日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

草取りと、平穏な生活の話し。

2009-05-31 22:09:46 | Weblog
今日は、市内一斉美化運動ということで、公民館の草取りに参加しました。

草取りなど、自分だけではなく、内心誰もがやりたくないのは一緒なのでしょうが、こういうのに参加して初めて社会の一員と認められるのでしょう。

結局、毎年やっているせいか、近所の人との息もピッタリで、最後はみんなにこやかに、いい汗をかいたという顔になっていました。

その後は、自宅の庭の草取りも終了。

近所で草ボーボーな家は、我が家と、向かえの共働きの夫婦の家くらいですが、向かえの主婦も僕に触発されたのか、めずらしく草取りをしていました。

普段は、僕のように独身で仕事がキツイと草取りが嫌になってしまいますし、深夜0時の遅い時間に、主婦がブルルンと車で働きに行く迎えの家も、普段は草取りをする体力が残っていないのでしょう。

反面、専業主婦のいる家はいつもこぎれいです。

今の時代、専業主婦など一番の贅沢ですが、貧しい所帯は時給が安いので、長時間働かないと生活できないし、その分家事にかけられる時間が短縮されるので、生活が荒れるわけです。

ミヒャエル・エンデの「モモ」から考察すると、貧乏人が金持ちに奪われるのは、たいがい時間です。

貧乏人と金持ちの関係といえば、国内にこれだけ失業者が溢れているのに、より安い賃金を求めて、海外から労働者を入れようとする経団連の御手洗などは、モラルが欠落しているとしか言いようがないでしょう。

てなことを考えつつ、草取りが終わると、従姉妹夫婦がトラックで刈り終わった草を取りにきてくれました。

「あれ、草刈っちゃったの? 気合い入れて来たのに、拍子抜けするじゃない」と、驚く従姉妹。

「27歳で君と合いそうな娘いるから、今度、見合いさせるよ」と、余計な話までするので、「これから失業する人間に、そんな話し持ってくるんじゃないよ」と言い返しました。今月は、そんな話が二件もあり、歯がゆい気持ちになりました。

さて、今日は一日草取り三昧で、すっかり庭もきれいになって気分も良くなったので、夕食にはビール(風味のお酒)と、スーパーの出店で買った焼き鳥で、一杯やっていました。

猫たちにも、かつおのおやつをあげて、静かで平穏な充実した休日を過ごすことができました。今は、テレビを観ながら日記を書いていますが、本当に平穏です。

こんな気持ちにさせてくれた、自分を取り巻く、みなさんに感謝。

猫の病気

2009-05-25 16:19:42 | Weblog
近頃、日記を書く頻度が減りましたが、我が家では色々ありました。

一番大変だったのは、先週帰宅すると猫のいっちゃんがぐったりしていたので、夜の11時過ぎに動物病院に電話して、すぐさま先生に診てもらったことです。

「今、お酒飲んでる状態なんですけど…」という先生の話に、「そこを何とか」とお願いすると、どうにか引き受けてくれました。

病院に到着すると、「これは大変だ」といって、何やら細長いカテーテルと、注射器、生理食塩水を用意する先生。

その次に、いっちゃんに麻酔をかけて、コメ粒みたいなチンチンの先から、カテーテルを通す繊細な作業を、看護婦さんがいないので僕がアシスタントになって行いました。そこに食塩水を注入して、今度は逆に、中の異物ごと吸い上げる作業を繰り返し小一時間続けました。

それが終わると、埋め込んだカテーテルの後端を、チンチンの皮に縫いつける作業。麻酔をしたとはいえ、これには、さすがにいっちゃんも痛そうでした。

それで一旦帰宅し、次の日に自分でカテーテルを外して、おしっこが出るか様子を見て、また病院に来てくれとのこと。

結局、猫の尿管結石(尿道閉塞だったかな)が原因だったようで、日常の食事から接種するマグネシウムとリンが結晶となって、尿道を詰まらせてしまったようです。放っておけば、尿が逆流して水腎症になって死んでしまうこともあるようなので、先生をたたき起こして正解でした(^^;

今後は、低マグネシウム、低リンの食事を与えなければならないのですが、低マグネシウムは市販されていますが、低リンの餌は獣医師しか手に入らないとのこと。もしもう一度このような症状になるなら、チンチンを切除した方が早いそうです。その場合、手術台は10万円なり。

いっちゃんはすっかり元気になりましたが、おしっこの通りがよくなり過ぎたのか、二つのトイレの他に、人間の枕でするは、台所のシンクでするは、行儀が悪くなりました。

ひとまず今回は、3万円程度の治療費でしたが、よく考えると僕はここ1年医者にかかっていません。猫の治療費はトータル10万円以上なのですが(笑)

一瞬、猫の国民健康保険があればいいと思いましたが、この国がやっているように年間何十万円も掛け金を払って、いざ病気になると、治療費の3割も取られる保険制度なんて、何の有り難みも無いので、動物病院の治療費は相対的にかなり割安であると感じました。

母親などは「そんなもの、山に放してくればいいっしょ」といいますが、昔の農家の時代と違って、医者にかかればたいがい助かるので、何としても、来年以降の就職も見つけて、この子たちの命を守っていきたいと思う今日この頃なのであります。

久しぶりに書くこと

2009-05-07 08:49:51 | Weblog
僕が長らく日記を書かなかったのは、大した理由ではありません。

春風邪(?)が長引いているというのもありますが、第一の理由は、あんまり書くことが無かったからで(笑)、アクセス数を気にするアルファーブロガーでもあるまいし、情報を大量に入手・整理する作業に没頭してコンスタントに書いていくのは、無理がたたるだけだと判断して休眠していました。

GW中は、先月職場を切られた下請けの方が飲みにさそってくれてくれたり、前の会社の人らと食事会があったり、それなりに有意義に過ごすことができました。

前の会社の人は、もう2年近く仕事を探しても見つからないようです。「どこも安い」とぼやいていましたが、「今仕事を辞めても、今以上楽に稼げる仕事は見つからないよ」という当時の僕の忠告を思い出してくれましたが、もう遅いです。僕に会社を辞める相談をした人は、僕の言うことを聞かずに、たいがい転職に失敗しています。

気が付いてみれば、少なくない人数の知人がたくさん失業者になっていたりしますが、一体この国はどうなってしまうのでしょうか。

昨日のNHKスペシャル「35歳を救え」じゃないですけど、42歳も救って欲しいですし(笑)、あらゆる年齢層が困っているワケで、若い人間を優先して使う求職者の年齢差別も、いい加減にしてもらいたいと思います。

番組では、職業訓練に投資したイギリスに、投資した金額の倍の税収が出たことと日本において同様の結果が出るというシミュレーションを強調していましたが、需要不足の時代に、またもや供給サイドの経済政策を行おうとしているのが、NHKの間抜けなところで、リーマンショック以前の比較的景気のいい時代のイギリスの例など出されても何にもならないわけです。

やはりNHKの経済音痴報道は死ぬまで直らないのかと思ってしまいますが、いくら職業訓練をしようが、不景気すぎて仕事が無いのならどうしようもないでしょうに。

話は変わりますが、今年の衆議院選挙はとても大事な選挙になるので、「皆さん自民党には決して投票しないように」といっても、これだけ偏向報道が多いと、国民の投票意識は見事に揺さぶられてしまいましたし、野党は相当頑張らないと勝てないと思います。

ここ20年の金持ち減税と、金持ちから金も借りたくないという意識が、長期不況の一番の原因なのに、麻生首相の目線は、「下々の皆さんの目線と同じ高さで政策を行います」ってな具合の(笑)、目線の高いところにありますし、ほんの僅かな景気浮揚策で、選挙前には何度も騙されてしまうのが、日本人の悲しいところでしょう。

「やはり民主党には任せられない」とか、「保守だから自民党に入れる」とかいう観念に戻ってしまった人はたくさんいるでしょうが、やや社民的で非常に目線の低かった田中角栄という政治家は自民党でも亜流であったわけで、その心地よい亜流の流れを持つ政治家は、今の自民党のような福田派の流れでは決してないわけです。

民主党の元自民党議員の多くが、旧田中派の経世会出身で、綿貫民輔、亀井静香という地方重視の政治家が国民新党を結成して、民主党と野党で共闘していることが、どうして分からないのでしょうか。

てなことを、僕が毎日考えているかと言えば、まったく反対にNintendo DSで遊んでばかりいるのですが(笑)、このまま先が読めてしまう将来ばかり心配し続けられるほど、人間の大脳は丈夫ではありません。

「明日をのみ思い煩(わずら)うな」というイエス・キリストの言葉通り、人間は、今日一日の心配事だけ考えていればよいワケで、それ以上の能力は持ち合わせていません。

人間の悩み事というのは、心配するような事が起こらなかったら心配しただけ無駄ですし、心配するような事に確実性が高かったり、実際に起きてしまえば、前もって準備するだけだったり、順繰りに対処するだけなので、まだ起きてもいない心配事をする時間は、大脳の作業として本当に無駄なわけです。(判るかな?)

さて、仕事始めまでまだ時間があるので、またNintendo DSでもやって遊んでますかい。