日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

チェルノブイリ原発事故がもたらしたこれだけの人体被害

2012-05-23 05:29:25 | Weblog
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読者レビュー

本書はドイツの医師達がまとめたチェルノブイリ事故による健康被害の記録であり、
旧ソ連諸国のみならず西ヨーロッパにおいても甚大な被害があったことを、
多くの統計資料を用いて示している。
本書から得られる知見は例えば次のようなものである。

ドイツのバイエルン地方では、1000~3000人の先天性奇形が
チェルノブイリ事故により超過発生した。国連の委員会の調査によれば、
チェルノブイリ地域では1万2000~8万3000人の先天性奇形児が生まれ、
全世界では3万~20万人の遺伝的障害を持つ子供が生まれている。
次の世代以降で発症する障害は最初の世代の9倍と考えられる。

スウェーデン、フィンランド、ノルウェーでは乳幼児死亡率が事故前に比べて
16%増加した。ヨーロッパ全体では1986年以降、チェルノブイリ事故が
原因で出生できなかった子供の数は100万人に上る可能性がある。
また胎児の男女比に有意な変化があった(女児が減少している)。

白血病やガンよりも、非ガン性疾患の増加が顕著に見られた。
ウクライナの公式文書によれば、事故の翌年からの6年間で、
内分泌疾患は125倍、脳神経疾患は44倍、消化器疾患60倍、
皮膚結合組織疾患50倍、筋肉骨格疾患および精神疾患は53倍も
増加した。健康に異常のない人の割合(健康率)は事故後の10年間に
激減した。避難民では59%から18%に、汚染地域住民では52%から
21%に、親が高度被曝したが自身は直接被曝しなかった子供では
81%から30%に健康率が低下した。

なおチェルノブイリ事故では、旧ソ連諸国のみならず、西ヨーロッパでも
北欧、オーストリア、ドイツを中心に多くの国々が、放射線管理区域に
あたる汚染を受けた。同様に、福島第一原発事故でひどく汚染されたのは
福島県だけではなく、関東から南東北の広い範囲に放射線管理区域に
相当する汚染が広がっている。日本のこれらの地域では数年以内に、
本書で示されているような健康被害が起きる恐れが極めて大きい。
また日本では汚染物質(食品やガレキ)の管理がチェルノブイリ当時の
ドイツのように徹底して行われず、むしろ政府が率先して汚染物質を
拡散しているため、全国に健康被害が広がる恐れがある。

自分だけは大丈夫と思っている人のために、最後にビスマルクの言を引用しておく:
「愚者は自らの経験に学び、賢者は他者の経験に学ぶ」




福島第一原発事故が起きた今、私たちにとってこの本にある情報は大変ありがたく得がたいものです。とくに、事故後増加したさまざまな病気の数字は恐るべきものです。

被曝した北ウクライナ住民の1992年における疾患は循環器98%、筋骨格73%、消火器62%、皮膚結合組織60%、内分泌16%、神経15%、精神13%(85頁)。

ゴメリ地域(ベラルーシ)の小児の1997年における呼吸器疾患発症率は82%。ほかに感染8%、皮膚疾患7%、神経疾患7%、正気秋疾患5%(86頁)。

いずれの例も、チェルノブイリ原発事故(1986年)の後に何十倍も増加した結果です。

たった5兆円で世界を救えるのなら、

2012-05-02 22:14:25 | Weblog
自分の国をもっと早く救えや、ボケ!


http://ameblo.jp/shimarny/entry-11229222374.html

●IMF支援資金増強への国別の拠出額
ユーロ    2000億ドル
日本      600億ドル
英国      150億ドル
韓国      150億ドル
サウジアラビア 150億ドル
スイス     100億ドル
スウェーデン  100億ドル
ノルウェー    93億ドル
ポーランド    80億ドル
デンマーク    70億ドル
オーストラリア  70億ドル
シンガポール   40億ドル
チェコ      29億ドル



欧州は、日本のおかげで救われたと思っているらしい。