日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

レグザの秋。

2010-09-28 20:52:56 | Weblog
みんな、LEDレグザを買えばいいのに(笑)

42インチの大型液晶テレビ、LEDレグザを買って2ヶ月の使用感。

相当使えるテレビなのに、目は疲れないというのが単刀直入な感想。

これを買ったせいで、毎日テレビばかり見ています。

この機種は外付けHDDを付けただけでとても録画しやすくなるので、ニュース番組や、ドキュメンタリー番組はコンスタントに録画していますが、先日放送で東大安田講堂で行われた「ハーバード白熱教室」は正義とは何かを考えさせられて、非常に良かったです。ヒューマンドキュメンタリー「太田光代~」も良かったなあ。

政治番組では、「時事放談」、「新報道2001」、「日曜討論」、「サンデーフロントライン」、「池上彰の学べるニュース」、「TVタックル」、「朝まで生テレビ」などをみんな見ています。

情報番組は、「がっちりマンデー」、「ソロモン流」、「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」、「ザ・ドキュメント」、「ためしてガッテン」、「NNNドキュメント」、「たけしのニッポンのミカタ!」、「お願いランキング」、「カウントダウンTV」、「今夜もドル箱!」、「アドマチック天国」、「がっちりアカデミー」、「週刊ゲーム番長」、「爆笑問題の日本の教養」、「飛び出せ!科学くん」、「秘密のケンミンシSHOW」、「ドキュメント 20m.」等。

海外ドラマ「ER」は相変わらず良い。

日本のドラマは「GOLD」、「チャンス」、「ホタルノヒカリ2」くらいしか見ていませんでしたが、秋の新番組に期待しましょう。

バラエティ番組は、「さんまのまんま」、「踊る!さんま御殿」、「イチハチ」、「みなさんのおかげです」、「ぴったんこカンカン」、「魔女たちの22時」、「新婚さんいらっしゃい」、「ほんまでっか?」、「アメトーク」、「サンデージャポン」、「恋のから騒ぎ」など。

デジタルハイビジョンの映画はDVDよりも、ずっと画質がきれいですね。

おかげ様で、地上波のロードショーも見るようになりました。
音楽番組も臨場感が凄いので、以前よりよく見るようになりました。

トリプルチューナー内蔵なので、一日に十本前後の番組を録画していますが、消化するのに大変です。

超テレビっ子になってしまったのですが、会社の人と昨日観たテレビ番組の話をすると、「観る番組同じだね」と誰からも言われます(笑)

現在、BUFFALO製外付けの1.5テラバイトHDDが大活躍していますが、保存しておきたい番組が出てきたので、もう一台外付けHDDを設置して、そちらにムーブする予定(著作権保護でコピーはできないのが欠点)。

面白い番組がないという人も多いですが、まめに録画していないだけです。

予定のない休日など、プライムタイムの番組がたんまりHDDに入っているのは、たいへん重宝しますね。

レグザと、任天堂DSiLL、USBカーステレオが我が家の三種の神器なのだ。

休日はベッドに転がって、DSのマージャンゲームで役満を出すまで夢中になったり(この前初めて四暗刻で上がった!)、車ではUSBメモリーに念入りに編集したMP3音楽を聞きながら出勤したり、LEDレグザを観まくったり。

明日以降は、久々に本棚に飾ってある宗教や哲学本を読んでいこうと思います。

猛暑も一段落ついて、今年は、レグザの秋ですね。

第二次日中戦争に、日本は勝てるか?

2010-09-23 08:26:44 | Weblog
民主党の対中国強硬姿勢は、自民党もやらなかったレベルの強硬性があると思われますが、国民の評価も、前原外務大臣や菅内閣の支持率が上がっていて、本当にそれでいいのでしょうか。

尖閣諸島を守るなら、領土問題として同様であったイギリスとアルゼンチンが戦ったフォークランド紛争程度の戦闘を予想しなければなりませんが、国民にそれくらい激しい戦争に突入する覚悟があるというなら、僕も文句は言わないです。

しかし、僕が思うに今の国民世論とは凡そ想像力の欠けるもので、イラク戦争の時と同様、何の覚悟もなしに、戦闘の想像力もなしに参戦してしまうような気がします。

更に、日米安全保障条約でアメリカ兵が命をかけて日本を守ってくれるなんてことはどこにも書いていないので、早急に一筆加えてもらう必要があるのでしょうが、そのように考えている日本人は少数派ですし、そのような気持ちは最初からアメリカにもなかったでしょう。

更に、アメリカは現在、中国との関係を最重要視するといっていますから、日本と中国のいったいどちらに就くかというのもあります。

菅総理がこのまま強硬姿勢を続けても、順調にGDP成長と軍事予算を伸ばしてきた中国軍は、その辺も見越して、躊躇無しに日本の巡視艇に攻撃をしかけてくるでしょうが、そうなった場合、菅政権はどう対応するのでしょうか(笑)

自衛権の面で考えれば、尖閣諸島は日本の領土内ということで、自衛隊の防衛発動権が認められたと、報復措置をとるのでしょうか。

経済面では、既に中国からの民間航空機の新路線予定は凍結になっていますが、それどころか中国からの飛行機の乗り入れが全てキャンセルになった場合、中国人観光客に頼っていた観光地は廃業を止む無くされるでしょう。

又、中国に進出した企業の操業停止命令が出れば繊維やプラスチック加工品の輸入業者は全滅でしょうし、食物の輸出禁止が出てしまえば、デフレで所得を落とされてきた日本人の家計は持たないでしょう。

菅直人という格好付けの総理大臣は、小泉元首相ととても性格が似ていて、メンツや支持率を気にして、中国の挑発に簡単に乗ってしまいそうな気がしますが、これだと、深刻な不景気によって、戦争が引き起こされるという大昔からのお約束一直線でしょう。

たいがい経済など内政の問題が解決できない指導者が、国外問題に注目をにすりかえて、戦争をおっぱじめるのですから。

小沢嫌いな人が、小沢氏の対中国宥和外交に問題があるとかいっても、同じく宥和政策をしているアメリカには何も文句を言っていませんし、戦後65年の弱腰な宥和外交で、平和な世の中を保たれたというなら、それはそれで、したたかで有能な外交であったと言えなくもないと思うのですが。

しかし、すでに小沢氏は代表戦に負けたわけですし、何の権力職にも就いていません。

先の選挙で菅内閣を支持した人は、それくらいの重要な選挙であったことを思い起こしていただきたいと思います。

そもそも「フォークランド紛争」という言葉も、海外では「フォークランド戦争」と言われていた戦闘をマイルド化した日本らしい訳し方でしたが、65年間ペーパードライバーであったシロウトの運転手が、どこまでF1を運転できるのか、お手並み拝見といったところです。

世界を支配する方法

2010-09-18 22:48:53 | Weblog
ユダヤ人に習うなら、

・より優れた情報網を持つ。
・テレビ・新聞・検索サイトなどの広告媒体を支配下に持つ。
・大衆が得ることのできるチープな情報網にはデマを流す。
・自らは金融の正確な理論を知り、万人には間違った理論を知らせる。
・自国の通貨を持たない。
・その時々で、将来価値の「上がる」通貨や、「物」をこだわりなく手を変え品を変え運用し続ける。
・あるときは規制緩和を叫び、自分に商機が回ると規制をかけて同業他社をシャットアウトする。
・最後の一桁まで計算する習慣を持ち、一円たりとも無駄金を使わない。
・生活は質素。
・福祉国家を過度に嫌う。
・第一次産業、第二次産業、第三次産業よりも、金融業が効率がいいと思っている。
・奴隷制度が無くても、就業システムで大衆を奴隷化すればいいと考えている。
・企業努力よりも、他人のふんどしで商売すればいいと考えている。
・企業努力よりも、政治を動かした方が効率がいいと考えている。
・商売のためなら、戦争も厭わない。
・勝つためには、どんな手でも使う。
・常にアンテナを張り巡らせ、商機を逃さない。
・価値の下がり続けるものを底値で買い、価値の上がりすぎたものを上限で売り抜ける。
・同じ宗派・民族同士の絆が深い。
・異教徒には厳しい。
・仲間内で金を回すことは許容するが、部外者には1円たりとももらさない。


上記については、商売の上手い韓国人、華僑の人々にも共通しているのではないでしょうか。

とっても右翼な、新内閣

2010-09-17 21:45:59 | Weblog
森永卓郎さんの記事↓

http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20100913/245054/
 その事件というのは、1カ月半ほど前に起きた、辻元清美・衆議院議員の社民党からの離党である(同氏の離党表明は2010年7月27日)。

 ご存じの方も多いと思うが、辻元氏は土井たか子・元社会党委員長の秘蔵っ子であり、鳩山政権では国土交通副大臣を務めていた。

 また、社民党内では福島瑞穂党首の後継者として将来を嘱望された「看板議員」でもあった。そのため、辻元氏離党によって社民党の受けた衝撃は大きかった。

(中略)

 やはり今回の「事件」の本質は、辻元氏が政権に入って「変わった」ことだ、と思う。

 もっと直截にいえば、辻元氏が前原誠司・国交大臣と一緒に仕事をするうちに前原・野田グループの思想に染まってしまったのだ。

 前原・野田グループとは、この連載で何度も述べてきたように、「政権右派」ともいえる集団だ。その基本思想は自民党政権下の小泉内閣に近い「構造改革・対米追従路線」である。

 そして、それは辻元氏の「師匠」である土井たか子氏の思想とは対極にある。

 にもかかわらず、辻元氏は前原・野田グループの思想に染まってしまった……。


(引用終わり)

だからこそ、田原総一郎が辻本清美に政治献金していたのだろうと思ってしまうのですが。

今日の内閣改造をみて、小泉内閣の再来と感じたのは僕だけではないでしょう。

まずは反金権政治で反経世会であること、前原新外務大臣・野田財務大臣を重要閣僚とする政治右翼の経済右翼内閣であること、ドル買い介入による円安誘導策を行っていること、公共事業費を大幅削減しようとしていること、規制緩和重視なこと、増税策を模索していること、沖縄米軍基地存置派で親米路線を継続していることなど。

似すぎでしょう。

ピースボートに乗っていた極左の人間がこんなに右にゆらぐなんて、イデオロギーなんていい加減なものです。

世の中にいるのは、理想主義者と現実主義者の2種類だけでしょう。

亀井静香さんが、福島瑞穂さんと仲がいいのは、互いが理想主義者だからこそですが、理想を失ったら政治家は終わりでしょう。

為替介入-日銀砲発射!

2010-09-15 16:22:08 | Weblog
■東京外為市場・15時=ドル84円後半、6年半ぶり為替介入で一時85円回復
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20100915-00000448-reu-bus_all

昨日の日記で、僕が予測したとおりですが、「ドル買い介入」じゃなくて、「円売り介入って」何やねん?

小泉内閣の時に日銀砲と言われた為替介入は、株式市場やFX市場ですさまじかったですが、アホエコノミストが「当時とは市場規模が違う」とか言っていたのをよそに、株価は9500円にまで上がる大反発。政府がこれを憶えればクセになります。

投資家は、今後株価が83円より下がれば為替介入して、85円で止めることが分かったので、読みやすくなりましたね。

但し、オバマが輸出で景気対策しようとしている時期に、海外からの反発は必至ですね。

さて、為替介入の原資である政府短期証券も、銀行のお金の運用に大人気で赤字国債と似たようなものなのですが、借り換え借り換えで事実上の長期国債になってしまうわけです。

そんなお金があるのなら、物凄い規模の公共事業ができるのですが、どうしてできないのでしょうか?

菅氏の勝利-職場の感想

2010-09-14 23:27:51 | Weblog
「介護保険と、給料上げてくれればいいね!」

これが菅氏勝利後に、グループホーム職員同士で話されていた会話です(笑)

菅氏は、介護の雇用創出で景気対策をするらしいですが、一に雇用、二に雇用とは言っも、給与を上げるとは言っていません。

介護職の給与は夜勤シフトの特養やグループホームで手取り15万円、デイサービスで12万円、ホームヘルパーで10万円といったところでしょう。

これからは貧乏の量産というよりは、低待遇の業界に、円高で負けた工場や、公共事業費削減で潰れた建設業の人が介護職に転職するということになるわけです。

これはただの就職トレンドというものではなく、野郎の職場の人間たちが、介護利用者の大半であるお婆さんの介助をするということですから、簡単に言えば、男がお婆さんの性器と対峙しなければならない異性介助が急増するわけです(←介護とはそういうこと)。

まあ僕のような優しい色男になら身を任せてもいいというお婆さんは多いのですが、たいがい一般のお婆さんは、男性の介助について拒否をするのが現状です。

スウェーデンのように、小学校から性教育をみっちりやって、フリーセックスな社会なら、男性介護員に抵抗もないのですが、日本の場合は恥の文化ですから、まだまだ時間がかかるでしょう。

さて、今までは目的意識を持って介護職を選んできた人が大半でしたが、ただただ就職のために介護職を選んだ場合は、性的虐待、暴力、行動拘束、言語虐待、金銭搾取などが急増してゆくことでしょう。

ブルーカラーなんて荒っぽい人間が多いので、どうなっても知らないよ(笑)

そもそも、「コンクリートから人へ」といっても、コンクリートほど人に優しいものはないわけで、ダムや、河川、港湾など、かつての伊勢湾台風のような死者数は河川の整備で出てこなくなりました。

最近のゲリラ豪雨などをみると、もっとコンクリートを増やさなければならないと思いますが、コンクリートのおかげでどれだけの人の命が助かっているかと思います。

まあ、いいや。

今回は、小沢氏の負けは負けです。

小沢氏は今までのように、党を割って出て行こうとすると、負けた人間のワガママもいい加減にしろと言われるでしょう。

小沢さんも、亀井さんも引退の可能性の方が高いかな。

経済オンチの菅氏勝利で、さっそく円高が更新して、株価も連日下落していくのを、サディスティックな視線で見つめていくのも一興でしょう。

おそらく明日以降の菅総理は、格好つけて、協調介入無しの、単独為替介入を強引にやってしまいそうです。

ドル買いユーロ買いをちょこまかやっても、一時的には円安になりますが、世界不況の現在は、貿易黒字国なのにふざけるなと世界中から罵声を浴びられるでしょう。

円安誘導に本当に有効なのは、日銀に国債を買わせること、証券の買いオペ、政府貨幣発行による大型財政出動でしょう。

しかし、今回いいとことまで行っていた無利子国債の発行が流れてしまうのは、惜しかったなあ。

それとも、約半数いることが分かった小沢支持者が党を出て、自民党と結託すれば安定政権になるのですが、今年中に、もうひと騒動あるのでしょうか。

どの道、参議院の方が重要になっている現在の国会運営が分かっていないようでは、話になりません。

直近の自民党政権のねじれ国会とは違って、2/3の衆院再決議ができないのですから、野党案を丸呑みしなければ何にも法案が通らないのです。

これからしばらくは菅総理の下に、野田、前原、枝野を中心とした増税グループが要職になるのでしょう。

心を無にして、介護職をやっていくしかないですね。

菅直人が勝ちそうだ(-_-;)

2010-09-10 15:22:13 | Weblog
■菅氏の優勢揺るがず 小沢氏は広がり欠く  地方 民主党代表選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100910-00000112-san-pol

ここらへんの報道は意外と当たってしまうのが自民党総裁選などで僕が感じていた経験なのですが、情勢はどうやら菅直人氏が勝ちそうな雰囲気ですね。

クリーンな政治家と、ダークな政治家の報道構図は、小泉純一郎VS亀井静香の時の総裁選と、ほぼ同じものと思われます。

亀井さんの総裁選の時は、闇金業者の政治献金なんて報道だけで、そうとうやられてしまいましたが、たくさんいる献金者をいちいち興信所にかけられる政治家など皆無なのに、当時は、そこまでやるかって気がしました。

それに、自民党総裁選も、民主党代表選も、公職選挙法の対象外ですからどんな卑怯な手を使ってもやりたい放題ですから。

しかし、国民にとってはこれほど政策が違って、自分らの運命もかかっている大事な選挙もないわけです。

僕は、そんなに菅直人が嫌いというわけではないのですが、平時の政治家であって、このような経済危機に対応できる有事の政治家ではないと思うのだけどなあ。

マスコミの官僚たたきは、かつての農業過保護を言われた時に農家だったので、よくわかるのですが、農業たたきで農家を潰して、銀行業や保険業たたきで金融業を潰して、クロヨン批判で自営業を潰して、公共事業批判で建設業を潰して、最後は官僚たたきで日本を潰すだけのような気がします。

同じ日本人同士を対立させて、潰しあいをさせているのは、(コメの輸入だけではなかった)かつてのガット・ウルグアイラウンド交渉の要求を忠実に外交圧力遂行をしているだけだと思うのですけれど。

まあ、菅氏は世襲制とは関係の無い人間で、東京都出身の政治家というのは首都圏の人間だけではなく、純真まっすぐな日本人には、とても人気があるのですが、東京出身者に、地方の荒廃した経済への感情移入が本当にできるのでしょうか。

僕は、いちおう首都圏である千葉に来て20年以上になりますが、北海道の稲作農家の気持ちが分かる人間には、一人も会ったことがありません。

もっとも介護職には力を入れてくれるそうで、製造業と、建設業と、地方の皆様はご愁傷様としか言いようが無いのですが、つくづくこの介護業界は安定していると思いますよ。(この業界しか知らない職員は、不満だらけですが)

さて、今日のニュースで9.8兆円の追加経済対策とありましたが、政府が出資するのはたったの9,150億円だけだそうです(笑)

まあ、事業規模の数字で9.8兆円なのだそうですが。

10兆円近くもの財政出動があれば、単純計算で10兆円÷日本のGDP500兆円で、最低2%の経済成長になるはずなのですが、0.3%しか景気対策にならないというのでおかしいと思っていたのですよ。

事業規模の数字なんて、そんな程度のものです。

国民新党の財源案でしょうw

2010-09-03 10:10:44 | Weblog
■新財源に無利子国債、小沢氏が導入を検討 (読売新聞 - 09月02日 22:08) http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1329613&media_id=20

↑これは100%国民新党の財源案ですがな(笑)

もう小沢氏を支持するしかありません。

ちなみに、森永卓郎さんも小沢支持だそうです↓

危機的状況にある日本経済を立て直すには、小沢さんの力が必要です。 円高・株安の“経済有事”に対応できるリーダーは、菅首相ではなく小沢さんです。 菅首相の経済政策は、①財政規律重視 ②金融引き締め ③対米服従 が3本柱になっています。 実は、この路線は小泉元首相と同じです。菅首相が続投すれば、国民は格差社会の拡大に苦しめられることになります。 ほとんどすべてのエコノミストは、為替介入をせず、金融緩和を打ち出せなかった菅首相の無策に失望しました。なぜ、機敏に動けないのか呆れたのです。 考えられる理由はひとつしかありません。米国を怒らせるのが怖いのです。米オバマ大統領は、輸出を倍増させて経済成長をはかる政策を打ち出しています。それには為替相場でのドル安は欠かせない。現状の円高基調は大歓迎なのです。 もしそれを止めようとして、円売り・ドル買いの為替介入をすれば、オバマ大統領の成長戦略は根底から崩されます。当然、米国はカンカンになるでしょう。米国を怒らせた首相は短命で終わるのが常。鳩山前首相もそうでした。菅首相はそれを恐れ、手をこまねいているわけです。 小沢さんは違います。米国の方針に「ノー」を突き付けられる唯一の政治家です。きのう(1日)の会見でも、米軍基地の移設問題について「米国とも話をする」と言っていましたが、経済でも日本の立場を主張し、為替介入や金融緩和といった必要な政策を実行するでしょう。 大規模リコール問題でやり玉に挙げられたトヨタのように予想外の嫌がらせを受けるかもしれません。小沢本人も、攻撃されるでしょう。しかし、日本を踏み台にして成長しようとしている米国を止めなければ、日本は沈没してしまうのです。

いつか来た道。

2010-09-02 13:18:33 | Weblog
■民主党代表選 経済政策の違いは? 現実路線の菅氏VS積極財政の小沢氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100902-00000125-san-pol

「積極財政VS現実路線」といえば、2003年の自民党総裁選を思い出します。

小泉首相の緊縮財政に対して、積極財政で対抗したのは亀井静香、藤井孝男、高村正彦の3氏でした。

当時の総裁選の裏では、日本経済復活の会の小野さんが高村さんにレクチャーをして「金利が安く、地価が安く、人件費が安い今の時代以外に、いつ積極財政をやるというのか?」という素晴らしい演説を実現させ、僕もホームページ作成係りとして参加していた亀井静香勝手連(日本経済復活の会の分会)が、亀井静香さんに大変好評を得たのでした。(当時は、亀井公式HPや、しすい会HPにリンクを掲載されていた)

しかし、マスコミから悪役イメージを刷り込まれた亀井さんの総裁選は敗北に終わりました。

もし、あの時亀井さんが総理大臣になっていれば、7年も前に日本経済は完全復活し、公共事業無き量的緩和、円キャリートレードの資金を最大限に利用したアメリカの不動産バブル、サブプライムローン崩壊、リーマンショックなども起きなかったと思われます。

総裁選後の日本は、小泉&竹中による構造改革路線に向かったのですが、ワーキングプアの大量生産でしかなかった構造改革を、みなさんは振り返ってどう感じていらっしゃるでしょうか。

そして今、民主党の今回の代表選が、その時の政策対立軸と同様な内容で行われようとしています。

そしてニュースでは7年たった今日でも、積極財政しても借金を孫子の時代に残していくだけということを言っています。

失敗から、何も学んでいません。

万が一菅直人が民主党代表に再選した後は、積極財政の最後のチャンスを棒に振るということだと思います。

あ~、それなのに、それなのに。

庶民のアンケートは80%以上が菅代表支持というから、困ったものです。