日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

コンビニの深夜営業規制について

2008-06-27 11:23:32 | Weblog
コンビニの深夜営業規制について、二酸化炭素(CO2)の削減や地球環境の保護を理由に、京都市や埼玉県が、自粛方針を決めたそうですが、もう頭の悪い人たちは、みんな死んでしまえばいいのに、と思いました(笑)

深夜電力は、あまってあまってしょうがないのに、コンビニが深夜営業を規制すると、電気はもっとあまって、消えてしまうだけでしょうに。

発電所というのは、水を蒸発させる温度まで上げてタービンを回しているだけなので、出力調整が不得意です。特に原子力発電所なんか殆ど出力調整できません。夜だけ止めればいいではないかと思われる方もいるでしょうが、通常の停止作業は、止めるまで一週間かかります。

従って、発電機は一日中昼間と同じ送電量を送っているだけなので、午後6時を境に電力は供給過剰になります。それをなるべく余らさないように、工場などで深夜に電力を使うことの方が、寧ろエコに繋がるわけです。

もちろん日中のピーク時の消費電力を減らすことはエコにつながりますが、コンビニの深夜営業規制をはじめ、夜中のネオンの消灯などは、まったく意味がないわけです。

もっとも地球温暖化にまつわるエコの話も怪しいもので、空気中に0.03パーセントしか無い二酸化炭素がちょっと増えたからといって、温暖化の原因になるなんて話も無理があると思われますが、不思議とこれも情報の主軸を占めています。

もっと言ってしまえば、地球温暖化によって、北極の氷が溶けて世界に大洪水を起こしてしまうという説も、氷をコップに入れた水が解けると分量が微量に減ってしまう体験などでみ~んなご存じのとおり、氷の方が体積が大きいのに、どうして水面が上昇してしまうのか、誰か納得できる理由で、僕に説明して下さい(笑)

あ~あ、女性芸人のだいたひかるじゃないけど、「どうでもいいですよ♪」という歌を歌いたくなる気分の、今日この頃です。

自殺に、有効な対策

2008-06-26 12:29:13 | Weblog
■頻発する「自殺ショー」に罰則、「労働教養所送り」にしたら効果テキメン―広東省広州市
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=528559&media_id=31

もちろん、自殺した人間に罰則などかけられないのですが、失敗した後の罰則がキツイという以前に、自殺しようとする人間は真面目な人間が多いので、法律を守ってしまうわけです。

今回は、29万人もの自殺者がいると言われている中国で罰則を設けたとのことですが、中東の場合も、宗教で自殺が禁止されているので、自殺者は先進国の10分の1以下と、もの凄く少ないようです。

3万人を超える自殺者を10年連続で出している日本の場合も、自殺を法律で禁止し、自殺未遂者に罰則をつければ相当数が減少となると考えられますが、病苦や経済苦で生き地獄を味わっている人間から、死ぬ自由さえ奪ってしまう窮屈な世の中にしてしまうのは、いいものなのかどうなのか悩むところです。

高度経済成長期からバブル期にかけての日本の自殺者は、今より1万人少ないのですが、まずは経済政策をしっかりやってもらいたいと思われます。現在の日本の場合は、自己責任論で収束させることで政治家の負担を極限まで減らしているのですが、少々経済学的に考えて、国の失政で自分が不幸になったという視点も必要です。

アメリカやアルゼンチンのように、借金が多かろうが、政府財政が破綻しようが、最後に有効な経済政策といえば、積極財政しかないのですから。現に17兆円のヘリコプターマネーでサブプライムローン対策をしているアメリカの自殺者は先進国で少なく、巨額の財政出動で成長路線に転換させたアルゼンチンの自殺者も人口比で日本の三分の一程度に過ぎません。

日本はまだ裕福で、アフリカなどもっと酷い国があるではないかという意見もありますが、人間の幸せなどというものは、絶対的な価値観ではなく、たいがいが相対的な価値観です。正社員>派遣社員と、労働者階級がハッキリ階層化されているなど、同一価値労働同一賃金などという概念がまったくない日本の職場ですから、相対的な価値が開きすぎて、人の幸福感はボロボロ状態でしょう。

「臭いニオイは元から断たなきゃダメ」というのは、昔のトイレの洗剤のCMで、今では自殺の道具に使われていたりするものですが(笑)、癌などの病苦に対して、ナノ金属を患部に注入し、超音波をあてて局所加熱させる治療法が、将来的にはかなり有効な治療法であると言われています。

自殺の主因である病苦と、個人の金銭問題、この二つを退治することは国が本気になれば、さほど困難なものではないと思われます。

原油価格について

2008-06-25 11:35:47 | Weblog
先日のNHKスペシャルでも、原油価格がどんどん上がっているので、投資家に先物買いをすすめている場面がありましたが、たぶん、そろそろ値下がりしてくるでしょう(笑)

第三次石油危機とか言われていますが、1970年代にOPEC(石油輸出国機構)加盟6ヶ国が、価格協定を結んだときとは、ずいぶん事情が違うでしょう。

発展途上国へのヘッジファンドによる株価乱高下や、近年の日本に見られるような外国人の不動産売買など、さすらい続ける投機マネーの行く先が、原油や、金属、小麦に変わっただけで、作為的な価格高騰に一般投資家のマネーを呼び込んで、高くなったところで売り抜けるという、彼ら投機家の常套手段のように思えます。

値上がりにも限界がありますからね。原油を使う人間が、手が出ない値段になってしまえば、在庫のだぶつきで値段が下がり、投機家自身が損失をしてしまうからです。

「この道はいつか来た道」ですが、善良な日本人が、またもや同じ失意に遭わないことを祈るばかりです。

「ピンハネ」と、「溜め」

2008-06-24 10:15:03 | Weblog
昨日のTBSラジオ・アクセスでは、「反-貧困ネットワーク」事務局長の湯浅誠さんが出ていました。

「ピンハネとは、その名の通り人件費の1割をハネることで、今の派遣会社は3ハネ、4ハネなんです」という、湯浅さんのお話。

グッドウィルなんてのは6割もピンハネしていたそうで、そう考えると、人買いの時代のヤクザの方が優しかったのかも知れません。

ためになったね~、ためになったよ~。

というのは、お笑いレッドカーペットに出てくる芸人さんのセリフですが(笑)、湯浅さんの著書『反貧困』によれば、「溜め」とは貯金などの金銭的な余裕を指すものだけではなく、頼れる家族や友人がいるのも人間関係の余裕としての「溜め」になるのだとか。

貧困などというものは、単にお金に困っている状態をわらわすものではないのですね。

湯浅さんの著書によれば、

『三層(雇用・社会保険・公的扶助)のセーフティネットに支えられて生活が安定しているとき、あるいは自らの生活は不安定でも家族のセーフティネットに支えられているとき、その人たちには“溜め”がある。逆に、それらから排除されていけば、“溜め”は失われ、最後の砦である自信や自尊心をも失うに至る。“溜め”を失う過程は、さまざまな可能性から排除され、選択肢を失っていく過程でもある』

ということだそうで、自己責任論を持ち出す人は、自分たちがこういった「溜め」に無意識に恵まれていて幸運であったことや、貧困者にこういった「溜め」が無いのを無視してもっと努力をしろといいます。しかし、誰だって頑張れるためには「溜め」という最低限の条件がいるわけです。

日本は昔貧しかったですけど、人間関係の「溜め」はありました。

バブル期はみんなイカレていましたが、金銭的な「溜め」はありました。

今は、人間関係・金銭・公的扶助の「溜め」が、み~んなありません。

どうやって生きていけというのでしょう(笑)

日本が、バングラディシュに抜かれる日

2008-06-23 10:24:55 | Weblog
NHKスペシャル「沸騰都市」第3回 ダッカ“奇跡”を呼ぶ融資をみて、なんだか複雑な気持ちになりました。

6%成長を5年も続けると、バングラディシュの首都ダッカには物乞いがいなくなったようで、みんな元気に働き続けています。

少額クレジットを借りて順調に商売をやっている女性らが、「いつか日本を抜いて、先を行ってるよ」と元気に声をはり上げる様子は、嬉しくもあり、日本人としては悲しくもあり(笑)

現在の日本のように1%もいかないような経済成長では、彼女の予言が当たらないとも限らないでしょう。戦後の貧しさから、30~40年で先進国をどんどん抜いていったのが我々日本でもあったわけですから。

桜井新参議院議員にお会いしたときに、このまま行けば日本はフィリピン以下になるといっていた予言にも一致します。

貧乏人に金を貸しているブラック銀行が、バングラディシュを豊かにしているのですが、そこに出資している日本の丸紅が、「貧困層が救われるのは良いが、ビジネスとしてはどうなのか」と言っている姿を見て、思わず延髄切りを浴びせたくなりました(笑)

日本を代表とする商社がそんな感覚だから、我が国の内需がボロボロになってしまったわけです。

経済は、お金を回すことが一番大切なわけでしょう。金持ちが貧乏人にお金を回すことで、巡り巡って自分も幸福になれると、そう考えなくてはなりません。

一方、今晩のNHKは
「マネーの暴走が止まらない~サブプライムから原油へ~」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080623.html

投資銀行という悪魔銀行周辺のお話ですが、こちらも見逃すことはできません。

官僚叩きについて

2008-06-22 17:09:19 | Weblog
今日の「報道2001」で、西部邁さんが言うには、

・役人が金銭面で身綺麗であることは望ましいことだが。
・金銭面のことで本業である公の仕事が萎縮してしまうのではないか。
・公僕としての責務をしっかり持たせることの方が大切ではないか。
・民営化がいいといっているが、民間にはモラルなんてものは全くなかったりする。


こんな感じのことを言っていました(笑)

公務員の給与を減らして、ワークシェアすることには賛成ですが、行き過ぎた公務員叩きはいい加減にして欲しいと思われます。

1週間や2週間で意見が変わってしまう、民意などというものに迎合してしまう政治家が主導になり政治を動かしたところで、郵政民営化による現在の酷い状況など、責任を持てない彼らに任せて果たしていいものかどうか。

もっとも小泉内閣というのは官邸主導だったはずですけどね(満点大笑)

厚労官僚にバッシングの矛先が行くということは、マスコミが食いつきやすいスキャンダルをリークしている人間が、どこかにいるということです。

後期高齢者医療や、年金問題を、官僚に責任転嫁させて得をする人間が誰なのか、ちょっぴり想像力が必要です。

値段が上がって、給料が下がるとき

2008-06-18 14:59:39 | Weblog
僕の日記では、今年の不景気はかつてないほど深刻であると、皆さんお金を使わないようにしましょうと、何度も書いてきましたが、良い子のみんなは、ちゃんと約束を守ることができましたか(笑)

今年2月の全国消費者物価指数は、10年ぶりの前年比1%を超える上昇であり、10年前といえば消費税増税が物価上昇の要因だったので、それを除くと実に14年ぶりの高い物価上昇率になってしまったということです。

マスコミはこれをデフレ脱却ができて、良いことだと判断したところもあるそうですが、そんなわけないですね。

皆さんが、バブル崩壊以降ずーっと経験してきた「不景気になれば、値段が下がる」というデフレの法則が、ここへきて崩れてきたのです。

なぜでしょう?

いわゆる一次産品である原油価格が上がり、小麦価格が上がり、鉄や銅などの金属が上がり、それに関連する商品がどんどん値上げされています。

これをコストプッシュ・インフレといいますが、昭和生まれの世代なら、第一次石油ショック、第二次石油ショックなどでコストプッシュ・インフレは何度か経験済みのでしょう。但し、当時はお給料もどんどん上がっていったのですが。

それに対して、需要が上がったときに起きるインフレはデマンド・プル型といいますが、これはインフレターゲットで目標とされるような所得上昇を含めた総合的な物価上昇で、給料さえ順調に上がっていれば、物価上昇率が1~4%程度であれば、さほど不快なものではないでしょう。

さて、皆さんが直面しているコストプッシュ・インフレは、景気の良いときにも悪いときにも起きるもので、鉱物資源が乏しく、食糧自給率がアフリカ諸国よりも低い日本においては、どうすることもできません。

そのコストプッシュ・インフレが、9年連続所得が減少している景気の悪い今この時に起きてしまったのです。

それをマスコミは、インフレターゲットと混合してデフレ脱却できたからいいではないかといったりもするのですが、とんでもない話です。

彼らはコスト・プッシュ型と、デマンド・プル型とを区別していないのです。

従って、我々は戦後初めてのスタグフレーション(悪性インフレ)にさらされているのです。

とは言っても、まったく経験していないことを、我々はどうすれば良いのでしょう(笑)

話は、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶということですが。戦前は、欧米各国による原油輸入禁止などの経済制裁に対して、現状打破を目指して、中国大陸へ進出することもできましたが、今は戦争を起こすことなどできません。

我々は、戦前の主婦が苦労したのを見習って、まだ食料品の安いうちに、保存のきくものは食材のストックを増やしておくなどしておくしかないでしょう。加工食品は加工段階のコストがたくさんかかっていますから、なるべく手作りの段階から調理をしていくしかありません。自分で漬け物を漬けたり、魚を捌いて刺身や開きにしたり、小麦粉から色々料理していくという昔と同じやり方です。

乗用車は軽自動車に。それでも高いというのであれば、スーパーカブでも、自転車でも利用すれば良いのです。携帯電話など、止めても昔に戻るだけで大したことはないでしょう。

お金も大事ですから、散財などもってのほかです。

お金のコントロールは、自暴自棄になって自殺したり、人様を殺めたりしないためにはとても大切なことです。

消費を縮小していくことによって、経済はますます縮小していくでしょうが、政府が政策転換するまでの長い辛抱が必要です。

AMラジオの必要性

2008-06-17 19:36:09 | Weblog
昨日、文化放送のラジオを聴いていて、田原総一朗が言うには、

「秋葉原の事件と派遣業の問題を結びつけられているが、違うと思う。彼は、友達がいなかったのだと思う。派遣社員同士で酒でも飲んで、会社がどうのこうのと、愚痴を言い合える相手がいればよかったんだ」

などと、のたまわっていました。

もう、アホかと(笑)

うちの会社で派遣社員同士が飲んで、喧嘩になり、相手をボコボコにして一週間出勤できなかったという話なんかはありますが(笑)、何社もの派遣会社が参入しながら、次々人員が入れ替わる場所で、友達などできるはずがないでしょう。

ましてや、同じ派遣会社であっても、他の派遣先の人など会ったこともないのですから、所属意識など育つはずもありません。

今の職場では、なるべく派遣社員とは同化せずに、一刻も早く派遣会社を抜け出して、元請けの社員の仲間入りしようとするバイタリティーのある人間だけがはい上がれるのですから。派遣会社が、新たなる奴隷制度だと見抜けないことには、秋葉原の惨劇から、何の社会問題も発見できないでしょう。

まあ、それにしてもラジオは政治ネタを真面目にやっているTBSが聴視率で勝ち続けているようです。格差社会など頻繁に扱っているアクセスや、時事ネタに強いストリーム、安住紳一郎の日曜天国なんて、下手なテレビ番組より、よっぽど面白い。伊集院光の日曜日の秘密基地を爆笑問題に差し替えたのは、残念でした。日本放送は森永卓郎さんを切ったのが大失敗でしょう。それと、今の時期どこのチャンネルを回しても野球番組しか聞こえないのは、いい加減やめた方がいいですね。

僕の若い頃は、北海道ローカルのSTVラジオが面白くて、人生を学べる日高五郎ショーや、深夜番組のアタックヤングなどは、大好きでした。松山千春、田中義剛、KANなどはSTVラジオから全国区へ旅立ったのですよね。

今の若い人は携帯があるから、AMラジオなんて聞かないのでしょうねえ。

ボケ防止と、生き方上手

2008-06-16 09:02:33 | Weblog
ちょいと日記をサボっていましたが、会社で受けさせられていた品質管理の教育講座が、ようやく終了。

まあ、勤続30年の社員が受けているものを、入社したての僕に同時にやらせてくれるので、ありがたいことはありがたいのですが、ちょっとした脳トレになりました。

色んなグラフを書かされたり、忘れていた確率やら標準偏差の計算やらで、けっこうしんどかったですが、毎月の平均98点というのは会社でもけっこう高い方らしかったです。

そういえば、遠い昔に田舎の高校で学年トップになったこともあったなあと思い出したりしましたが、もはや中年である自分の思考の衰えに対して、少々自信がつきました。

世間では任天堂DSで、脳トレが流行ったかと思えば、テレビではクイズ番組がまた増えてきましたが、あんな流行に容易く便乗してしまうこと自体が、脳の衰えを表しているのではないかと思えてしまいます(笑)

どうせ任天堂DSなんてすぐに飽きてしまうでしょうから、脳トレを本格的にやるなら、まずは自分の知識より少しだけ難易度の高い本を読むこと、計算の習慣を身に付けること、ブログなどの日記を書くこと、芸術に親しむこと、創作に取り組むことなどですが、長年の仕事を辞めて転職をするのが、脳をフル回転しなければならなくなりますし、一番手っ取り早いのかも知れません(笑)

97歳の高齢医師である日野原重明さんによれば、刺激の不足が認知症の原因であることがある程度判ってきているようで、知的刺激、社会的刺激、身体的刺激を持つことがボケ防止に繋がるということです。

日野原さんは、今では我々に馴染みの深い「生活習慣病」という言葉の発案者なのですが、脳の衰えに対しては、刺激を少なくしてしまうという生活習慣があるのかも知れません。

以下は、習慣についての日野原さんの言葉。


「習慣。
この小さな行動の繰り返しが
人生をつくります。

疲労は、疲労感がつくる。


創(はじ)めることを忘れなければ、
人は老いることがありません。


生きているかぎり私たちは
自分で自分を
育てていかなければなりません。


いのちはその最後の瞬間まで
自分らしく生き抜くために
与えられています。


人は生の最後の瞬間まで
誰に何かを与えることができます。」


なんとも、素晴らしいですね!