会社は昨日で一旦解散。
自分は再編成された嘱託でスタート。
経験の殆ど無いメンバーが半数でしたが、初日の出来はまずまず。
この大不況のまっただ中に放り出されずに、時間稼ぎで仕事が続けられるのは有り難いです。
帰宅後は、出勤前に作った大根の煮物を肴に、芋焼酎を一杯。
大根にも高野豆腐にも、しっかり味がしみこんでいて上出来でした。
今日は、猫のトイレの砂を総入れ替えしたし、気分スッキリ。
さて、職場の食堂に行く途中で、60歳くらい男性が「リーマンやら、あのブッシュの馬鹿のおかげで、仕事が無くなっちまうわ!」とプーたれていましたが、一昨日のNHKスペシャル「マネー資本主義」でも、見たのでしょう。
「マネー資本主義」では、元ソロモンブラザーズのジョン・グッドフレンド氏が、
「多くの人に会い、話をし、取り引きを重ねてきたのだが、その人たちから何かを学び賢くなれたことはまずなかった。素晴らしい人々がいたのは投資銀行界の外だった。私の周りにいたのはギャンブラーや演技上手だ。要するにGreed(強欲)だ。誰よりも大物になりたいと。」
と言っていましたが、「お前もそうだろう」という突っ込みは置いておいて、米国の投資銀行のCEOがいくらかでも反省しているところに、救いがありますし、米国民も、返済能力の無い人間に貸し付けていた人間たちを、糾弾しているところが素晴らしいです。
まあ、小泉改革の時に誰にでも金を貸した日本版サブプライムローンの現状認識が薄いマスコミや、円キャリートレードがサブプライムローンの資金源になったという認識が、私たち日本人にはまったくないのですが(苦笑)
しかし、ソロモンブラザーズCEOの言葉を多少なりとも信用すると、お金に縁のない投資銀行の外にいる私たちは、素晴らしい人たちに囲まれていることに、もっと自信を持っても良いような気がします(笑)
素晴らしい人たちというのは、職場で同僚の失敗を庇うことのできる人物であったり、生産性が低くても心持ちのよい人であったり、たいがい競争社会からははじき出されるタイプの人間だったりするのですが。
「お金よりも、大切なものは何か?」と問いかけられたときに、答えに詰まってしまうところが、ここ20年で変わってしまった日本の問題そのものなのでしょう。
僕もお金の話をここでよくしますが、「経済的な自立無しに、精神の自立無し」というのも本当だと思っているので、消費したい欲望をコントロールできないと、先祖代々の貧乏が成敗できないという程度の問題で(笑)、投資銀行家たちのように、どんな卑怯な手を使っても、他人から金を巻き上げようという気持ちはサラサラないです。
話は戻りますが、他人の可能性を奪いながら、自分の可能性も比例して失ってしまったのが、過当競争導入後の日本やアメリカの、現在の哀れな姿であるのに、ネットでは派遣村の人間たちを、個人の努力が足りないと責めている人間が、少なくありません。
自分だって失業やら、病気やら、老化やらで、いつかは必ず弱者になるのですが、たいがい健康で若いうちは想像力が足りないのです。
「お金よりも大切なもの」は、僕にとっては今まで出会ってきた親友やら、家族やら、飼い猫やら、気持ちよく働けた職場やら、ひと言で言えば「思い出の全て」なのですが。
読者のみなさんにとって、「お金よりも大切な物」は何でしょうか?
自分は再編成された嘱託でスタート。
経験の殆ど無いメンバーが半数でしたが、初日の出来はまずまず。
この大不況のまっただ中に放り出されずに、時間稼ぎで仕事が続けられるのは有り難いです。
帰宅後は、出勤前に作った大根の煮物を肴に、芋焼酎を一杯。
大根にも高野豆腐にも、しっかり味がしみこんでいて上出来でした。
今日は、猫のトイレの砂を総入れ替えしたし、気分スッキリ。
さて、職場の食堂に行く途中で、60歳くらい男性が「リーマンやら、あのブッシュの馬鹿のおかげで、仕事が無くなっちまうわ!」とプーたれていましたが、一昨日のNHKスペシャル「マネー資本主義」でも、見たのでしょう。
「マネー資本主義」では、元ソロモンブラザーズのジョン・グッドフレンド氏が、
「多くの人に会い、話をし、取り引きを重ねてきたのだが、その人たちから何かを学び賢くなれたことはまずなかった。素晴らしい人々がいたのは投資銀行界の外だった。私の周りにいたのはギャンブラーや演技上手だ。要するにGreed(強欲)だ。誰よりも大物になりたいと。」
と言っていましたが、「お前もそうだろう」という突っ込みは置いておいて、米国の投資銀行のCEOがいくらかでも反省しているところに、救いがありますし、米国民も、返済能力の無い人間に貸し付けていた人間たちを、糾弾しているところが素晴らしいです。
まあ、小泉改革の時に誰にでも金を貸した日本版サブプライムローンの現状認識が薄いマスコミや、円キャリートレードがサブプライムローンの資金源になったという認識が、私たち日本人にはまったくないのですが(苦笑)
しかし、ソロモンブラザーズCEOの言葉を多少なりとも信用すると、お金に縁のない投資銀行の外にいる私たちは、素晴らしい人たちに囲まれていることに、もっと自信を持っても良いような気がします(笑)
素晴らしい人たちというのは、職場で同僚の失敗を庇うことのできる人物であったり、生産性が低くても心持ちのよい人であったり、たいがい競争社会からははじき出されるタイプの人間だったりするのですが。
「お金よりも、大切なものは何か?」と問いかけられたときに、答えに詰まってしまうところが、ここ20年で変わってしまった日本の問題そのものなのでしょう。
僕もお金の話をここでよくしますが、「経済的な自立無しに、精神の自立無し」というのも本当だと思っているので、消費したい欲望をコントロールできないと、先祖代々の貧乏が成敗できないという程度の問題で(笑)、投資銀行家たちのように、どんな卑怯な手を使っても、他人から金を巻き上げようという気持ちはサラサラないです。
話は戻りますが、他人の可能性を奪いながら、自分の可能性も比例して失ってしまったのが、過当競争導入後の日本やアメリカの、現在の哀れな姿であるのに、ネットでは派遣村の人間たちを、個人の努力が足りないと責めている人間が、少なくありません。
自分だって失業やら、病気やら、老化やらで、いつかは必ず弱者になるのですが、たいがい健康で若いうちは想像力が足りないのです。
「お金よりも大切なもの」は、僕にとっては今まで出会ってきた親友やら、家族やら、飼い猫やら、気持ちよく働けた職場やら、ひと言で言えば「思い出の全て」なのですが。
読者のみなさんにとって、「お金よりも大切な物」は何でしょうか?