日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

軽自動車と、カーステレオの話し

2008-08-30 10:27:38 | Weblog
昨日、軽自動車が届いたので早速乗ってみると、まあ思ったよりは不快感が無かったです。車は6年落ちのkeiで、50万円で購入しました。

上の写真は、なんかかんか言っても色々なところが乗用車よりショボイので直ぐさまオートバックスに駆け込んで、ステレオのグレードだけは上げようと試みたもの。

パソコンに慣れた皆さんは、写真を見て直感的にお分かりになられると思いますが、前面にUSB端子と、AUX端子が付いていて、手持ちの8ギガバイトのUSBメモリーを差し込んで音楽を読み込んでいる状態です。これなら秋葉原で数百円で投げ売りされているUSBメモリーが活用できますし、高価なi-podはいらないです。現在800曲(3GB)の音楽データを入れて、ジュークボックス状態にしています。選曲が大変になりましたが、フォルダーの階層に工夫をすれば使いやすくなるとのこと。

価格.comで買えばもっと安かったですが、最小限の投資で最大限の効果を生むとはこのこと(笑) 僕にとってはHDDプレイヤーを購入して以来の感動で、遠出をしないのでカーナビはいらない・車でテレビは見たくない自分にとって、こんなステキなステレオが2万円以下で買えるなんて、本当に良い時代になったものです。

節約のつもりで軽自動車に買い換えたわけですが、経済産業省が主張する二酸化炭素(CO2)排出量を基準とした自動車税の改正については、常に低所得者向けの増税をたくらむ役人の考えることですから、軽自動車の税金が上がる可能性が高いですね。

そうなると僕の苦労も水の泡ですが、もういい加減に税制をいじるのは止めてくれと言いたいところです。

東村山市議殺害事件について

2008-08-28 09:38:46 | Weblog
下記のブログで検証されていますが、
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/

ある一人の市議を、創価学会が殺したのではないかと疑いをかけられている13年前の事件について、親族が中心となってここまで情報が公開されるとは、インターネットの時代を感じさせられました。

当時は、オウム真理教による地下鉄サリン事件が、新聞やテレビ報道の多くを埋め尽くしていたのですが、この事件を問題にして取り上げていたのは、一部の週刊誌と、まだ普及し始めのインターネットのアングラ系サイトくらいのものでした。

彼女が事件に巻き込まれることとなったきっかけは、創価学会の一信者の脱会の相談にのったことから始まったのだそうですが、それにしても、誰かに捕まれた手首のアザや、部屋でつけっぱなしのクーラーとワープロ、家族に知らされないまま、自殺として葬式の準備が進められて、そのまま火葬されそうだった異常さに、家族がストップをかけて医療解剖を行ったことなど、頭がクラクラしそうな話ばかりです。

この平和な日本において、時々、政治家が不可思議な自殺を遂げることがあるのですが、アンタッチャブルな一定期間があったとしても、せめて10年、20年と長い時間が経過した後ぐらいには、真相を知りたいと思うものです。

日本経済復活と言い始めた!

2008-08-27 09:36:15 | Weblog
森永卓郎さんが、とうとう日本経済の復活を言い始めました!
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/147/

 そこまでは勝ちが見えているレースだった。しかし、獲物とする国がなくなってしまうと、金融資本は行き場を失って、欧米の不動産投機に走ることになる。だが、そこはゼロサムであり、全員が勝てるとは限らなくなってくる。さらにそこから逃げ出した投機資金が、現在、原油や穀物市場で暴れているのだが、そのバブルがはじけたらどうなるか。

 もう、行き場所がほとんどない。なぜなら、彼らのあまりに巨大になった資金に耐えられるような投機の対象(市場)がもう残っていないのである。最後には、膨張しつづけてきた金融資本は行き場を失って消えるしかないのである。

 それで、何が起きるのか。パラダイムが変わるとわたしは思うのだ。

(中略)

 だが、原油の暴落をきっかけにして、その逆が起きるのではないかとわたしは想像している。つまり、日本経済の復活と、米国経済の長期低迷である。わたしは、この主張をあちこちで披露しているのだが、残念ながら誰もまともにとりあってくれない。

(中略)

 パラダイムが転換するとき、その渦中にある人びとはなかなかそれに気づかないものだ。むしろ、あとになって、あれが転換点だったのだと思い返すことが多い。

 わたしが興味深く感じたのは、先日発表された『経済白書』と『労働経済白書』である。前者が経済産業省、後者が厚生労働省によるものだが、その中身がまるで対照的だったのだ。

 すでにメディアで大きく取り上げられたので、ご存じの方も多いと思うが、『経済白書』では、この不況を乗り切るためには、もう一度思い切ったリストラをして、日本経済の転換を図るべきだとした。

 一方、『労働経済白書』では、いままでやってきた弱肉強食の経営は失敗であり、もう一度終身雇用、年功序列に戻して、安定した日本の経済を取り戻すべきとした。

 明らかに閣内不統一ではあるが、わたしは『労働経済白書』のほうが正しいと考える。そして、『労働経済白書』の記述が、ある意味でパラダイム転換の象徴なのではないかと思うのだ。


(引用終わり)

森永卓郎さんについての各所の評価は、痛烈に小泉批判を続けながらも、一方で「年収300万円~」などの著書で、貧しさに適応せよみたいなことを書いていることが面白くないという人がいるようですが、僕はちょっと違うと思います。

まず結果論として、森永卓郎さんが経済評論家として活動を続けてこられ、生き残ったことに意義があるでしょう。

僕は森永さんの著書は殆ど読んでいますが、小泉・竹中批判は一貫して書かれていました。当初からクリーンなイメージで国民に非常に人気の高かった小泉首相の問題点は、今日になってようやく多くの人が共有できるようになったものでしょう。今と違い、小泉批判はもの凄く勇気が必要だったわけです。

反小泉の評論を続けながら、国民新党の副代表を務め、政策の草案をまとめ上げた紺谷典子さんは、仕事の9割を失ってしまったといいますし、植草一秀さんは、青木参議院議長が植草さんを、竹中大臣と交代させようとした直前に事件に巻き込まれてしまいました。同じく小泉批判を続けた評論家の中村慶一郎さんや、森田実さんなどは、テレビ会から抹殺されてしまいました。皆さんご存じの通り、反小泉の政治家は、殆どやられてしまいましたね。

僕らはそれを、「平成の大獄」と名付けたりしたのですが(笑)

実は、当時の森永卓郎さんも仕事が半分になってしまったのだそうですが、持ち前のおちゃらけたキャラクターのおかげか、(体制には)相手にされずに平成の大獄から逃れられたものと思われます。

もう一つ森永さんが生き延びて来られた理由は、地雷を踏まなかったことでしょう。

地雷というのは、マネタリーベースを増やすべきだとは主張しても、決して財政出動しろとは言わなかったことです(朝まで生テレビで、日銀が国債を買い取ればいいとまでは言ったのですが)。これを言ってしまえば「日本の借金を増やす気か? 古い自民党への先祖返りだ」と言われてしまえばそれまでです。僕が森永さんにメールを戴いたときに、財政出動派の僕らに対して、同じ考えの人がいるので驚いたと言ってくれましたが、当時の世間の空気はそれを言ってしまえばお終いのようなところがありました。

もう一つは、植草さん同様にりそな問題についても言及していたのですが、それが政府ぐるみのインサイダー取引だとは言わなかったことでしょう。こんなものが週刊誌に書かれてしまえば小泉政権は大ダメージだったのでしょうが、悲しいことに、植草さんが事件に巻き込まれ、そちらの方が週刊誌を大きく賑わせてしまいました。

真面目キャラの植草さんと違い、森永さんはおちゃらけているようですが、実は、警戒心がとても強い人で、不用心な失敗はしない人だと僕は思っていました。

「年収300万円~」にしても、中間層からはじき出された人々にとって、まずはその現実を受け入れる必要があったわけです。

700万円もらっていた人が300万円になった。貧しさに馴染めずに、足りない分を借金して首が回らなくなり自分で死んでしまった。

当時は、そんな人がたくさんいました。

年収が少なくても少ないなりに楽しめるし、手法も示すので、まずは生延びてくれというのが森永さんの真意だったように思われます。ケインズ的な政策が取り入られるまでには、もの凄く長いタイムラグがあるので、即席に役に立つのは、低所得時代の適応術であったというだけです。テレビタックルの三宅氏が言う論点のすげ替えのように、森永さんが貧しさを助長していた訳ではないでしょう。

とかなんとか言いながら、一番大事な、日本経済復活の話をしなければなりません(笑)

1,オイル投機の暴落

2,マネーの行き場の消失

3,新しいパラダイム

3,日本型経済の復活

これですね!

本当に良い時代に戻れるかも知れません。

年収1億円のオバチャンと、アーバンの話

2008-08-26 06:47:37 | Weblog
先日のテレビで、年収1億円のオバチャンの話をやっていましたが、これがとても面白かったです。

麦わら帽子をかぶり、普通に農家のオバチャンにしか見えない女性が、ハウスクリーニングでパートの仕事をしているうちに、入居率の高いアパートの特徴を見い出して、自らアパート経営を始めたというのがきっかけだそうです。

最初は、裁判所の競売物件から、300万円のボロボロのアパートを買い取り、旦那にリフォームさせて(この旦那が事務職出身の割にもの凄く器用なのですが)、安くても若者でも抵抗なく入居できるまで綺麗にさせたために、入居者が付いたのだそうです。

もちろん購買前には、問題がある物件かどうか、近所の情報などを歩いて拾い上げ、なるべく安くて立地がよくて、ボロボロのアパートを格安で買い取り、エアコンなども中古品を安く仕入れ、旦那にピカピカにリフォームさせて、入居させるというやり方で、未入居率を数パーセントになるまで埋めてしまったのだそうです。

現在は200室のアパートオーナーとしての彼女の仕事は、毎日の草取りをかかさず、入居者の要求を歩いて拾っていくこと。アパートのメンテナンスを自分と旦那でほとんどこなしていくこと。平均5万円で、200室×12ヶ月だと、確かに1億円行きますわな。

ハウスクリーニングのパートでも、真面目にやっていれば、成功の鍵が拾えるというのが、ほのぼのしていてとても良い話だと思いました。

世間にたくさんいますが、入居者をほったらかしにして、アパートの周りは草ボーボー、クリーニングや、メンテナンスを業者まかせにしているアパート経営者に、利益が出せるはずもないと思いました。

一方、先日の株式日記には、広島のアーバンコーポレーションについて書かれていますが、
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20080824

負債は確かに多いのですが、資産も十分にあって、600億円の過去最高益を出している会社が、金融庁の引き締めによって潰されてしまうのですから、こちらは殺伐とした話になります。

このような売国は、竹中大臣の時に何度も行われた手法ですが、金融庁の引き締めが元となって、銀行の貸し渋りで企業を潰して安値にさせたところで、外資にくれてやるのでしょう。

サンデープロジェクトでは、誰が悪いのか? 銀行が悪い? といっていましたが、そんなもの金融庁と、それをやらせた政治家が悪いに決まっているでしょう(笑)

米国の要求で、大蔵省の管轄であった金融を、内閣府の外局にもってきたのですから、今や郵貯銀行も監視されていますし、政治家が好きなようにコントロールできます。

広島といえば中川(女)のお膝元、何となく清和会がからんでそーなエピソードであります。

「矢野絢也さんより話を聞く会」について

2008-08-25 07:22:26 | Weblog
皆さんご存じの通り、矢野絢也元公明党委員長が、創価学会から評論活動を止めるように強要されていることから、創価学会を相手取り、5500万円の賠償請求をしています。

それに関連して、民主党の菅直人代表代行や社民、国民新党など野党の有志議員が集まって「矢野絢也さんより話を聞く会」が発足したワケですが、政局は衆院選挙前に、とても面白いことになってきました。

現在マスコミだけではなく、我々庶民の間でも、なんとなく創価学会批判はタブーになっていますが、そのタブーにしている要因は、矢野氏が現在闘っているような、言論弾圧までしてしまう創価学会の気風からくるものと思われます。

創価学会が本当に大した宗教なら、支持者がもっと付いてもいいはずなのですが、一般的な日本人は、創価学会が嫌いでしょう。

創価学会は、牧口常三郎や、戸田城聖という歴代の会長が、反権力の立場に立って投獄され獄死しているのですが、現在の会長は、その反対の権力の立場に立って安泰しています。

でも考えてみれば、権力者としての現在の創価学会も、戦前の政府と同じようなことをしています。

イラク戦争を支持してみたり、言論弾圧をしてみたり、福祉をカットしてみたり、大不況を放置してみたり。人間立場を変えればたいがい同じことをしてしまうのですが、多くの日本人にとって、良いことは殆どありませんでした。

結局、彼らが我々日本人の大半が所属する浄土宗や、浄土真宗を「邪宗」と馬鹿にしてきたほどには、大した集団では無かったということになります。

さて、季節がら選挙に強いのは、自民党か民主党かという話しをしますと、各選挙区に2~3万人いる創価学会信者が自民党に投票するので、自民党が今まで過半数を維持してきたのですが、そのハンデを乗り越えて先の参議院選で与野党が逆転しているということは、民主党はかなり前から選挙結果を出しているということになります。

そもそも、1993年に野党連合による細川政権が誕生し、当時死に体であった自民党の救世主になったのは、自社さ政権を誕生させ、その後公明党を取り込んだ自自公連立によって、自民を政権与党に導いた亀井静香さんじゃないですか。

学会信者にとって亀井さんは、池田会長証人喚問を先駆的に要求した仏敵ナンバー1(笑)だったので郵政解散の時に何らためらいもなく、追い出しに賛成してしまったのでしょうが、その亀井さんを追い出して、今の政権が持つはずがないじゃないですか。

自民党は、全郵政を敵に回して、医師会も敵に回して、労組を敵に回して、結果、一番の支持母体が創価学会になっています。

あとは彼らが言うように公明党が、創価学会と政教分離されているかどうか、国民全員が矢野絢也さんからしっかり話を聞いて、国会に池田大作氏を呼んで、証人喚問にて確認させていただきましょうよ。

なんせ、創価学会は、我々を「邪宗」信者としているのですから、まともに考えれば、政教一致していた場合の公明党が広く日本人に支持されるはずがありません。政教一致というのは実は諸外国では一般的なのですが、翻って、カモフラージュとしての政教分離に守られていたのは、公明党の方だったのではないかと予想されます。

でなければ、現在与党が2/3の議決を持っている時に、憲法20条を改憲して、政教一致させてもいいという案をどうして公明が出さないのか不思議なわけでしょう。

そろそろ日本人も、「創価学会が嫌いだ」とハッキリ声を大にして言うべき時期に来ているのかも知れません。

避妊手術

2008-08-23 20:43:29 | Weblog
今日は、猫の避妊手術の日で、心配で心配でしょうがありませんでしたが、どうにか無事に手術も終わりました。

写真は、手術から帰ってぐったりしているチャコを、離れたところから見守るいっちゃんです。

チャコ、痛かったろう。

ごめんね。

sex and the cat

2008-08-22 17:46:09 | Weblog
今年の5月29日に我が家にきた猫のいっちゃん(オス)は、生まれてまだ半年も経っていないはずなのですが、昨日からメスのチャコの上に乗り始めるようになってしまいました。

猫とはいえ、オンナの身体を人間の前技と同様にむさぼろうとする様は、男親としては、とても見ていられません。何度か引き離すと、今度はチャコの方から寄っていくようになりました。女の子の方に受け入れ態勢ができてしまったということなのでしょうか。

「いっちゃん! 女の子にはもっと優しくしてあげないとダメだよ」などと冗談を言っている場合ではなく。ヨチヨチ歩きが残っているのに、体重はもう3キロになり、小さかった肉球が日を追うごとにふくらんでしまっています。

これはまずいと思い、ようやくチャコの方の避妊手術を行う決断をしました。

チャコを連れて今日病院に行くと、診察室を逃げ回って捕まえるのに大変だったのですが、明日手術することに。

きっこの日記のきっこさんは避妊手術をしない派なのだそうですが、僕もやっぱり、可哀想な気持ちが先に立って、避妊手術を避けていたのですが、生まれた仔猫を引き取ってくれる人など、50人に1人もいないということを聞いて、これはもう仕方のないことだと諦めました。

近日映画公開される、ニューヨークに住む女性の目線から描いた「sex and the city」という海外ドラマに人気があるのですが、セックスという原始的な行為は欲望として許容するものの、子供を産まない、生ませない人工的な社会にしようとするのは、猫も人間も、同じレベルになってしまっています。

僕の子どもの頃は、生まれた仔猫は、父親が川へ捨てに行ったものですが、気の弱い僕にそんなことなどできるわけもありません。

結局、少子化問題というのも、経済理由などの十分な準備が整っていない状態で、新たな命を、この世に生み堕としてしまうということが、もっとも残酷な行為だと考えているのかも知れませんね。

節約には、お金がかかる

2008-08-21 14:23:42 | Weblog
来月の車検の時期も近づいてきたので、軽自動車に買い換えることを検討することにしました。

会社に普通乗用車で通勤していたので、そろそろガソリン代が洒落にならなくなってきたからです。

で、先ほど車のブローカーをやっている友人に、3~40万円の予算で中古車を探してきてもらうよう連絡したところです。

でも、ちょっと予算が安すぎると言われました(笑)

軽の中古車は人気があるので、流通価格が高くなっているからなのでしょう。

僕もできれば普通常用車の方がいいのですが、1500cc以下の自動車税が34,500円なのに対し、(5ナンバー)軽自動車税は7,200円。重量税も半分の4,400円。車庫証明もいらない、保険料も安いともなれば背に腹は代えられません。

年に税金が4万円ほど安くなって、ガソリン代は30%燃費が良くなってたとして僕の場合3~4万円のコストカットになります。何やかんやで年10万円、5年で50万円くらいのコストカットですか。中古車価格が高いわけです。

で、今売れている車といえば、軽とハイブリッド車のプリウスだけだそうですが、ハイブリッド車の場合、同じグレードのガソリン車と比較して35万円程度も車両価格が高くなっていて、リッター10キロ燃費が改善されたとしても9万3750キロメートル以上走らないと、元が取れないそうです。国も本気でエコを重視するなら、ハイブリッドカーなどは減税措置を取ればいいものを、ちゃんと計算すると何の節約にもなっていないことが分かります。

アメリカの場合は、自動車税や重量税にあたる税金が無いそうで、ナンバープレートの更新料が年に20~60ドルかかるだけなのだそうです。

原油高といっても、結局国ばっかりに、お金が集まってしまうということなのでしょうね。

デヴィ婦人と、亀井たたきについて

2008-08-20 11:37:51 | Weblog
デヴィ婦人のブログを発端に、きっこの日記が取り上げ、何だかよくわからない亀井静香さんへのネガティブなエントリーがあちこちに立っているようです。

デヴィの独り言
http://ameblo.jp/dewisukarno/day-20080818.html

きっこの日記
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/08/post_fffe.html

カナダで日本語
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-date-20080820.html

デヴィ婦人が亀井さんを嫌いになった理由として、「女性経営者の集い」という会で「自分が首相になったら、公人として靖国参拝に行く」と亀井さんが約束したことに対し、

「本当に行く気持ちがあるなら首相にならなくても、今、 行けばいいじゃないかと。それから私は亀井氏が大嫌いになりました。只の票集めの虚言。」とのことですが、

亀井さんは、あまり目立たないですが、終戦記念日には靖国参拝に行っていると記憶しています。まずは、この時点で言いがかりでしょう。

亀井さんも国会議員ですから、あちこちの集まりに顔を出しているはずですし、銀座のママの集まりに、リップサービス程度のことはすると思いますが、ちょっとこれは酷い情報ではないでしょうか。

8月15日の靖国神社で、「英霊にこたえる会」のセレモニーに、デヴィ婦人が参席しているのは僕も行っているので度々見かけますが、あんな目立つ場所でこれみよがしに出席するやり方と、なるべく目立たないように参拝する亀井さんのやり方とは、まったく性質が異なるものでしょう。

第一、デヴィ夫人の政治スタンスは、小泉純一郎を「不戦の誓いのもとに靖国神社参拝を行っており、戦後最も傑出した政治家である」としているほどの小泉支持者ですから、このような最右翼タレントを、どうして小泉批判者である、きっこの日記や、カナダde日本語がソースとして使うのか、さっぱり分かりません。

以上のことから、デヴィ婦人が小泉を中心とする自民党支持者であることが容易に想像つきまが、今回の記事を面白半分に書かれているなら、きっこさんと、美爾依さんには猛省してもらう必要があると思われます。

またデヴィ婦人は、過去の週刊新潮の取材で書かれた記事で、親北朝鮮の人物で、日本の拉致被害者家族に対しても、拉致被害者を北朝鮮へ返還することを促す内容の手紙を送ったと書かれています。

「ミサイルが七発飛んできたからといって、何を慌てているのでしょう」

「偽札や覚醒剤を作っているからといって北朝鮮を非難するのはやめたほうがいい」というのが、過去のデヴィ語録になります。

デヴィ婦人が、今回のエントリーで週刊新潮をことごとく非難しているのは、このような過去の記事に対し、しがらみがあることが、よく分かるものと思われます。

ちなみに、亀井静香さんは総裁選で北朝鮮への経済制裁を、公約として述べていましたが、これはデヴィ婦人がもっとも嫌う外交スタンスでしょう。

僕は今年は靖国参拝に行きませんでしたが、小泉純一郎が靖国参拝するニュースを先に見てしまったので、行く気が失せてしまいました。

靖国参拝が政治信条のリトマス試験紙にされたり、アホな右翼の機嫌取りのために行くという不純な動機には、もううんざりです。

スタグフレーションの本格化はこれから

2008-08-19 13:38:56 | Weblog
僕は、スタグフレーション時代には、そうそう値上げができるものではないと言いましたが、1~2%の消費者物価指数に対して、企業物価指数が5%を上回るということは、原材料の急激な高騰に対して、企業が相当な苦労をして1~2%の上昇に抑えているということなのでしょう。

といっても、液晶・プラズマテレビ、パソコンなどの家電製品は、もの凄いデフレ状態です。

それらを平均しての1~2%の物価上昇ですから、価格内約を調べれば、とんでもないことが企業経理内で起こっているものと思われます。

福田内閣では1兆円程度の景気対策が検討されていたといいますが、GDPの0.2%の財政出動など話しにならないでしょう。

それ以前に、3.3兆円の定率減税廃止による増税が行われているのですから、丹羽春喜教授の2.5%という乗数係数を信用すると、8.25兆円のマイナス効果が働いたと予想されます。さらに、自民党によって日本経済を苦境に陥れた「3K」ってのがあるそうで、建築基準法、貸金業法、金融商品取引法のことを「3K」と言うそうなのですが、それら全てがマイナスに働いたということなのでしょう。

石油・小麦高や、サブプライムローン問題が発生する以前に、もっと核心的な不景気要因があったわけですね。

11月23日総選挙が有力と言われていますが、それ以前によほどの景気対策を行わなければ、倒産してしまう企業が続出してしまうでしょう。おそらく年間20兆円~30兆円の財政出動が必要と思われます。

渡部恒三さんが言うように、76歳の彼ですら経験したことがないのが、スタグフレーションというシロモノだそうですから、経験したことのないような財政出動を行わないと効果がないと思われます。