日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

北海道へ行ってきた。

2010-08-31 09:07:02 | Weblog
一昨日から昨日までの久々の帰省といっても、叔父の急逝のため。

景気が悪いので、こういう時でないと北海道にも帰れなくなりましたが、親の兄弟を一通り見送ったら、次は自分たちの番なのだろうなあ(笑)

まあ、僕のいとこ会も相変わらず仲が良かったですし、甥っ子も大きくなってDSで遊んでいました。

親戚が集まる風景は、アニメ「サマーウォーズ」みたいな雰囲気。

お年寄りは年金暮らしでどうにかなっていますが、いとこ達はリストラでずいぶん痛い目に遭っているようです。

こちらも安い介護の仕事をするのなら、本州にいても生活は変らないなあ。

昨日は、時間が少しできたので、友達夫婦を呼び出してランチを一緒に。

僕が大好きな「天金」のラーメンに付き合ってくれました。

食べるのは5年ぶりでしたが、とんこつスープの旨み、低加水のこしのある麺、香りのある北海道ネギ、しょうゆ味部門では、日本で一番美味いと思います。

その後は、場所を移して旭山動物園近くのレストラン「エスペリオ」でお茶。

相変わらず、ここのアイスクリームも絶品でしたね。ピカピカと光って艶のある新鮮でミルキーなこの味も、日本で一番美味しいでしょうw

旭川は、旭山動物園やラーメン村の観光と、木工、家具、医療、介護保険などの福祉が町を支えている感じです。

友人とは「日本はもう終わりかも知れんね」と話していましたが、この大不況に、旭川のような中規模の都市が本当に頑張っていますね。

無能な日銀総裁は、射殺するべき!

2010-08-25 07:04:17 | Weblog
天井知らずの円高が83円台まで押し上げている現在、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ふらふらさんより、クルーグマン教授が
「日銀が重い腰をあげないというなら、(その責任者たる総裁は)銃殺に処すべきです。」
と言っているとの話を聞いたのですが、菅直人を含めて本当に銃殺したくなってきました(笑)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/994

事実上、白川総裁を選任したのは、当時のねじれ国会でダダをこねていた民主党だったのを思い出します。

菅内閣は「注意深く見守る」と言っている通りの無策であるどころか、日本の銀行が米国債購入を積極的にしていたり、個人投資家がFX投資で円高の折り返し地点を模索したりと、円高を進めている国の自殺を放置している現状です。

国民もマスコミも馬鹿ですから、「政府の対応が遅れている」といいながら、肝心の対応をどうしていいのかすら分かっていません。

思い返してもみてください。(この情報すら知らない人がいるのですが)

あの小泉政権の時でさえ、1ドル=105円くらいだった為替レートを、ゼロ金利と、80兆円にも及ぶ量的緩和と、35兆円のドル買い介入で、1ドル=120円にまで押し上げたのでした。

それは異常なまでの円安誘導でしたが、トヨタ自動車のように為替レートが1円上がれば300億円もの為替差益が出る輸出企業にとっては、かつてない規模の企業利益を得ることができたわけです。

小泉政権でさえこの程度のことはできたのですが(35兆円の金を公共投資に使えばもっと良かったのですが)、このように金融政策一つとっても、デフレスパイラルに陥っている国では狂ったような政策(ケインズが財政出動は狂ったようにやれといっているようなこと)ができないと話にならないわけです。

もっとも、ゼロ金利政策と、貧乏人にも家を買う金を貸してしまうキチガイじみた量的緩和には限界があることを、我々は肌で経験しているのですが、現在1%程度で日銀が銀行に貸している低金利からの抵抗など、あと1%上げるとゼロになってしまうゼロ金利政策と、借り手に無理やり金を貸し付ける量的緩和が上限なので、たかだか知れています。

だったら為替介入があるじゃないかと思うのかも知れませんが、世界同時不況の時代に、貿易黒字の日本が、ドル買い介入も、ユーロ買いもできないでしょう。

結論は、ヘリコプターマネーで何十兆円ものお金をタダで配ったり、公共事業で汗臭い労働力と引き換えにお金を配れば、景気浮揚と同時に、市場のお金(円)の価値を薄めることができるわけです。

そうやって内需拡大で、海外との相対的な為替を円安誘導かけていけばいいだけなのですが、一石二鳥にも三鳥にもなる政策をなぜ躊躇しているのか、ワケがわかりません。

それどころか、歳出の移転でしかない事業仕分けをやっていれば、いつかは景気浮揚になると思い込んでいるくらいの頓珍漢ですから、どうしようもありません。

しかし、このような経済が分からないのは右翼であろうが、左翼であろうが、国を滅ぼす事実上の国賊としかいえないのですが、困ったものです。

クルーグマン教授じゃないですけれど、国民を死に追いやることしかできない権力者など、本当に銃殺して欲しいです(笑)

小沢さんが党首で、亀井さんが首相というのは?

2010-08-23 11:53:39 | Weblog
経済コラムマガジンより、「野田財務大臣を罷免せよ!」
http://www.adpweb.com/eco/

為替に関して気になることを二点取上げる。一つは10/7/19(第624号)「中国の日本国債購入」で取上げた事である。6月の中国の日本国債の買越し額は4,564億円と5月の7,352億円に比べ少し減ったが依然高い水準である。これで1月からの合計は1兆7,326億円の買越しになった。

ところが中国の日本国債の購入を「短期国債が中心であり、一時的な運用」と言った楽観論がある。また金額的に小さくまだ問題ではないと言った意見もある。しかし筆者はこれが新たな中長期の円高要因になると警戒する。


中国は、ユーロ資産や米国債を減らし、日本や韓国などのアジア諸国の国債の購入を増やしている。米国債を売っていることについて、以前、「米国の財政赤字が増えているから」と言った間抜けな解説があった。しかし中国の資金シフトはもっと戦略的である。人民元安をやかましく批難し始めた米国を意識しているのである。

米国債を売っただけなら人民元高になり中国製品の競争力が落ちる。そこで中国はこの売却代金を日本を始めとしたアジア諸国にシフトしているのだ。日本は、小泉政権当時の03年から04年の1年余りの間に35兆円の為替介入を行っている。たしかにこれに比べれば、今のところ中国の日本国債買越し額は小さい。しかし4月あたりから急増していることに注目すべきである。

ところが日本では、中国の日本国債の購入はほとんど話題にもなっていない。4~6月の買越しペースは月間で5,000億円程度である。しかしこれによる円高圧力を貿易黒字の減少によって打消すには、年間6兆円の輸出を減らすことが必要になる。


中国の日本国債の購入に対して、日本政府の反応がはっきりしなかった。ところが10/7/26(第625号)「国債利払いの名目GDP比率」の冒頭で述べたように、どうも野田財務大臣は歓迎の意向という話がある。日本国債の保有者の多様化という点で望ましいということらしい。しかしこれはネット上だけの情報であり、多少信憑性に欠ける。ただ筆者は、これまでの経緯を考えこれは有りうる話と見ている。しかもそれが中国だけに伝わっている可能性がある。

もし本当に野田財務大臣がそのような発言を行っていたとしたなら重大問題である。中国に対して完全に間違ったメッセージを送ったことになる。筆者は野田財務大臣は罷免されてしかるべき発言を行ったとまで考える。

(引用終わり)

日本は、まだ個人金融資産に余裕がありますし、日銀に国債を引き受けさせれば、いくらでも資金調達できるのに、外交リスクが生じる国外に日本国債を買わせるのが望ましいだとか、為替は市場にまかせるとかいうのは、野田財務大臣の経済オンチは、噂に聞いていた以上でした。

任命したのは同じく経済オンチの菅直人首相なわけですが、やはり自分より利口な人間は内閣に指名できないということなのでしょう。

国民新党の政策だと、景気浮揚に必要な金額は40兆円(それを5年連続)なのですが、コンピュータシミュレーションにかけても理に適っているのはこの政策だけですし、40兆円のデフレギャップこそ日本の財産であるということが、どうして分からないのでしょうか。

現状打破には、小沢さんが民主党代表になり、連立政党の亀井さんを総理大臣にするというのを、最近思いついたのですが、皆さんどうでしょう(笑)

羅針盤動く?

2010-08-17 09:14:41 | Weblog
確かに、清和会支配の政治構造から、羅針盤の針が動いているような気がするなあ↓

このまま清和会つぶしに動いてくれるかどうかの検察の動向しだいですが、9月14日の代表選は、ひょっとすると小沢さんが出てくるかも知れませんね。
http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/401.html
① NHK解説委員・影山日出夫氏の自殺。局内のトイレでネクタイで首つり自殺図ったという報道。遺書めいた封筒が2通残されていたと云う報道もあるが、NHKの看板政治解説委員である同氏の突発的首つりと云う行為は常識的に考えにくい部分もある。
9・11事件の真相解明に積極的(WTCビルにユダヤ人は居なかった)だった解説委員主幹長谷川浩氏も謎の死を遂げている。同じくNHK局内のビルから転落死扱いで簡単に事故処理された事を思い出す。

② 次に東京地検特捜部が、2億5千万円の官房機密費を河村元官房長官が持ち逃げしたのではないか、と云う詐欺事件の捜査に着手した一連の捜査も重要だろう。

③ 日本振興銀行前会長で竹中平蔵の朋友・木村剛が逮捕された事も大きな事件だ。竹中の影響や関連性も捜査対象になっているようだ。

④ 無茶苦茶横暴の限りを尽くしている在特会に捜査のメスが入った事も見逃せない。

⑤ そうそう、小泉純一郎の大応援団長・稲川会シンパ浜田幸一も悪運尽きて逮捕された。

⑥ 急に瑣末な事件だが、森元首相の愚息も逮捕された。

日曜討論面白かった。

2010-08-15 11:17:47 | Weblog
自殺された景山日出夫さん亡き後のNHK日曜討論、面白かったです。

彼が、自民党から内閣機密費のお金をもらっていたかどうかは闇に葬られましたが、公共放送の職員が、最もやってはいけないことが公になりそうになったので、良心の呵責に耐えられずに自殺したというストーリーを想像してしまいます。

で、今回のゲストは西部すすむ、雨宮かりん、堤清二って、誰だこんな人選をしたの(笑)

雨宮かりんさんは例外として、現実的な社会問題に身を投じていない作家ばかりでしたが、うちの職場にくるボランティアさんで、作家の人なんて見たことがありません。

たいがい学者とか作家なんていうのは、机上の空論ばかりで役に立たないなあ。

ようは貧困問題で虐待が広がっている中で、子供や年寄りという弱者を誰が面倒をみるかという話なのですが、家族が面倒を見るか、国が面倒をみるかは、今は未婚率も高くて家族のいない人も多いですし、福祉も未完成な国ですから、両方の再構築が必要になっているわけです。

子供が起きたら困るので睡眠薬を飲ませて、母親が風俗で働くなんていう話をきくと、もう家族の壊れぐあいも全開ですね。

西部氏が言っているように、セイフティーネットなどというどうサーカスの綱渡りになぞらえた言葉を使っているうちはお話にならないわけで、中間層には、細いロープなどではなくて、広くてガッチリした橋の上を歩いていけるような、下に落ちない経済状態にしなければなりません。

行政の方々には、それらのことに、わき目も振らずに問題解決に取り組んでいただきたい。

ただ、それだけ。

しかし堤清二なんて今は作家をやっているそうですが、かつての世界一のお金持ちなんて呼んでも、みんなに無視されるだけなのが笑った。

若い評論家が、インターネットで共同体の代わりに友達を作っていくというのも欠点があるわけで、こういうのはキーボードが打てる若いうちだけです。僕の一番古いネット仲間はニフティ時代から17年の付き合いになりますが、意外と長い年月の付き合いになったとしても、認知症、アルツハイマー、パーキンソン病、脳梗塞になった時点で関係性は終わりです。

一人暮らしの年寄りに、ご飯の世話や、下の世話までしてくれるネット仲間はいないわけで。これらの問題が分からないうちは、孤独死や無縁死は止められないでしょう。

独身者にとって、とりあえず今を生きるには一人身の方が気楽というだけの話で、実は老後にはとても大変な生活が待っているので、どう考えても、必死になって家族になってくれる相手を探さなくてはならないわけです。

そうなると昔からの家族や村の共同体がやっぱり一番良かったということになるのですが、家族がここまで破壊されてしまえば、元に戻すまでは時間がかかりますし、しばらくは非常に高いお金を払って福祉でカバーしていくしかないでしょう。

介護職の僕に言わせると、一番幸せな老後は、介護保険をしっかり利用して、更に家族が見舞いに来てくれるお年寄りが一番幸せのように思えます。

財政出動路線に戻れ…「反菅」会合に延べ250人

2010-08-10 10:25:19 | Weblog
財政出動路線に戻れ…「反菅」会合に延べ250人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100806-00000927-yom-pol

「09政権マニフェストの原点に帰り『国民の生活を守る』集い」というネーミングはよいと思うのですが。

菅首相を支持するグループは、前原グループ、野田グループと緊縮財政派であるということがハッキリしてきましたから、人数で多勢を占めている反菅グループは、代表を誰に立てるかが注目されているところです。

今までの文脈だと、小沢氏は代表や幹事長に立てると、検察の槍玉に上げられるのでやめた方がいいでしょう。海江田万里氏も、貸し金業界から政治献金を受けているそうですが、どうなることやら。

誰だってたたけばホコリの一つや二つは出てくるものですが、検察一つ押さえ込めないようなら、政治なんて何もできません。

それどころか、先の参議院選は、直近の日本にとって最も重要な選挙だったのに、菅首相の消費税増税発言で、時すでに遅しです。

この大不況に、衆参ねじれ国会を生み出してしまったということは、小泉内閣の5年間に行われた、新自由主義的な800本の法律を元に戻せないということに他なりません。

そうなると、カツカツの状態で経済が回っている現状で、どれだけの職種が生き残れるというのでしょうか?

それどころか、輸出企業までもが採算ラインの取れる一ドル94円のレートを大きく上回る円高が続いています。

あれもこれも、日本人自身が選んだ道なので、しょうがないのですが困ったものです。

困ったら介護で働けばいいのですが、給料の安い職種なので人気がないようです。

もう知らん(笑)

女性目線と、男の役割

2010-08-07 09:28:25 | Weblog
女性が上司の職場にいるのですが、まあまあ、男よりも細かいところに気が付くし、既存の上下関係を無視して人脈をつくっていけるのが女の視点だと思います。

言葉遣いの一つ一つや、衛生面や、テーブルがピカピカに光っているかだとか。男も言わないようなキツーイ容赦の無い言葉が飛びあったり。仕事としての成果はとてもよく出てくるでしょうが、こんなものにまともに付き合っていれば、職員はストレスで倒れてしまうでしょう。

実際、神経性脱毛症になってしまった女性職員や、鬱症状の女性主任もいるのですが、女性自身が、女性社会にストレスを感じていると思えてしまいます。

もともと男の方がいい加減というよりは、許容があるわけで、仲の良くみえる夫婦ほど、たいがい男性が寛容であると、曽野綾子さんが言っていましたが、社会全体でもそのようなことが言えるのではないかと思います。

さて、僕も洗濯や、お掃除、煮物や和え物の料理も大体できるようになって、頑張って付いてきましたが、どうしてもできないのが、利用者の髪の毛を三つあみにすること(笑)

一緒に働いている職員から、「そんなことまでやってくれるようになったら、女の出番がなくなっちゃうからいいよ」と言ってくれましたが、男女の性差が職場に求められなくなってきているのも事実なわけで。

でも、車椅子を修理するとか、ドアを修理するとかには、どうやら興味がないようなので、どこまで興味を持っているかは男女に元々あるわけですから、性差はところどころ残っているような気もします。

反面、上司の女性が男以上に頑張っていると、男は本当に楽だなあと感じる今日この頃です。

ちょっと前までは、女子供には大事な仕事をさせないマッチョな職場だったんで、僕はもう、頑張りたくないですね(笑)