日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

こんな日本に誰がした!

2008-03-31 09:11:34 | Weblog
下は、ガソリン税について、昨日のサンデープロジェクトにて、亀井静香さんが粘って説明していた国民新党の法案になります。この大事な法案を、亀井さんが主張する度に、司会の田原総一朗に邪魔されてしまうので本当に困ったものです。

アメリカの手先になって農業の規制緩和や、リゾート開発、株投資に社会を導いて日本をダメにした(自らいろいろな投資に失敗していたことを番組の最後で石原晋太郎に暴露されましたが)竹村健一のように、さっさと引退してもらいたい。

http://www.kokumin.or.jp/seisaku/20080123.shtml
□ガソリン 平成17年半ばの水準の120円/Lに戻す
6000万KL(600億円/L)×30円(150円-120円)=1兆8千億円

□軽油 平成17年半ばの水準の100円/Lに戻す
3700万KL(370億円/L)×30円(130円-100円)=1兆1千百億円

□灯油 平成17年半ばの水準の60円/Lに戻す
2500万KL(250億円/L)×38円(98円-60円)=9千5百億円

合計 3兆9千億円


※財源はどうするのだと聞かれれば、国民新党法案には、財源も下の通りにしっかりあるわけです。

□外国為替資金特別会計の運用収入
外貨準備金110兆円の19年度運用収入3.6兆円のうち、2.1兆円を充当する。

ア 積立金の繰り入れ1.8兆円全額
イ 一般会計繰り入れ1.8兆円のうち3千億円を充当

□財政投融資特別会計の運用収入
20年度予算5兆円のうち、本年度利益として計上されている1.8兆円を充当。

合計 3兆9千億円


運用益ですから、新たにどこかで税金を求められるということはありません。民主党は政局を第一に考えているので、国民の心配が後回しになっていますから、亀井さんは、自民党がこの案を飲むなら自民と政策提携してもいいと言っているくらいです。

それとは別に、アメリカではサブ・プライムローン破綻に16兆円のヘリコプターマネー(減税)が行われるという時期ですが、日本のエコノミストたちは、これに対して、護送船団方式はやめろとも、バラマキや社会主義政策はやめろとも、アメリカの双子の赤字をどうするのだとも、何の批判もしないようです。とっても、不思議です。

その理由は、今までの日本国内に関する、エコノミスト達の批判がたいがい間違っていたわけで、経済危機の時に、自分の国の金融の安定化を図るためには、中央銀行が十分なベースマネーを供給し、金利を引き下げ、減税や公共投資などの財政出動を行い、それでもだめなら公的資金の投入に踏み切ったり、回収の難しくなった債権そのものを買い取ったりするのが、ふつうの国では当たり前に行われている対処法だからです。

日本で今議論されている、ガソリン税暫定税率をストップしても、その分の公共投資削減で乗数効果がマイナスに働くことが予想されますから、ガソリンを25円安くしたせいで、道路建設業の人たちは、倒産の危機に晒されたり、毎月の給料や、長年の退職金を失ってしまうことになるでしょう。従って、地域経済も更に減退し、税収もストップしてしまうという悪循環になるから殆ど全ての県の知事が、これに反対しているわけです。

亀井さんが主張していたように、レベルの低い議論をしていてはダメなのです。日本の場合、本来は、ガソリン問題以上の経済への対応が求められます。

サブプライム・ローンへの投資は少なかったとしても、小泉政権時代に超金融緩和と、ゼロ金利政策、住宅減税による、バブル期以上の住宅建設ラッシュが近年日本にあったことを忘れてはいけません。

日本政府は、年収300万円以下の貧乏人にも、頭金がゼロの人にも、家を建てて言いというGOサインを出してしまったので、景気が収縮しはじめた昨年より、ローン破綻している家庭が急増しています。

更に、倒産件数の増加や、国民所得が9年連続で減少し続けているという問題がありながら、政府とマスコミは「ガソリン、ガソリン」そればっかりで、これらに対する手だてがまったく見えてきません。

最近の凶悪犯罪ニュースの連発をみれば、一つの経済悪化のサインとしてとらえることができると思われます。

犯罪者の多くは、失業者や、仕事のもらえない派遣社員が殆どです。犯罪などというものは、社会モラルを守る力の弱い人間から順番に、経済悪化のフラストレーションなどが吹きこぼれてくるわけです。

道を歩けば人に刺される。駅に並べばホームへ突き落とされる。家にいても家族に殺される。こんな日本に、誰がした!

円高還元セール

2008-03-30 10:16:25 | Weblog
1ドルが100円を切ったので、先週にイトーヨーカドーや、ジャスコで円高還元セールが行われたそうですが、嘘も休み休み言いなさいって言いたいです。

別にユーロが安値になっているわけじゃないんで、本当は、ドル安還元セールでしょうが。

セールで何が売れていたかというと、一個99円であったグレープフルーツが68円であるとか、ブロッコリー、ワイン、豚肉、マカダミアナッツなどだそうですが、僕はフルーツの食わず嫌い王なので食べませんし、ワインよりビール・焼酎派ですし、マカダミア・ナッツよりも、千葉産の落花生が美味しいと思っていますから。

今や庶民は、中古車か国産の軽自動車が主なので、ハマーみたいな戦車なみの燃費の悪い車を出してしまうアメ車は買いませんし、お金持ちはアメ車ではなく、ドイツの車を好みますし、売れているのはマイクロソフト・ウィンドウズとi-pod、ハリウッド映画と、リーバイスのジーンズ、インチキくさい通信販売の保険くらいでしょう。

庶民の財布から好んで米国産を買う人がいないので、仕方なく国が、色々買っているワケです。

まず、価値のないドル紙幣を大量に購入するのが、日本という国家のやることで、小泉内閣の時は、47兆円しか税収がなかったのに、20兆円を米国債購入に充てて、我が国はイラク戦争最大のスポンサーになりました。買いすぎたドル紙幣で、日本国民に、i-podタッチをプレゼントするとか、ハリウッド映画を無料で放映するようなことをすればまだ良かったものを、殆ど米国債に変えているのです。

また米国の圧力に負けて、国が旅客機の開発予算や許認可を出せなくなったので、泣く泣くボーイング社のジェット機を購入せざるを得なくなっており、自衛隊の兵器も、その多くが米国産なので、イージス艦や戦車など、コストの高いものを買わされているのが実態なのでしょう。

まあ円高というかドル安で一番酷かったのは、1995年春に1ドル80円を切ったときですが、当時の円高還元セールを経験した人たちにとっては、スパーマーケットに並ぶようになった外国産ビールや、粗雑な味の炭酸飲料、異常に甘いクッキーや、チョコレートなどの輸入物産を食してみて、開発能力の低さに、面食らった人も少なくなかったと思います。

とか言いながら、ヒューレット・パッカードのノートPCでこれを書き込んでいる自分ですが、横河電気だと思えば大丈夫です(笑)

一時期、リナックスや、オープンoffice、firefoxなどの各種オープンソースに環境を変えようと思った時期もありましたが、面倒くさいので、そのままにしています。

windowsを使っていても、米国政府のハッキングに遭うような、警戒されるほどの人間ではありませんからねえ(笑)

お掃除と、ビールと、焼き鳥と

2008-03-30 00:00:13 | Weblog
今日は、お昼から、家の中を少し掃除しました。

箒でクロスについた綿ホコリを落としたり、あちこちクイックルワイパーをかけたり、古くなったバスタオルを小さくちぎり、あちこち汚れているところを拭いたり。

「男やもめにウジがわく」の言葉どおり、ふだんから、あまり掃除はしない方なのですが、今日一日だけ松居一代になった気分です(笑)

サッパリしたところで、車に乗って出かけようとしたたところ、収支の合わなくなったパチンコを止めていたことに気が付き、行き場所が思いつかなくなりました。

大型スーパーに行ったとしても、欲しいものが思いつきませんでしたし、最近のゲームセンターは通信機能のついた対人対戦ばかりで疲れますし、第一、家を一歩外へ出ると、どこへ行ってもお金がかかることばかりです。

てな感じで思いを巡らせると、オーストラリアに留学していた親戚の女の子が、「オーストラリア人はビールを飲みながら、一日デッキチェアに座って、ラグビーを見るなどして休日を過ごしている」という話を、思い出しました。

なるほど、そんなに欲張って休日を充実させる必要もないと思い、小さなスーパーでサッポロビールの500ml缶を一本買って、そこの駐車場にあるとっても美味しい焼き鳥の出店で、ネギマ、手羽、カシラ、ハツ、砂肝、白モツ、タン、ナンコツ、レバーを一本ずつ買って、焼き鳥が温かいうちに、自宅へそそくさと帰りました。

オーストラリア人と違って、家にはデッキチェアなどありませんし、50坪の建家の狭い庭で、近所の人の注目をあびながら表で一杯やるのは、変態としか思えない光景なので(笑)、リビングでテレビなど観ながら、一杯やることにしました。

本物の焼鳥屋さん同様に、キャベツの付け合わせにニンニク味噌をお通しみたいに出して、焼き鳥のハツやカシラには、もう一くふうしてニンニクのすり下ろしたものを少しだけトッピングしました。缶ビールのプルをキュッと引っ張って、ゴクゴク飲むとこれがなんとも言えない美味で、この上なく幸せな気分になりました。

それにしても、焼き鳥と、ビールというのは世界最強の組み合わせですね。ちなみにビールのお供で世界第二位は、ジンギスカンかな。

一人遊びがとても上手になったなあと思う、今日この頃でした。

あまり、お金を使わないようにしましょう

2008-03-28 19:47:10 | Weblog
会社で「あまり金は使うな」とアドバイスしてくれる先輩がいて、これは今時めずらしい人だなと感心しました。

彼は、会社でもっとも貯蓄が趣味な人なのですが、生活に関することも、仕事のこともよく教えてくれます。

現在は、どれだけ消費をしたかがステイタスになる時代ですから、昔の幸田露伴の言葉、「惜福・分福・植福」のようなものを知っている人はいませんし、「金を使うな」と教えてくれる人も、殆どいなくなってしまったようです。

一方、堀江貴文が、会社で購入する文具を最後の一桁の1円まで値切っていたことや、資産190億円のデイトレーダーB・N・F氏がカップラーメンで食事を済ませたり、日用品を百円ショップで購入するなど消費を絞って生活している意味が、一体どういうことなのか考えなくてはなりません。

たいがい、金持ちは消費を最後の一桁まで気にする生活を送り、貧乏人ほど消費して、財布の中身をだらしなくレシートで一杯にし、後々の苦しい生活を自ら引き受けてしまうわけです。

世界一のお金持ちビル・ゲイツは、ジーンズとTシャツでどこへでも出かけますし、僕の親戚の爺さんもお金を持っていますが、作業服でどこへでも出かけます。

小ぎれいな服など身にまとわなくとも、お金持ちはお金持ちなので、見栄を張らなくてもいいわけです。

ストレスは、消費である程度解消できるという関連性があるのですが、月々の請求書の支払いは、またもや大きなストレスの要因となります。

これから数年は、バブル崩壊後の長期不況が、相対的に幸せだったと感じるほどの大恐慌に突入する可能性があります。一度の失業や、消費の失敗で、人生そのものを失ってしまう危険な時代が何年も続くかも知れません。ドイツ人がケチなのは、何度も戦争などの非常時を経験しているからなのでしょう。今の日本は、戦時と同様の状態です。

不況のあおりで犯罪予備軍が街をうろつき、道を歩けば刃物で刺され、駅に立っているだけで、ホームに突き落とされる時代です。

幸田露伴の「惜福」とは、現在幸福であったとしても、それに有頂天にならずに、福を惜しんで後々のために、残しておくという考え方です。

若い人は、「自分の金なんだから、どう使おうが自分の勝手だろう」と言うかも知れませんが、おせっかいな人間がいなくなったせいで、消費者金融や、闇金で金を借りて、数十年に及ぶ返済期間で、貴重な人生を台無しにしてしまう若者は後を絶ちません。

服なんて、破れてなければいいじゃない。外食などせずに、友達とは、部屋に集まって会えばいいじゃない。テレビなんかブラウン管でいいじゃない。

てな感じで、みなさんも「あまり、お金を使わないように」と、あえて僕からも、おせっかいを焼かせていただきます(笑)

「悩み」を、克服する方法

2008-03-27 15:33:10 | Weblog
転職して、走り続けて2年3ヶ月も経過すると、さすがに心身共に疲れが見えてきたようなので、D・カーネギーの著書「道は開ける」を久しぶりに開いてみました。

しばらく読書を続けると、この本の効力が聞いてきたのか、些か気が晴れたように思えます。

「道は開ける」の原題は、“How to stop Worrying and Start Living”になり、直訳すると「いかにして、悩みを解決し、人生を再出発させるか」となるのですが、この本を、ただ単にベストセラーのビジネス書であるとか自己啓発本の枠に入れておくのはもったいないと感じます。人間の「悩み」というものを本格的に取り上げて、その内容が実際に有効に働く本というのは、僕は、この著書以外に知りません。

世の中のたいていの人は、いつか「悩み」を克服したいと思いながらも、これにひきずり回され、エネルギーを消耗し、ついには人生に対して絶望感を抱くことも少なからずあることと思われます。

僕はこれでも、昔からの心配性で、進学するとき、就職するとき、女性と付き合うとき、給与が安いというコンプレックス、初めて追突事故を起こしてしまったときなど、かなり悩んで育ってきた方です。たぶん、普通の人の2倍も3倍も悩む性向を持っています(笑)

まあ、そこいらの考え方が変わってきたのは、ある友人が日本を捨ててセルビアに旅立った頃のことでした。

もともと戦争に興味のあった友人は、ネットを通じて戦場ジャーナリストや、アフガニスタンで戦った元傭兵らと知り合い、その影響で海外へと拠点を移すわけですが、その日常生活を逸脱した、彼らの話が、僕の方に間接的に聞こえてくるようになりました。

彼らの話は、「成田に着くと、日本に帰ってきて感じる重苦しくどんよりとした空気や、元気の無さはなんなんだ。」「(日本人は)衣食住に満ち足りた生活をしていて、保険を何重にもかけて、それでいて不安を感じながら毎日を送っている。」「本当に食えなくなったら、自殺すればいいだけじゃないか。」などという彼らの話は、内心あまり関わりたくないと思いながらも(笑)、何かしら、不思議な説得力を感じてしまった覚えがあります。

それから何年かした後、D・カーネギーの「道は開ける」に出会ったのですが、僕が大切に感じた、この著書のポイントは下記の通りです。

・悩みを克服するための原則を身につけようという、頑強な意志を育てる。

・「起こりうる最悪の事態とは何か」を考え、やむを得ない場合は、最悪の事態を受け入れる覚悟をする。

・悩みを引き起こしている「事実の把握」、「事実の分析」を正確に行い、それに対して自分は何ができるかを書き記し、どうするかを決断し、それをただちに実行する。

・「この世の悩みの大半は、判断の根拠となる知識が十分でないのに、あえて判断を下そうとすることから生じる」ということを知る。

・まれにしか起きないことで、気を病まない。

・疲れる前に、休息をとる。日常から緊張と、疲労を避ける。

・すぐに解決可能な問題は、即刻その場で解決する。

・重要性に応じて物事を処理する。

・「疲れ」とは、自分が処理しきれない仕事の量で疲れる。

・毎晩就寝する前に、明日のスケジュールを作っておく。

・他人の欠点についていつまでもこだわらない。ストレスのない人間関係をふだんから構築しておく。


ざっと、こんな感じですが、彼らが言っていた「本当に食えなくなったら、自殺すればいいだけじゃないか」というのは、この著書の中の「『起こりうる最悪の事態とは何か』を考え、やむを得ない場合は、最悪の事態を受け入れる覚悟をする。」というのと、まったく同質のものだと思われます。ある種の開き直りですが、こういう考え方を持てるようになった方が、自殺の要因にまで至る鬱蒼感などが、実は、どこかに飛んでいってしまうということなのだと思います。

あとは、悩みの原因になる現状認識を正確に行い、本来悩まなくてよかったものであるとか、「悩みそのもの」を悩みのタネにしてしまうような人間の習慣を極力避けること。部屋が汚れているなどの悩みは、何も悩まずに淡々と掃除を始めれば、自ずと悩みが消滅されるということなど。

以上のことを考えると、悩みを克服する秘訣というのは、ただ単に脳天気に問題を放棄して「悩まない」ということではなく、「悩み」を克服する秘訣というものを、積極的に知識として取り込んで「悩まなくする」必要があるように思われます。

しかし、マクロ経済の悩みは、当面ぼく個人で解決できる問題ではなさそうなので、ネットやブログでコツコツ皆に伝えていくしかなさそうです。

その点は、荒井さんの「経済コラムマガジン」、TORAさんの「株式日記と経済展望」、JAXVNさんの「神州の泉」、ケーキ屋さんの「経済を知らずして愛国を語るなかれ」、そして僕のブログ「日本のゆくえ」
http://blog.goo.ne.jp/newjolly
など(爆)、某勝手連の遺伝子はジワジワ世間に伝わっているような気がします。

今の日本は、自殺者が3万人、自殺未遂者がその5倍もいる地獄と同等の世の中ですから、せめて個人の「悩み」くらいは、どうにか解決できる手法を、身につけておいた方が良さそうです。

B・N・F氏と、未来予測

2008-03-26 11:47:25 | Weblog
↓下は、4年前に20代のデイトレーダーB・N・F氏が2ちゃんねるに書き込んだもの。


61 :B・N・F◆mKx8G6UMYQ :04/01/31 22:38 ID:ONsb/PBy
1月の介入総額7兆って・・・・・マジでいい加減にしてもらいたい
為替介入によって円からドルに変えられそのドルでアメリカの債権を
買う事によって市場に出た金によりアメリカの株価や住宅価格が堅調になり
アメリカ人はそれを担保に借金をしてアメリカでの消費が伸びる
それにより日本企業の業績もよくなる。
よって日本の輸出産業も目先の業績にとらわれ介入を望む。こういうこ事なのだろうか?
しかし、この目先の景気にとらわれたかのような政策は将来的にスタグフを
招く可能性があるのではないか?なぜならこの介入によって市場に出た金は
一次産品にも流れる可能性があるからだ。今は住宅価格や株価が堅調なんで
アメリカの消費は順調だがこれは少しでも悪循環になれば
一気に不の連鎖に陥る可能性がある。この時このジャブジャブの金が
都合よく債権だけに流れればいいが一次産品に大量に流れたら大変だ。
ただでも消費が落ちれば企業の業績に響くのに原材料の調達コストがかさむと
その分を補うために企業はリストラや減給でしのごうとするのではないか?
それが消費悪化につながり更に企業業績を圧迫するのではないか?
そのことで更に株から一時産品に金が流れるという悪循環に陥る可能性がある。
一次産品にお金が流れれば原材料だけでなく食料品の価格も上がる
給料や仕事が減り食料品の価格が上がれば家計を圧迫しそれがまた
消費を落ち込ます事になるのではないか?特に日本は食糧自給率が低いから大変だ。
今の目先の業績にこだわったかのような政策が将来のスタグフを招かないか
懸念せざる得ない。企業は目先の業績にとらわれず1ドル=80円でもやっていける
体制を作り介入には批判的な立場を取ってもらいたいものだ
スタグフだけは絶対に阻止しなければいけない。よって私は今の介入額の多さには
批判的にならざる得ずスタグフにならない事を切に願うだけである。



B・N・F氏は、またの名をジェイコム株を一株1円で買って20億円を手にした「ジェイコム氏」ですが。しかし、30代目前でここまで分析できたのですから、190億円稼げたというのも納得いきます。

てゆうか、僕はここらへん、だいたい理解できていたんですけど貧乏人です(爆笑)

チベット問題と、共産主義

2008-03-25 09:01:55 | Weblog
25 o'clock より
http://25oclock.blog.shinobi.jp/Entry/209/
先生!何で日本共産党はチベット問題をスルーしてるのですか

チベット問題で沈黙する日本共産党に電話してみました。
中央委員会(03-3403-6111)。
30~40代くらいの男性。


+ + + + + + + + + +
25 チベット問題に関してなんですけど、何で共産党は黙っているんですか

共 色々と流動的なこともあり・・・

25 流動的というのは?

共 情報が色々とあるので・・・

25 本当に中国政府がチベット人を弾圧したかどうか分からないと

共 まだ、今後確実な情報が流れて・・・

25 慰安婦問題や南京事件では「証拠があろうとなかろうと関係ない」と主張してたのに、これは確実な証拠を求めるのですね

共 慰安婦問題や南京大虐殺は歴史的な事実・・

25 事実じゃないですよ。日本共産党は、「河野談話で日本政府も認めている」と言ってるだけです。「エライ人が認めてるんだから国民は従え」と言ってるだけです

共 そんなことないですよ。チベット問題じゃないなら切りますが

25 チベット問題で談話は出しました?

共 出してないですね。でも、赤旗で記事を・・・

25 載ってませんよ。3~4日分チェックしましたけど、載ってません

共 いや、出てます。(調べに行く)16日の赤旗ですね

25 じゃあ後でチェックしてみます。大きい記事ですか

共 小さいですね

25 アリバイ作りと言うことですね

共 ・・・

25 日本共産党の掲げる人権というのはイデオロギーまみれの人権であると

共 そんなことないですよ

25 日本共産党は、中国のチベット支配に関してどういう立場なんですか

共 国内問題です

25 じゃあ、日本の朝鮮・台湾支配も国内問題ですね

共 違いますよ

25 何が違うんですか

共 じゃあ、国連加盟国で「チベットが中国領土ではない」と主張している国を挙げてみてください

25 なら、日本の朝鮮併合だってどこも異論を唱えてないですよ。韓国と北朝鮮だけでしょ

共 挙げれないんですか?

25 中国が貧しい国に金をバラ撒いて工作してるからでしょ。日本から巻き上げた金をアフリカとかの貧しい国に回して、中国に不利な発言をしないようにしてるんでしょ

共 ・・・

25 金をばら撒いて、「文句を言ってる国は無いから正当な支配だ」ってか。ふざけるなよ!!日本共産党の言う人権と言うのはイデオロギーまみれの人権だということがよく分かった。左翼の殺人は正義の殺人。左翼の戦争は正義の戦争。左翼の植民地支配は正義の支配。

共 違いますよ。我々はアフガニスタン侵攻では・・・

25 批判したなら、今回の事件でもキチンと声をあげるべきでしょ

共 ・・・


(引用終わり)

人権重視の左翼が、どうしてチベット問題にだんまりしてしまうのかを突いているのでしょうが、赤旗がチベット問題をスルーしている理由は、元々の共産主義思想を考えてみれば、当たり前でしょう。

マルクス主義のような唯物論を信奉している国が、仏教などの観念論を排斥しようとするのは道理として間違ってはいないからです。

問題なのは、「貧しさ」という人間の苦悩の救済を宗教などの観念論に求めてはならないという共産主義国なら、唯物的に淡々と賃金を公平分配すれば良いだけの話なのですが、今日の資本主義導入や、もの凄い経済格差ができてしまうなど、なぜそれができなくなっているのかということに問題があります。

日本においては、安保闘争で共産主義思想が鎮圧した後、ナニワ金融道の青木雄二などがマルクス主義者で、観念論をやめて唯物論で考えるようにと、1990年代の日本に一石を投じましたが、彼の主張は経済的な苦悩は、ただただ経済的な問題として理詰めで考えなければならないということなのでしょう。

香港返還の時に考えられた一国二政策により、資本主義経済を本格導入した頃から、中国は、もの凄い勢いで経済成長を始めたのですが、ほんとうは唯物論と、観念論の一国二政策を同時にやってみればよかったのです(笑)

そうすれば、資本主義による人々のフラストレーションは、宗教の中である程度吸収されるでしょうから。

仏教信仰のチベットや、イスラム教の影響の強いウィグル地区くらいは宗教解禁してやっても、どってことはないでしょうに。一つのイデオロギーで統治しようとするから、虐殺しなくてはならなくなるのでしょう。

僕は唯物論的なものの考え方には一理あると思いますが、共産主義には反対ですし、チベット問題も反対の立場です。

中国に言いたいのは、全ての面において共産主義を捨てて普通の国になるのか、以前のように、中国の中で貧しくともこじんまりとした公平分配の中でやっていくか、どちらかにしろということです。

まあ、日本のように宗教に寛容すぎて、宗教政党が政治中枢にまで浸透してしまうのも、問題なのですけどね。

某学会の信者はお葬式の仏教がいけないといいますが、仏教は普段から真面目に拝まずに、お葬式の仏教程度にしておいて、宗教に振り回されないように扱うのが、利口な国家社会のあり方のように思えます。

シミュレーション

2008-03-24 23:35:22 | Weblog
神州の泉より
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/03/post_44e2.html

日本経済の4重苦:円高、株安、原材料高、米国不況(小野盛司)
(※日本経済復活の会 会長 小野盛司氏の記事、第四十七弾です)

 日本経済の停滞に対して、海外の厳しい目が注がれている。英エコノミスト誌は 「JAPAiN」と題した日本に関する特集記事を掲載した。JAPANとpain(苦痛)をかけた造語である。円高、株安、原材料高、サブプライムローン問題によって引き起こされた米国不況など、日本経済を取り巻く環境は厳しい。それぞれが、どの程度日本経済にダメージを与えるのかを、詳しく説明するつもりはないが、それぞれ悪影響を及ぼすのは間違いない。

 円高に関しては、様々な意見がある。円高でも企業は頑張るべきだという意見も多い。しかし、頑張れば経済が発展するといった簡単な話ではない。円高でも利益を出している企業があるではないかと言う人もいる。円高だと輸入物価が下がり、消費が伸びるから、景気が回復するといった珍説まである。しかし、日本経済は外需の伸びで今まで支えられてきた。輸出企業にとっては、円高は厳しい。

 円高とは、日本製品を一斉値上げするようなものである。1割円高になれば、外国にとって、日本のすべての商品が1割高くなる。値上げしたら売れないということなら、値上げせずに企業が差額を負担する。そうすると企業の利益が減る、あるいは赤字になって商売にならなくなる可能性もある。もちろん、原材料が輸入品であれば、円高で原材料が安くなる可能性もあり、企業によりまちまちである。果たして、円高が日本経済にプラスなのか、マイナスなのかを考えるには、マクロ計量経済学に基づいたシミュレーションを行い、様々な要因をすべて組み込んで計算すればよい。

 日経新聞社の経済モデルを使い求めた結果を下の図で表した。一番下が何もしなかった場合の実質GDP、そのすぐ上が、円売りドル買いの介入をして、10円の円安にしたとき(例えば1$=100円から1$=110円にしたとき)であり、その上が20円の円安、その上が30円の円安のときである。参考のために、10兆円~50兆円の財政出動をしたときの、実質GDPも示した。

 このグラフで良く分かる。円高は間違いなく、日本経済の成長にとって害になり、その意味でドル買い介入のメリットはある。円高で景気が良くなるという珍説は完全に否定される。では、為替介入をしたらどうだろう。現在は巨額の資金が国を超えて動き回っているから50兆円程度のドル買い円売りの介入でも、10円の円安は難しいのではないか。第一50兆円の介入をしようとすれば、まず政府が国債を発行して円を手に入れ、その円でドルを買うわけだから、国の借金は確実に増える。それによるGDPの増加はほんの僅かしかなく、間違いなく国の債務のGDP比は増える。しかもドルを持っていても、人為的に値上がりさせたドルが、将来値下がりすることも考えられ、その場合は巨額の差損が発生する。

 同じ50兆円を使うなら、財政出動で減税や歳出拡大で国民のために使ったらどうだろう。この図で分かるようにGDPを押し上げる効果は数十倍はある。そのため国の債務のGDP比は下がってくるし、税収も回復してきて財政が健全化する。財政出動のほうが、為替介入よりはるかに良い。株安、原材料高、米国不況による悪影響がどれだけか、一つ一つ議論するつもりはないが、それなりの悪影響は確実だ。重要なことは、それらの悪影響を一気に挽回できるほど財政出動の効果は絶大なのだ。政治家の決断次第で日本経済のV字回復は可能なのだ。最悪なのは、何もしないこと。本日(2月24日)の日経新聞にも内閣支持率が31%に急落しており、安倍内閣末期の支持率程度まで下がったとのこと。日銀総裁の件では民主党も支持率を下げたとある。

 台湾総統選挙も終わり、これで、台湾も韓国も経済のてこ入れを重視することが鮮明になった。日本は台湾・韓国などとは比べものにならないほど経済が悪化している。しかし、幸いなことに、デフレ経済であるのだから、財政政策が極めて有効であり、しかも当分はインフレ率が高すぎるような事態は起こりそうもない。今こそ政治家は目先のプライマリーバランスの改善ではなく、国民に目を向け、経済を復活させ、経済成長による財政再建を目指すべきである。(小野盛司)

(引用終わり)

以前、小野さんの会社に行き、せっせと二人だけで国会議員に提出するシミュレーションを一緒に手伝わせてもらったことがあります。国会議員といっても、何百人分もの書類を一人一人に作るわけですから、その間、ページプリンタが壊れたりと結構な作業量でした。

おそらく、小野さんが作成したものの中で、一番わかりやすい景気対策シミュレーションが、グラフになって表されています。

新古典派経済学がいいのか、ケインズ政策がいいのかは、計算してみればわかることです。会社の売り上げだろうが、マーケット調査だろうが、子供の学力だろうが、将棋の棋譜だろうが、何でもかんでもシミュレートしている時代に、どうして国家財政だけコンピュータを信じて使わないのか、ワケがわからないでしょう。

エクセルなど遠く及ばない高速なスパコンの計算をああだこうだ言っても、人間の頭で考えるだけ、無駄というものです。

しかし、円安誘導したときでこの程度ですから、財政出動には遠く及びませんね。

外資系スーパーが、苦戦する国

2008-03-23 17:05:11 | Weblog
↓経済コラムマガジンより

http://www.adpweb.com/eco/eco515.html
日本経済は、輸出と輸出関連企業の設備投資で支えられて来た。その輸出の今後があやしくなっている。欧米の住宅バブルが崩壊すれば、アジアなどの新興国にも影響が波及し、最終的に日本の輸出にも影響が出る。既に輸出はGDPの18%前後とかなり高い水準になっている。以前は10%もなかったのである。このように輸出の比重が異常に大きくなったのは、内需の不振がずっと続いていることに加え、GDPがほとんど成長しないことが影響している。


このような日本経済の現状を踏まえれば、「外資導入が日本経済成長のカギ」というセリフがいかにばかげているかが分る。既に設備投資のGDP比率は18%と高水準に達している。これ以上高くなるとしたならバブル期と同水準になる。今のままでも、将来、企業が過剰設備を抱える可能性が高い。

外資導入と言っても、どのような形の投資を想定しているのか、外資導入論者は明確にしない。とても内需関連の設備投資を念頭に置いているとは思われない。設備投資投資が特に不振なのは内需関連である。まさか外資が地方都市のシャッター街に設備投資をしてくれるはずがない。

つまり多くの場合「外資導入」は新規投資を意味しない。既存の有力企業への出資であったり、企業買収である。しかし新規の追加的投資でないのなら、GDPの成長に全く寄与しないのである。企業への出資を「投資」と言うから誤解を招くのである。


日本の金利は異常に低い。長期金利が1.4%台でも、それを借りて投資をしようと思う者がいないのである。大手の輸出関連企業は、減価償却費と利益の範囲で設備投資を行っている。銀行から借金をして投資を行っているところは稀である。

つまり資本が足らないから投資を控えているのではない。長期金利が1.4%台でも儲からないから投資を行わないのである。特に内需が低迷しているから、内需関連の投資は不調である。だいたい日本の経済事情がよく分らない外資が、内需関連企業に出資をし、どんどん設備投資まで行うとはとても思えない(外需関連は日本企業が十分投資を行っている)。フランスのカルフールは既に撤退し、ウォールマートは、西友に出資し苦戦している。ティファニーは、銀座の不動産価格が値上がりしたので、店鋪を売ってさっさと撤退した。


(引用終わり)

鳴り物入りで日本市場に参入してきたカルフールは早々と撤退し、ウォルマートも、そろそろ撤退の時期が近づいてきているのかも知れません。

米国のコストコも、牛乳の2リットル売りとか、パン10個まとめ売りとか、あんな大ざっぱな物の売り方では、日本の消費者は寄りつかないでしょう。

つまりは、競争力が弱いといわれている日本の市場が、カルフールもウォルマートも苦戦するような、もの凄い競争性にさらされているということです。

日本のスーパーは時給700円のパートのオバチャンがもの凄く働き、託児所などの贅沢は決して従業員に与えず、古くなった生鮮食品は、天ぷらに揚げるなど調理してお総菜として並べるなど、外資がみっともなくてできないレベルの競争性でやっているわけです。

反対に、ソニーとか、トヨタとか、イチローとか、浅田真央とかが海外に行くと、職業能力の高さで世界トップになってしまいます。

話は、日本の供給サイドの競争性はもの凄く高くて、需要サイドがもの凄く弱いのが景気停滞の理由でしょう。

元をたどれば、小泉構造改革なるものが、供給サイドの構造改革だったことが間違いだったわけです。昨年のようにバブル時代に迫る民間投資が行われてもダメだったわけで、民間分野での投資不足が不況の原因であったというのも、まったくのでたらめだったようです。

間違いなく、9年連続の所得の減少など需要サイドの貧困化こそが、日本の長期低迷の理由でしょう。

ならば、民間に変わって政府が行う公共投資というのがりますが、自民党はこれをタブーにしています。それどころか、公共事業をどうして公共投資というのかさえ、90%以上の日本人は忘れています。

公共事業を行えば、地方の貧乏人に、労働力と引き替えにお金を出せば、たいがいみんな消費性向が高くて、お金を使ってくれますから、乗数効果が働いてGDPも伸びて税収も上がって、お金が回収できるというので投資という言葉が使われているわけです。

その公共事業を、まずは競争入札などで値切ってしまい、貯蓄性向の高い東京の大手建設会社はしっかりと中抜きをしてから下請けに回し、マスコミが1円たりとも無駄遣いはするなといってしまい、国民全員が財務省の味方になってしまうと、公共投資の意味がまるで無くなってしまうのです。これでは、乗数が1を切って投資効果が半減してしまうのも当たり前でしょう。

kojitakenさんではありませんが、私たちは、ウォルマートが苦戦するような世界でもっとも過激な新自由主義にさらされているのですから、重くて苦しい現在の状態は、まだまだ何年も続きそうです。

まあ、民主主義なんてものは、多数決主義なんですから、貧乏人が大半である国民がお利口になればいいだけなんですけどねえ。

人を動かす

2008-03-22 16:38:46 | Weblog
まあ今週は仕事で失敗してしまい、上司に散々叱られましたが、20代の新入社員のようにへこんで会社を休んだり、気に入らないと会社を辞めたりする年齢でもないので、叱り方が下手だなあと内心思いながら、きちんと大人の謝り方をしておきました。

ここらへんは中小企業時代の力関係で慣れているので心配無用なのですが、同じチームの人たちが庇ってくれたり、心配してくれるのは、大変ありがたかったです。

D・カーネギーの「人を動かす」は、ビジネス書の名著だと思いますが、一般的に上司が部下を動かすときに使う言葉の効用だけではなく、部下が上司の心持ちを変える効用もあるような気がします。まあ、そうとうな努力が必要ですが。

「人を動かす秘訣は、人を動かす気にさせることだ」

ほんとうに、それしかないんですけどね。