付制度に関する提案)

平成20年1月23日
国民新党

最近の石油価格高騰に伴う国民生活の深刻な負担増加を緊急に解消するため、負担増加額の概算を推計し、あわせてそのための財源を検討する。

1 負担増(概算推計)
ガソリン 平成17年半ばの水準の120円/Lに戻す
6000万KL(600億円/L)×30円(150円-120円)=1兆8千億円
軽油 平成17年半ばの水準の100円/Lに戻す
3700万KL(370億円/L)×30円(130円-100円)=1兆1千百億円
灯油 平成17年半ばの水準の60円/Lに戻す
2500万KL(250億円/L)×38円(98円-60円)=9千5百億円
合計 3兆9千億円

2 財源
外国為替資金特別会計の運用収入
外貨準備金110兆円の19年度運用収入3.6兆円のうち、2.1兆円を充当する。
ア 積立金の繰り入れ1.8兆円全額
イ 一般会計繰り入れ1.8兆円のうち3千億円を充当
財政投融資特別会計の運用収入
20年度予算5兆円のうち、本年度利益として計上されている1.8兆円を充当。
合計 3兆9千億円

3 給付
原油価格上昇時点(平成17年1月)以降の領収書を持ってきた人に、次の給付場所で支給。

給付場所:郵便局、政府系金融機関、農協、市町村役場税務課

秋葉原探索

2008-04-29 23:58:32 | Weblog
今日は、誕生日休暇をもらったので、地元の駅で東京都内の一日周遊券などを買って、久々の秋葉原探索に出かけました。これで2千円もしないのですから交通費としては安いものです。

と思いきや、電車に乗っていて超お腹がすいたので、品川駅の「品達」というラーメン村に行きました。
http://www.shinatatsu.com/raumen/index.html

まず手始めに、故郷旭川の「さいじょう」を食べて、やっぱり故郷旭川ラーメンはレベルが高いやと満足したのもトコの間、じゃなくてつかの間、二杯目に食べた「せたが屋」を食べて、これもただ者ではないと驚きました。

さすが環七沿いの名店の味というか、魚海系とトリガラでスープを作っていて、東京の名店「青葉」にもっと、スープのとろみと麺をもっちりさせた感じで、なかなか美味しかったです。

一日周遊券を買った強みで、今度は山手線に乗り換えて、またなぜか秋葉原をスキップして御徒町で降りました。

アメ横を歩いたのですが、これがなかなかどうして、楽しい楽しい。

アメ横は、狭い路地に小さなお店がゴチャゴチャしていて活気があります。景気の良い状態とは、マンモススーパーを乱立させることではなくて、日本全国に、こういった商店街の活気が出てきたときに、初めて景気が良くなったというのです。それにしても、フランクミューラーの偽物の時計が取り締まりも無しに千円で売られていたり、7千円の大トロが、たった千円で叩き売られていることの意味がよく分かりません。

次に、秋葉原に向かって、中央通りを数本外した狭い路地を歩いていくことにしました。

こうなると「ああれえええ~!」と驚嘆する滝口順平のナレーションで(ヤッターマンのドクロベーの声)おなじみの「ぶらり途中下車の旅」になってしまいますが。

僕が発見したのは、「燕湯」というお店。この地域に、昔からある銭湯らしく、試しに入ってみることにしました(写真1) 手ブラじゃなくて(笑)、手ぶらでも、タオルを有料で貸してくれるのですが、一回分のシャンプーと、ボディシャンプーを購入してもトータル520円と激安でした。入ってみて、浴槽内のお湯がきれいで、江戸っ子の好きな熱めのお湯で、まあ気持ちいいこと、気持ちいいこと。最近人気のスーパー銭湯はたいがい浴槽が汚れているのだと、あらためて認識することができました。

お風呂に入ってサッパリしたところで、中央通りに出ました。

中央通りは、祝日ということもあって歩行者天国になっていたのですが、いつものコスプレによる路上パフォーマンスがきれいサッパリ消えていました。

先日の裸まがいのコスプレ女性が逮捕されたというのもあるのですが、誰かがコスプレパフォーマンスをやろうとしても、すぐさま警察官がやってきて笛を鳴らして、蹴散らす様子が見受けられました。民放のテレビ局も来ていましたが、法を遵守するアキバ系の人間からは、警官と争う光景など期待できるわけもなく、ネタも得られずにとぼとぼ帰っていく様子でした。

コスプレは多少は派手とは思いますが、20年前の原宿歩行者天国のバンドブームなんて、こんなものではなかったですよ。道路交通法違反というのもあるのでしょうが、仮にも歩行者天国なんですから、若者の活力を何もかも奪ってしまうような、そんなギスギスした取り締まりをやるなよと、石原都知事に言いたいです。

それと今回気になったのは、秋葉原をプライベート案内するメイドさんとアキバ系のブ男のカップルがあちこちで見られたのですが、メイドさんがみんな、とっても美人だったことです。なんだかバブル時代に銀座のクラブの女性をアフターに誘っているオジサンたちの、ソフトドリンク版といったところですが、これはちょっと、触手が動きそうな気もしないでないです(笑) メイドといえば、老舗の@カフェは、相変わらずの人気で、店の入り口エレベータはかなり混雑していました。

最近目に付いたのは、秋葉原にできた「まんだらけ」ですが、まあこれは出来るべくして出来たというところでしょうか。昔の本を高く売るお店ですが、「BOOK-OFF」もヨドバシのそばにできましたが、こちらは安く売るお店で、どうも秋葉原には相応しくないと思われます。

あと気になったのは、最近行列の絶えないドラゴンアイスのお店。美味しそうだったので、今度来たときは食べてみようと思います。

夕食は、魚がし日本一で、立ち食い寿司を食べて帰ることにしました。これが安くて美味しいのですよ。

反米反共という選択

2008-04-28 23:52:54 | Weblog
今日のTVタックルを観て、北京オリンピックを前に、人権問題で揺れている中国の様子がよ~く分かって面白かったです。

僕はチベット問題を考えて、北京オリンピックはボイコットした方がいいんじゃないかと思っていましたが、宥和政策で、このまま民主化の方向へソフトランディングさせていった方が、共産政権を崩壊させることができるのではないかと考え直しました。

最近のテレビ報道は一昔前と違ってずいぶん右傾化していますが、中国の報道が信頼できないというのは分かります。しかし、僕などは欧米サイドの報道も信頼していません。

チベットの人口が600万人もいないのに、中国に400万人~600万人も虐殺されたとか、民族浄化が行われているとか、欧米諸国が旧ユーゴに対して報道していた内容と同じではないですか(笑)

僕にはセルビアに住むカメラマンの友人がいますが、当初そいういった西側の発表を信じてクロアチアに同情していた友人は、現地についてセルビア人の住居に下宿したり、クロアチア人の横柄な態度を経験したりして、旧ユーゴで民族浄化が行われたとか、女性がみんなレイプされたなどの西側報道がみんな嘘っぱちで、事実が全く逆であることを知ったそうです。

日本には少数の戦場ジャーナリストもいますが、90年代以降の戦場になったアフガニスタンやイラクなどの戦地に行くと、同様な体験をして、アメリカこそ最大のテロリストであると、たいがい反米に回るのだそうです。

日本にとっては森永卓郎氏の言うように、中国なんかよりも、日米構造協議で圧倒的不利な規制緩和を押しつけられた、米国の日本経済テロの方がよっぽど悪質です。

ダライラマの取り巻きに、クリントン一族やロックフェラーが出資しているということは、彼らが、戦争で儲けるために、また新たな火種を播いているのでしょう。

オバマ氏が大統領になったとして、米国が民主党政権になるとイラクを撤退するのでしょうが、次はイラン戦争が近いと言われています。それが終わったらシリア、台湾海峡、朝鮮半島が、軍産複合体に狙われているのでしょう。もちろん日本も傍観者であることは許されず、5年10年かけて、大恐慌の日本を戦争に追い込む手順を作っているのでしょう。

その時は、ネット右翼の若者も徴兵制で取られていくでしょうが、いつの時代も戦争で犠牲になるのは20代30代の若者で、護国や愛国心という幻想を抱きつつ、少数の者の利益のために死んでいくのです。そのとき僕はもう50代に近く、使い物になりませんから、サディスティックな視線で浮き世を見つめることに致しましょう。

でもね。政府通貨発行という景気浮揚の恐慌回避への道もあれば、反米反共という選択も、日本にはあるのですよ。

サンデープロジェクトを観て

2008-04-27 12:11:26 | Weblog
先ほど、放送のあったサンデープロジェクトで、以下の6党幹事長が意見を闘わせていました。

伊吹 文明 (自民党幹事長)
北側 一雄 (公明党幹事長)
鳩山 由紀夫(民主党幹事長)
市田 忠義 (共産党書記局長)
重野 安正 (社民党幹事長)
亀井 久興 (国民新党幹事長)


先日の朝まで生テレビで、田原総一朗が、「どうせ大したアイディアが出ない」といっていた6党幹事長対談ですが、国民新党だけは違います。

やはり亀井久興さんは素晴らしい。亀井静香さんが、何としても亀井久興は残さなければならないと、自分の得票力から国民新党の比例代表選出で残した政治家だけのことはあります。

減税の財政出動などタブーになっていることを、人当たりの良い表情で、サラッと言ってのけるところが素晴らしい(笑)

幹事長連中が、あれだけ頭数を揃えても、需要と供給の区別すらつかないのですから、お年寄りに知恵が無くなった時代なのだなと脱力気分です。

国内需要不足の時代に、反対側の供給能力に力を入れるから、景気が良くならないのです。需要サイドの政策なんて簡単な話で、減税と、公共投資しかないのですから。それを日本はずっと、タブーにしてきました。

ブッシュ政権が16兆円ものヘリコプターマネーを行う時代に、増税などもっての他です。日本は赤字国債など恐れずに、思い切った財政出動をすれば、景気浮遊による自然増収で5兆円も10兆円も税収が増えるのです。そのことは、輸出企業だけの景気回復に成功した小泉内閣で、42兆円の税収が47兆円に膨らんだので、実証済みでしょうに。

伊吹文明は亀井派の裏切り者ですが、いかにも時代劇に出てくる悪代官ヅラで、自民党のイメージダウンに一役買っているので大好きです。ソーカ北側も、冬柴不況のダメージを受けたせいか、生まれつきなのか分かりませんが、昔の劇画に出てくるブ男ヅラで良い味出しています。

田原が「競争力を付けなきゃ…」と言いそうになったところに、共産党の市田氏が「日本の競争力は、ダントツです」と言い返したのに、田原がきょとんとしていたのには笑いました。

マイカルシネマが日本で業績不況になり、カルフールが撤退するほどの競争性に晒されている国内企業に、競争力が無いわけがないじゃないですか。

その証拠に、国外では日本商品は引っ張りだこです。

問題なのは需要ですよ、需要。可処分所得が減少し続けている需要サイドに物を買う力を与えることですわな。

“新しい貧困”とニッポン

2008-04-26 10:18:50 | Weblog
昨夜、朝まで生テレビで「“新しい貧困”とニッポン」というテーマで討論されていました。

パネリストは小泉カイカクを扇動した者を含む下記のメンバーで、何だか期待して観ていたのですが、相変わらず、司会の田原総一朗に無茶苦茶にされて、散々な番組になってしまいました。


世耕 弘成(自民党・参議院議員、参院 議院運営委員会筆頭理事)
山井 和則(民主党・衆議院議員、党ネクスト厚生労働副大臣)
雨宮 処凛(作家、非正規雇用を考えるアソシエーション会員)
奥谷 禮子(ザ・アール代表取締役社長、経済同友会幹事)
河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)
龍井 葉二(連合非正規労働者センター総合局長)
堀 紘一(ドリームインキュベータ会長)
松原 聡(東洋大学教授、経済政策学)
森永 卓郎(独協大学教授、経済アナリスト)
湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長、NPO法人「もやい」事務局長)
渡邉 正裕(マイニュースジャパン代表、元日経新聞記者)


雨宮さんの話しで、肺に穴の開いた人の話は涙もので、時給600円の仕事は年収120万円にしかならないので、一日20時間働くダブルワーク、トリプルワークにしないと食べていけないので、それをやると体を壊すのは当たり前ですな。

しかし、世耕弘成と松原聡は、人間のクズですな。

彼らが扇動してやった郵政民営化など、窓口は早く閉めるは、郵便物の配達遅延やらで、やって良かったことなど一つもありませんでしたな。

反貧困ネットワークの人が主張するように、「どんなに頑張って企業を利益体質にしても賃金は上がらない。どこまで頑張れば労働分配率を上げてくれるのか」という質問に、世耕弘成はもっとスキルを上げることだといって相変わらず世間知らずでしたな。

田原がそれに反論して、東京三菱UFJ銀行の幹部には、スキルなんてないというのには笑いましたな。確かに彼らは外資系で通用するスキルなどなく、国債を買って運用益を得たり、困ったときは公的資金投入で、いつも国に助けてもらっているだけですな。スキルのない人間が高収入で、介護士や、職業訓練所で学んで中小企業に再就職してしまう人など、必死にスキルを身につけようとしている人たちがワーキングプアーになってしまうわけですな。

結果を見ると、富裕層の既得権益を守るために、小泉カイカクがあったのだと、その犠牲者がワーキングプアーや、新貧困や、後期高齢者であったのだと、論理的に結びつけられるようでなければダメですな。

その証拠に、1億円以上の金融資産を持つ人間はどんどん増えていって、とうとう141万人になってしまいましたな。彼らはカイカクの痛みなど、まったく引き受けていませんでしたな。

こうなると大企業や、金持ちから税金を取るのが本筋ですが、番組の最後に、消費税を上げろと田原は言います。公共の電波を使って、最後の最後がコレです。

こんな感じだと、麻生太郎や中川(女)が、経済成長路線をとるといっても、今までの自民党政治への憎々しい気持ちで一杯になって、何が何でも潰してやりたい衝動の方が勝ってしまいますな。

ネットで行われている「自・エンド」なるものが、次の衆院選にどこまで影響があるのかわかりませんが、自民と公明は、あまりに悪いことをやりすぎましたな。

中川(女)が、復活の会に(-o-;

2008-04-25 11:37:29 | Weblog
神州の泉より
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/04/post_7d85.html

 昨日(4月21日)、『お金がなければ刷りなさい』(小野盛司、中村慶一郎著)の出版記念会が開かれ、多くの方が参加されたこと、心から感謝しております。数多くの国会議員の方も来られました。私が記憶している限りで、来場された順番で国会議員の方の名前を書かせていただくと(敬称略)、綿貫民輔、滝実、中川秀直、亀井郁夫、篠原孝、姫井由美子、自見庄三郎、亀岡偉民、秋元司、野田聖子という錚々たる顔ぶれであった。島村宜伸氏も参加を予定されていましたが、直前テレビ出演の依頼があり出席できなくなったとのことだった。

 何よりも嬉しかったのは、参加して下さった先生方が、よく経済を理解しておられ、日本経済の問題点とその処方箋に関して正しい認識を持っておられたことだった。この日の講演で中川氏は、日本経済復活の会が昨年朝日新聞に出した意見広告や、『日本はここまで貧乏になった』小野盛司著、ナビ出版(2007)の内容を何度も引用されていた。単なる引用でなく、その中に書かれていた数字まで使って論理を組み立てておられたのには、驚かされたし、感激した。彼の考えは我々と全く同じだとも言っておられた。

 今は日本経済の暗黒時代だが、このように経済をよく理解している政治家達が中心となって、必ず日本経済を復活させる日がやってくると私は信じている。この日の中川氏の講演にもあったのだが、Voice 5月号に中川秀直氏と与謝野馨氏との「論争」が掲載されている。中川氏が減税派、与謝野氏が増税派として対比させた形で掲載してある。もちろん、私は中川氏を応援したい。


(引用終わり)

optimistic monsterさんも、副幹事長をされている日本経済復活の会ですが、中川(女)が来るようになったとは、大いに時代の変節を感じてしまいます。

だって、中村慶一郎氏をテレビから降板させたのは、コイズミ内閣にいたこいつも一味なわけで(笑)

まあ、中川氏が政策通で、安倍内閣のときに経済成長路線を考えた本を出版したくらいなので、彼が経済に強いのは知っていることは知っていました。

しかし彼が復活の会に精通していたのは、小野さんの本は牧野さんが買い取って全国会議員に配っていたくらいですし、シミュレーションのコピーも配布していましたし、西村真悟氏や小泉俊明氏によって、国会でも何度も取り上げられていましたし、たぶん前から復活の会に目を付けてはいたのでしょう。

考えてみると、小泉内閣というのは自民党の慣習であった各派閥推薦の年功序列の内閣を止めて、日本新党や保守党出身者など、出戻りの人間ばかりを集めて、言うことをきかせやすくしていたわけです。

まあ中川(女)も新自由クラブ出身ですが、持ち前の世渡りの上手さで歴代内閣を渡り歩いてきたのと同様に、小泉内閣に参加させてもらっていたのでしょう。

今は、中川秀直もそうですが、小池百合子や山本一太、世耕弘成など、小泉応援団だった人間は冷遇されていますから、小池百合子などは民主党の日本新党出身者らに、政界再編成を呼びかけたりしているのでしょう。

中川(女)と、与謝野肇が政策論争をしたとのはとても面白いですが、こと経済に関しては、日本不況最大の癌細胞である与謝野肇に目を付けるところは、Voiceもなかなかのものでしょう。

島村宜伸氏が復活の会の方に参加できずに、テレビの方に出演していたということは、そろそろ選挙が近いので顔を出しておく方を優先しているのでしょう。

テレビによく出ているといえば、浅野史郎氏もそろそろ国政に参加したいのでしょう。

姫井由美子は、経済のことなど何も分からずに参加しているのでしょう。

次の復活の会に、紺谷典子さんを呼ぶとのことですが、国民新党の政策草案のときに、我々の政策を纏めてくれた紺谷さんを呼ぶとは、小野さんもとても目の付け所が良いでしょう。

まあ結局、緊縮財政大好きな清和会をぶっつぶさないことには、日本の将来は無いでしょう。

以上、ジョリーの政界天気予報でした(笑)

時間はあるのか、無いのか

2008-04-24 08:42:37 | Weblog
自分は普段から時間が無いと感じますが、本当にないのかどうか計算してみる必要があるようです。

一年という時間は、トータルで8760時間。
残業の無いサラリーマンの拘束時間は、年2000時間。
月40~50時間の残業をする人なら、年2500時間。
過労死するサラリーマンの拘束時間は、年4000時間。

そのうち睡眠時間を6時間取る人なら、年2190時間が意識が無いか意識の薄れた時間。

お風呂や食事、家事にかかる時間が年間1000時間。

僕の場合、トータル6700時間くらいが仕事や生活にかかる時間で、残された2000時間(一日4~5時間)が、個人の自由な時間ということになります。

これだけ考えると、なんとなく時間のある方なのかも知れません。

しかし、仕事が楽しいと思える人なら、自由時間に仕事の時間を加算して年間3500時間が楽しい時間になり、生活が楽しいと感じられるなら、1000時間を加算して、7700時間が楽しく思え、睡眠も加えると8760時間の時間のすべてが自分のものになります。

そうありたいわ~と願う、今日この頃です。

残るも地獄、去るも地獄

2008-04-23 07:16:46 | Weblog
かなり体がキツイっす。

先日、職場で2名人員を減らされました。仕事は増えているのに(笑)

上からの指令は、「原材料が高騰しているので、コスト削減が必要だ。できるかどうか分からないが、まずは人を切ってみて、それで問題あれば何か対策を打とう」という話し。

おいおい。普通は、しっかり設備投資やってから人員削減でしょうが!逆だよ、逆(笑)

普段労働にいそしんでいる皆さんなら予想が付くと思いますが、10人のチームで2人減らされると、その負担分は、全員で12%ずつ労働力を配分されるわけではありません。

仕事というものは、たいがい仕事のできる人に集中するので、欠員分を動きの中心である数名で分担し、30%くらいずつ仕事が押しつけられるわけです(笑)

お陰様で、45分の休憩時間は食事のみの15分程度で切り上げて、職場に戻って働いてしまう真面目な日本人のお気の毒なこと。てゆうか、僕もそうなのですが。

働きアリの法則というのもありますが、働きアリは、本当は大半が怠け者のアリだそうで、ちゃんと働いて餌を取ってくるのは全体の20%しかいないそうです。しかし、その20%の働きアリを集団から外すと、働かなかったアリのうち20%が、働きアリに変わるのだそうな。

楽になりたければ、働きアリを辞めればいいのですが、できそうでできないところが不思議なところです。

因みに、もっとも労働力の配分が平等な職種は、風俗のお仕事というのを聞いたことがありますが、普通の職場は、働きアリのようにたいがい仕事が偏ります。

システムエンジニアを辞めた人が、次の転職に工場で働いたり、突然農業をやりだすなど、全く違う職種に就いてしまうことがあるそうですが、あまり働きすぎると、どこか気がおかしくなってしまうのでしょう。

SEから転身した僕の友人も、今は札幌で時給700円の倉庫の仕事をやっています。今度は、仕事ではなく生活がキツくなるのですが。

今の日本の職場は、残るも地獄、去るも地獄という世の中ですね。

ハッピバースデー、俺(オレ)

2008-04-22 10:02:30 | Weblog
一昨日、僕の誕生日祝いを開いてくれる人がいて、僕を含む7人が(飲み会の口実を含めて)駆けつけてくれました。

そのお店は、千葉市の閑静な住宅街にひっそりとたたずんでいました。以前は、歌手の浜崎あ○みさんも彼氏を連れて食べ来ていたという、某お好み焼き屋さんなのですが、砂肝焼き、カジキ焼き、海鮮焼き、牛ステーキ、お好み焼き、もんじゃ焼きなど、どれを食べても味がしっかり付いていて美味しいものでした。

もんじゃと言えば、関西の人間はだいたいケチをつけますが、本当に美味しいもんじゃを食べると、関西の人気店のお好み焼きと比較しても、決して引けを取らないものと思われます。

関東の食文化は、世界中の料理が集まっているので、地方でしか食べられない最高の味覚を味わうことはできませんが、それに近い味なら無数にチョイスできるところが素晴らしいです。

ですから、僕のような食材の豊富な北海道生まれの人間でも、離れられなくなるのです。

一般に、食材の豊富な地域は料理が発展せず、そうでない地域は料理が発展するというのも、食材に新鮮さがないと上手く料理しないと食べられないので、東京生まれの人間は、あれこれ味にうるさいのでしょう。

しかし、僕も今月の末に前厄となるのですが、40過ぎの独身者の誕生日を祝ってくれる人がいるなんて、本当に有り難いことだな~と思いました。

二十歳の頃はくだらないな~と思っていましたが、ダンナや奥さんの話、子どもの話、学校や、地域サークルの話、そんな話に耳を傾けられるようになったのが、僕の成長の証なのでしょう。

なんせ二十代の頃に僕が一番興味があったのは、哲学、思想、宗教、政治、経済ですから。ジュリアナ東京や、オールナイトフジや、DCブランドや、旅行ブームなど、バブルまっさかりの同世代との会話が合わない合わない(笑)

外国では政治の話しの一つもぶつことができなければ、一人前の社会人と認められないそうですが、今でも大概の日本人は、政治の話しなどすると酒が不味くなると倦厭されます。僕に言わせれば、だからみんな子どもなんだって、言いたくなるのですが(うははは)

今回の飲み会では、「あなたみたいな優しそうでハンサムな人に、どうして相手が見つからないかね~」と言ってくれる既婚女性もいたのですが、せっかく見合いの席を準備してもらっても、「亀井静香の応援をしています」と言って、何度断られたやらわかりません(笑)

政治経済の話しを思う存分楽しみたければ、別の仲間と会えばいいだけなのですよね。あまり、皆さんのご近所にはいないものと思われます。

てなわけで、5月5日に、久々にミニオフを行おうと思いますので、参加希望者を募集します(笑)

小泉カイカクについて、僕が説明しましょう。

2008-04-21 08:30:45 | Weblog
■小泉元首相 衰えぬ国民的人気
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008042000071

時事通信も、新聞やテレビと同じ広告媒体ですから、このような記事を出してしまうのでしょう。

みなさんにとって、「構造改革」とは、多くの痛みを国民に負担してもらうという印象が残っていると思われますが、その分を、高額所得者の税金軽減、支援に回していたという報道はほとんどされていません。

まず、国の借金についての理解が間違っています。昔のように金持ちから、税金をしっかり取れば国の借金などできなかったのですが、税金を減らして、その不足分を金持ちに借りるようになったから、巨額な借金ができたのです。

そもそも国の借金である「国債」とは、銀行や郵便局に預金できるお金に余裕のある人々の、まとまったお金を借りて、国の財政の不足分を補うことですが、その借りたお金の利息は、その、お金のある日本人に対して支払われているわけです。

日本の国債は、その殆ど全てを国内で調達しているのですから、最悪は相殺して帳消しになるだけで、財政が破綻することは100%ありません。但し、郵政民営化によって郵便銀行やかんぽ保険が、利率の高い外債で運用できるようにしたことで、将来破綻する可能性が出てきたのです。日本の国債が売れなくなれば、国債価格が暴落して、公定歩合が引き上げらるので、中小企業向けの融資や、住宅ローンなどの借金が返済できなくなる人がたくさん出てきます。

従って、郵政民営化など100害あって一利無しだったのですが、小泉を支持する知能指数の低い日本人(いわゆる竹中大臣が広告代理店でターゲットにしていたB層)によって、小泉首相の郵政解散が大成功を納めてしまいました。

自民党が行ってきた税制改革についてひと言いえば、戦後は、所得税と地方税を合わせた累進課税の最高税率を93%も取っていたものを、最近では、世界でもっとも低いクラスの50%程度にまで落ち込ませてしまいました。

金持ち減税をやらかした不足分は、世界でもまれにみるフラット型の消費税を導入することで、税収を10兆円も集めることに成功し、帳尻を合わせたのですが、日本は貧乏人の頼みの綱である食料品にもまで税金をかけてしまったのですから、目も当てられません。

欧州型の消費税が高いといっても、食料品からは殆どお金を取らず、日本の昔の物品税に近いものですからね。

地方税も5%、10%、13%の三段階だったものを、一律10%にしましたが、これも税率のフラット化への第一段階なわけで、いずれ所得税もフラット化されていくでしょう。小泉首相は株式売買の利益も低くして、ホリエモンのようなIT企業の社長は自分の所得をめいっぱい低くして、なるべくストックオプションで自分の報酬を支払うようにし、なんと10%の超低減税措置の恩恵を受けています。

消費税についてもう少し考えると、トヨタやキャノンなどの輸出企業は外国で消費税を払っているので、資材購入の時の消費税が全部還付されてしまうわけです。いわゆる輸出戻り税ですが、何千億円、何百億円もの消費税が返ってくるので、経団連が、消費税16%とかいうとんでもない増税を支持しているわけです。

低率減税について言えば、廃止したというのは上辺だけで、大企業の減税措置はそのままにして、貧乏人だけ、もとの高税率に戻されてしまいました。

更にもっと酷いのが、厚生年金保険料は年収1000万円を超えた分にはまったく課金されず、健康保険料も1500万円を超えた分には1円も課金されないという事実です。これは所得が多いほど、負担率が低くなるという逆累進制ですから、金持ちにとってこんな天国のような国はありません。欧州で行われている消費税内の福祉目的化は、消費した分には必ず税金を取られてしまうことから、日本で、それが行われないことの意味がここにあるのです。

これを踏まえて、健康保険料、国民年金保険料などの自己負担を、従来の税金とあわせて税率計算していくと、日本の場合、年収150万円の人の税率と、年収3000万円の人の税率が同じ税額になってしまうのです。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/58/index3.html
(森永卓郎ブログより)

弱い者には高負担、強い者には低負担。

金持ちに集中しがちなお金の流れに対して何のとがめもなく、国家の再分配機能をことごとく放棄してしまう、世界でも珍しい国ニッポン。

小泉首相がやってきたのは、そういった新自由主義的な流れを、さらに増長させるものでありました。

痛みに耐えたり、耐えきれずに自殺してしまったのは弱者のみ。

ただ、それだけのことです。