日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

倒閣だ!倒閣! 消費税を10%にした経済シミュレーションを見ろよ!

2011-05-30 10:28:17 | Weblog


日本の税収に占める消費税の割合は、スウェーデンの付加価値税以上だというのに(何からでも税金を取ってしまうので)、消費税10%なんてキチガイもいいところです。

こんなのが有効かどうかは、コンピュータシミュレーションにかければいいだけです。
日本経済復活の会の小野盛司さんが、日経NEEDSで計算した結果はこうです。だいたい政府が出してくる予算で計算すると、毎年の経済予測は正確に当たっているということです。
http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/cat22413789/index.html

国民に残されたわずかな可処分所得から、5%もの消費税を取ってしまえば経済悪化は当たり前なのですが、スッカラ菅内閣の消費税増税で得られる結果は、下記の通り。

・消費税を10%上げれば0.94%のデフレになる。
・消費税を上げれば給料は下がる。
・それにより社会保険料も下がり、年金も下がる。
・消費税10%を5年間続けると失業者は2.3%増加する。
・税収が下がり、永遠に日本の借金は返せない。

リーマンショックから十分回復していない状態で、東日本大震災に見舞われ、原発事故、製造業には致命的な大規模節電、そしてトドメの消費税増税だって。

単純に、日本死ぬだろ。

コンビニエンスストアの売り上げ予想から、受験にまでコンピュータシミュレーションが使われている時代に、放射線の広がりをかなり正確に表しているSPEEDIも有効活用しませんでしたし、どうしてこの内閣は、足りない人間の頭ばかりを使って、コンピュータシミュレーションに無関心なのか困ったものです。

■消費税10%案、6月に決定…首相方針
(読売新聞 - 05月30日 03:09)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110529-OYT1T00820.htm?__from=mixi

ふ~ん、浪江町なんだ。

2011-05-30 00:36:27 | Weblog
■ネットで大論争…白い「耳なしウサギ」は本当にいた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000523-san-soci

積算放射能が大変高い浪江町ですから、うさぎの妊娠期間は29~35日なので、受精卵の段階で放射線の影響を受けた可能性は十分ありえるでしょう。

しかし、放射能の恐さを知ろうとしない愚かな人間が多いというか、これは酷いですね↓

>閲覧者のコメントの中には、誹謗中傷だけでなく「警察に通報する」「逮捕される」などと脅迫めいた書き込みもあった。杉本さんは「だれかがあの手、この手で映像を削除させようとしていた。体調が悪くなり、なかなか眠れない日もあった」というほど困惑したという。

人類史上最悪の災厄

2011-05-29 20:16:20 | Weblog
ビル・トッテン氏のアシスト・コラムより
http://www.ashisuto.co.jp/corporate/totten/column/1195599_629.html

『今回の原発事故は人類史上最悪の災厄となると思う。溶融によって大量の放射性物質が出て、原発の現場は人が立ち入れないほど高濃度に汚染され、これからも数カ月は放射能放出が続き、海洋にも流されて海の生態系が汚染される。それにもかかわらず人々は政府の「大丈夫、安心だ」という言葉を信じている。「原発は安全だ」と言っていた同じ人の言葉を、どうして信じ続けられるのか私にはわからない。』



そりゃそうだ。

1号機が215シーベルトだから、傘をさして歩きましょう。

2011-05-29 18:53:37 | Weblog


初めてですが、少しだけ雨が当たった首の下のあたりが焼けるようにヒリヒリします。

この大雨の最中に、またもやベントしたのか(雨の日がやたらと多いです)、一号機のドライウェル(格納容器)が、過去最高の215シーベルトの状態です。

東電によると、単なる計器不良ということなのですが、なぜだかデータは上がり下がりしているわけで(故障で上下するか?)、数値も別段隠さないで出し続けているのが不可解です。

何より、今までベントした時期に重なることと、4月9日もそうでしたが、各地で放射線値が上がっていることにも時期が重なります。

思い起こせば、事故直後の3月15日にも100svの値が出て計器不良との報道だったのですが、東電によると、この計測器は10万シーベルトまで測れるものなので、今考えるとメルトダウンの時期に重なっていたようですし(当時はメルトダウンはしていないと言われていた)、壊れていないのかも知れません。

そして直近の報道から、格納容器といっても、7センチの穴が空いているものですから放射能は相変わらず、だだ洩れ。

季節は、とうとう梅雨入りです。

それまでに何か覆いでもかぶせてくれれば良かったのですが、梅雨時までの何かしらの事故対処すら無理なようでした。

昨日アップした武田教授の動画では、広島の原爆の500倍の放射能がばらまかれているという話に、一瞬、場内が騒然としていましたが、知らなかったんだろうなあ。

窓の外には、黒い雨が降り続いています。

みなさんや、みなさんのご家族の方々は、外出はなるべく控えて、どうしてもしょうがない時はマスク(できればN95以上のもの)をして、大き目の傘をさして、袖のある衣類を着ましょう。

帰宅したらすぐにシャワーかお風呂に入って、洗濯をまめに行って、放射能を洗い落としましょう。

武田教授じゃないですけど、遊びに出たくでも、原子炉が落ち着くであろう1~2年間は我慢が必要なのです。

雨の日は、テレビドラマや、宅配レンタルの映画を観たり、読書や、インターネット、nintendoDSの名作ゲームで遊んだり、PSPでモンスターハンターでもやっているのが利口というものです。

今は窮屈を感じていても、1~2年なんてアッと言う間ですから。

これは必ず見ておくように。

2011-05-28 22:46:40 | Weblog
科学者・武田邦彦による緊急生放送 [第5回 前半] 「福島県の復興はきれいにすることだ」


昨日の講演で、とても分かりやすく参考になります。

安全な原発なら推進すると、原発推進派との批判も多い武田教授ですが、安全な原発なんて日本には無いので事実上の反原発活動家であり、かつ、過度な放射能アレルギーを避けるためのリアリストであると思われます。

年間1ミリシーベルトの取り決めというのは、1億人中5000人が新規の癌になるということなのですね。

福島の人は、地産地消の野菜はこれ以上食べてはいけないというのにも納得しました。

彼のテレビでの知名度や、ブログ、国会での働きかけがなければ、文科省の20ミリ→1ミリへの修正はなかったと思われます。

ドイツはフランスから電気を買っているというが。

2011-05-28 10:28:49 | Weblog
昨日の朝まで生テレビで、ドイツは脱原発というが、フランスの原発で発電された電気を買っているという意見に対して、逆に、ドイツの電気の輸出はフランスを上回っているのだそうです。

こんな話ひとつとってみても、日本における欧州の脱原発批判というのは的を得ていなかったことになります。

今でこそ原子力がエネルギーの主力だといわれていますが、日本の1970年の原発のシェアは、たった2%でした。

その頃から時代が変わって、ウランの埋蔵量は石油に比べて数分の1、石炭に比べれてみても数十分の1しかないという、大変貧弱な資源なのですから、脱原発はサヨクの思想だという妄言以前に、脱原発せざるを得ないエネルギー転換期に来ているわけです。

家庭用ソーラーパネルが天気の良い日中の電力を全部供給できる時代なのですから、夜間用に蓄電池と組み合わせながらやればかなり良い線までいけるでしょう。

神奈川県の黒岩知事が、ソーラーパネルと銀行ローンと電力の買い上げを組み合わせれば、タダでソーラー発電が導入できるという政策を主張していましたが、蓄電池込みで、あれをやってみればいいわけです。

企業にも金を貸して、ガス自家発電に転換していけばいいでしょう。

関西は40%以上を原発に依存しているので時間がかかるでしょうが、まずは現在危機意識が高まっている首都圏から変えていけばいいと思います。

言い値で、モノを買うなボケ!

2011-05-25 09:55:50 | Weblog
経済コラムマガジンより。

http://www.adpweb.com/eco/
福島第一原発事故の収束までの費用については、様々な試算が出ている。5兆円とか10兆円という話が一人歩きしている。また20日の報道ステーションでは、アレバ社の汚染水1t当たりの処理費用が1億円で、今後発生する分も含めると汚染水は20万tになり、処理費用は20兆円になると言っていた。驚くような金額である(ちなみにアレバ社は年間売上高が1兆円程度の会社)

(引用終わり)

いくら東京電力でも、20兆円貸してくれる銀行はないでしょう。

結局は、電気料金に上乗せさせられたり、政府が税金で徴収したり、我々の負担になると思われます。

どうせ全機メルトダウンが認められれば、セメントかけて石棺にしていく運命にあるものを、言い値でフランスあたりの企業に発注して、何兆円もの処理費になる汚染水をどんどん垂れ流しているのが現状なので困ったものです。

政府は、事故直後にセメントのタンクローリーを貸してくれるといった会社の社長に謝りなさい。

経済コラムマガジンでは、原発の発電コストが10.5円/kwというのはデタラメだと書かれていますが、こういう事故処理も超安泰企業を潰してしまうほど高額な発電コストであることを、加算して考えなければなりません。

それどころか、今までのコスト計算は、実際の売り上げから経費を引いた実績計算でなく、何十年も前の見積もり計算だったというのですから(それが10.5円/kw)、アメリカの3倍という世界一高い電気料金には理由があったわけです。

清水社長は、数億円におよぶ高額な退職金を得て逃げ切るようですが、本当にそれでいいのでしょうか。