日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

ガス給湯器が壊れた。

2011-08-31 19:46:35 | Weblog
この前の車の故障といい、今回はガス給湯器の故障。

東京ガスと、ノーリツのサービスマンが来てくれましたが、燃焼ファンとコントロール基板の故障なのだそうです。

新品から10年くらいたったものですが、エコキュートやエコジョーズの新品は30万円くらいするのだそうです。もーーくたばれ、二酸化炭素問題!

東京ガスのサービスマン曰く、

「修理代は5万円くらいだと思われますが、他の原因でまた止まる可能性もあります。新規で購入されるとなると、エコ製品じゃないと、部品の在庫を持たなくなるメーカーが多くなるので、旧来品はおすすめできないんですよね」とのこと。

旧来品なら15万円くらいで買えるのですが、今回は基板と燃焼ファン取り替えたらけっこう長持ちしそうな予感がしますし、買うのは部品が本当に無くなってからでも遅くないと思ったので、修理してもらうことにしました。

ヤフオクで出回っている中古品を自分で取り付けるのも考えましたが、ガス関係のDIYは、火事でも起こしたら刑事罰になるんだとか。

ちなみに、ガス給湯器は、

・都市ガス用と、プロパン用
・屋内壁掛け型、屋外壁掛け型、屋外据え置き型
・給湯能力が、16号、20号、24号、28号

とあるのですが、注目するべきは「~号」という給湯能力の大きさです。

格安販売している店で6万円台(設置料込み)で買える16号だと、年中シャワーを浴びられる程度だそうです。

20号だと、夏はシャワーを浴びながら、湯張りや追い炊きができるそうです。冬は片方だけ。

24号だと、夏冬関係なくお湯を張りながらシャワーも浴びられて、28号だと9分で浴槽の湯張りが終わってしまうという強力パワー。

うちのは台所と風呂場にリモコン付きの屋外据え置き型で24号ですけど、これと同じエコキュート買うとなると、やっぱり30万円はするのだよなあ。

安月給の介護職には、ちょっとキツイ。

お風呂なんて、コナミ・スポーツクラブのプール&スパ(入浴)だったら月1万円くらいで入り放題で、掃除もしなくてよくなるもんなあ。

それとも、格安の給湯器を買ってシャワーだけにして、お風呂に入りたいときはスーパー銭湯というのも選択肢の一つだなあ。

お風呂というのは、大量の水と電気とガスを同時に消費するので、大変な贅沢だと思われます。

その点、アパート暮らしは大家さんが直してくれるのでいいと思いますが、更新料を加算していくと給湯器くらい買えるので、結局同じですな。

あー、お金というのはなかなか手に入らないし、貯金も難しいのですが、いざという時のお金も用意しておかなければならないので、ワーキングプアはまた節約に勤しむしかないか。

言葉づかい超苦手。~年下の上司に、注意を受ける。

2011-08-31 13:21:41 | Weblog
以下5点、紙に書いて一つ一つ丁寧に注意を受ける。

1、接客のときの声が大きい
2、笑い声が大きい
3、「はい」という言い方に、会話を切るような強調性がある(話が続かない)
4、利用者の危険を察したときでも乱暴な言葉を使わない
5、道具は最小限にして、仕舞いながら使うように

「直球で言いましたけど、今後気をつけるようにしてください」

「はい、すみませんでした!」
(あ~、胃が痛てえ(笑))

最近のサービス業者って、そんなに気を使わなきゃいけないのかい。
とか思いつつ、かなり反省。

工場で長年働いていた人間は、顧客なんて目の前にいないので言葉遣いが乱暴なのですが、先日まで働いていたグループホームも共同生活型なので、「危ない!」、「座って」など、言葉が馴れ馴れしくなってしまいます。言葉づかいは、自分はまだ丁寧な方だと思っていたのですが、まだまだ気づかいが足りないみたい…。

そういえば、マイミクのしっくいさんにせよ、山寺の和尚さんにせよ、ものすごく言葉使い丁寧だものなあ。

そんなに気を使わないでよと、言いたくなるくらいですが、万全を尽くしておいた方が仕事上のトラブルを最小限にできるのでしょうなあ。しかし、こういうのだからサービス業の人は、酒を飲んだ時に無駄に馬鹿騒ぎしたり、ストレスが多いのだろうとも思った。

とかなんとか思いつつ、昨日は空手の日なので、そこでストレス発散。

胴衣とサポーターが届いたので、黒帯のベテランと、人生初のフルコンタクトの相手をさせてもらったのですが、黒帯のベテランは、相手を始めてすぐに師範に確認したのでした。

「先生、少し入れていってもいいですか?」

(うわ。本気出してくるくってこと?)

徐々に、突き、蹴りに力がこもってきたので、こちらもよく見て返していきました。

昔、UWFやリングスファンだったので、力を込めてきた先輩の突きや蹴りにも、なんとなく対応できたというのもあるのですが、昔空手をやっていた友達に、どの格闘技が強いんじゃなくて、強いヤツが強いんだよという言葉を思い出したのでした。

まず、右利きスタイルだと相手のペースに簡単にやられてしまうので、骨法のように、サウスポーにかまえれば、突きや蹴りが大半かわせました。

回し蹴りは、ムエタイのような田村潔司さんの左ミドルキックが好きだったので、テレビの前で真似したりはしていましたが、相手のガードごと体に入れていくことができました。

「あのさあ、どこかでやってたでしょう。初心者はあんな回し蹴りできないよ」

「いや、本当に初心者ですよ。将棋同好会に入っていたくらいで」

「まあ、(体の)でかい相手ができたので来週から楽しみです」

子どもたちと一緒に習っている同年代のお母さんもびっくりしたようで、家に帰ったら、さっそく旦那に話してくると言っていました。

といっても、3分間戦う体力がないですし、拳が全然できあがっていないので、グーで腕立て伏せするとか練習しないと。

カタも2つ教わったばかりですが、8歳の子どもと並んで一緒に練習しています。

今年は仕事もリセットされて1年生、空手も1年生ですが、44歳でこんなことやっていいのかね?

野豚じゃあ、ダメなのだ

2011-08-29 20:40:11 | Weblog
訪問先で、代表戦のテレビをチラッと見たあとに力が抜けました。

国民のレベル以上の政治家は出てこないといいますが、実際、増税はやむなしと言っている人が、僕の身の回りにも多いです(ネットを除く)。

あの中で、日本経済復活の会の顧問は、海江田氏だけだったような気がしますが、日本にとってよりベターなチャンスも踏みにじられました。

野豚が本気になった場合、5%の増税で、20兆円のデフレインパクトが起きるでしょう。

日本は、橋本内閣のときに起こした失敗をどうして、また繰り返してしまうのでしょうか。

経済のことが判らない松下政経塾出身の人間なんて、国のトップにしちゃいかんよ。

馬淵は大臣ポストをちらつかされて、反小沢を決めたんだべ。
あんなの人気はあっても、何の役にも立たない男だなあ。

脱小沢なんて、何の意味もないキーワードなのに。

当面、福祉目的税にしか使わないというのであれば、みんな、介護の世界においで、おいで。

福島の人じゃないけど、避難場所はもう、ほんのわずかしか残されていないよ。

ボランティアに行く。

2011-08-28 23:59:08 | Weblog
今日は、異動前の職場(グループホーム)の納涼会ということで、ボランティアに行く。

「入居者のことは職員に任せて、下の会場のことだけやってて」

主任は相変わらずクールだったが、認知症の入居者さんの何名かは、自分のことを覚えていてくれた。

職員も忙しさで僕の手を借りたがっていたが、主任の目が光っているので、元職員とはいえ自由に動けない。彼女の本意は、今の職員の(できるはずの)仕事を奪うなということだ。

で、今日の施設長の一言

「福祉の仕事は、自分を殺すこと」

(そ、そんな、超プロレベルの話、もう聞きたくないよう~)

プロテスタント系だからかも知れんが、自我を殺して、神への絶対的服従とか嫌だよう。

あたしゃ気楽に仕事をして、半分遊んで暮らすのが夢なのだ。

まあ、今日は少しは仕事をした形跡を残さないと、とか思いつつ。

納涼会を終えて、会場の手すりにガタが来ていたのでカバーをはずしてドライバーで締めたり、施設長のノートパソコンがブラックアウトしたというので見に行くと、電源LEDは光るがうんともすんとも言わない。

BIOSすら立ち上がらないので、F8を押してもぜんぜんだめ。

ウィンドウズVISTAを使用している最中に、調子が悪くなって電源を5秒間押して強制終了かけたら、次にセイフティーモードを立ち上げてくれというロゴの手順のあとに、逝ってしまったそうな。

リカバリーディスクも手元にないというので、退散してきました。

非常に困っていて、できればハードディスクの中身も救済して欲しいとのこと。

はい、パソコンに詳しい方、こういう場合どうすればいいか分かりますでしょうか?

<選択問題>

1、RAMを取り外して起動。BEEP音を確認し、エアダスターでソケットを噴いたり、RAMの接点を掃除してしっかり入れ直す。BIOS起動確認。場合によってはRAMを新品に入れ替えて、HDDも新規のものに交換しリカバリー。交換したHDDはUSB変換機を接続してデータだけを救済しておく。

2、「このパソコンはもうだめですね」と新品を購入していただき、古いHDDのデータだけ救済して、この抜け殻はもう使えませんから遊び用にもらってもいいですかねと、ノートパソコンをいただく。

3、僕には無理ですから、サポートセンターに問い合わせてください。という。


(答え3番。新しい主任によると、できたとしても、今後ずっと頼りにされるのでやらないのが正解だそうだ。)

日本は、病んでいる。

2011-08-27 05:18:13 | Weblog
仕事上、人様のお家に訪問をしていて、日本はそうとう病んでいると思われます。

でも、それを直視している人は少ないと思われます。

僕も、工場に勤めていたときは、ワーキングプアだとか、生活保護者の増加だとか、独居老人だとか、ニュースで話はきいていたのですが、実際見たことがありませんでした。

それらの現実は、今の仕事になって、初めて目の当たりにすることができました。

他人様の座敷に上がれば、景観から半分は分かります。

その人の経済的状況まで知るには、社会福祉士やケアマネージャーから間接的に話を聞いて知ることができます。

日本の生活保護者は、1992年には58万5972世帯で、89万8499人に過ぎなかったのですが、今年はとうとう202万2333人となり、戦後の混乱期だった昭和27年度以来、59年ぶりに200万人を突破したということです。

ぜんぜん内戦にも外国との戦争にもなっていないのに、経済政策をどうしたらいいのか分からないというだけで、20年以上の長期不況になり、今では戦後の混乱期なみの貧窮を我が国にもたらしてしまいました。

日本にも家が朽ちているところに、子沢山で猫まで飼っているスラム街のようなところがあることも知りましたし、生活保護者の家にもしょっちゅう上がらせてもらってます。生活保護者以上に気の毒なのは、普通の会社勤めの家庭が、1割負担、たった数千円の利用料さえ支払えずに困っていることを知ったり。

昔の経済成長期を知っている保守派の人々は、日本はまだ経済大国だと主張するわけですが、そんなのは遠い昔の話です。

僕のような独身者は、周りの人に「老後が不安ね」と言われていますが、家族と生活していたとしても、若い家人は毎日の仕事に追われていて、年寄りの昼間は独居状態で面倒なんてみている余裕がありません。

離婚などの理由から独身者となった女性は、年老いた自分の親を引き取ってしまうと、男女の経済格差なんて解消していないところでパート仕事に出かけているので、経済がカツカツです。

老夫婦の家は、外回りのセールスマンを中に入れただけで、使いもしない高額な商品を買わされていたりと、気の緩められない世の中です。

玄関の段差解消や、手すりなど、住宅改修なんて、介護保険の1割負担が利くものもあるのに、それを知らされていなかったり。

介護保険は1割負担ですから、毎年上限10万円の介護用品が1万円で買えたり、20万円の住宅改修が2万円でできたりしますから、いくらamazonでシャワーチェアーが定価の3割引だとか、友達が安く手すりを取り付けてくれるといっても、介護保険にかなうものではありません。

孤独感の高い女性の老人は、友達のように話をしてくれていたケアマネージャーが変っただけで、泣いてしまう人がいます。

一般的に、日本の嫁さんも家族も、親に対して冷たく、外国人の嫁さんをもらった家庭は目上の人に尊敬と、献身的な態度をとっています。

家族というものが機能していた昔の日本は、どこに行ったのか誰か教えて欲しいものですが。

しかし、これのどこが、先進国だ(笑)

プロの仕事。

2011-08-26 05:03:43 | Weblog
訪問先でいつも、他人の家の犬を「可愛いねえ」と、ムツゴロウさんみたいになでているうちの主任ですが、あとで「主任は犬好きですねえ」ときくと、「本当は、あんまり好きじゃないんだ。猫派だから」との答え。

この人、プロだと思った。

僕も犬なんて大嫌いなのですが、「かわいいですね」えと、ぎこちなく主任の真似をしてみる。

あとは訪問先で軽い冗談を、玄関先の庭のところで話したときに注意を受けてしまう。

車にのってしばらくたってから私語を話すのはオッケーらしいのですが、ここらへんは営業の人なら普通かな。

私語を話さないのも、言うタイミングをちょっとずらすだけの対処なのですが、本州の繊細にまわりに気を使うかたぐるしい慣習とちがって、自由奔放な道産子なので腹に一物ためておくのが本当に苦痛なのであります(笑)

それに工場で働いていた時期が長いので、人にへりくだるのは嫌いなのですが、ここらへんも柔軟に対応できないとサービス業への転職なんて、できないのでしょう。

こりゃあ、鬱病の増加が止まらない国にもなりますって。

300人一斉に解雇になった、前の会社の仲間たちも苦労しているだろうなあ。

僕は、忍耐強さだけは若い頃に身につけているので、できないこともないのですが、終身雇用で同じ会社で働き続けられた時代は、人生後半の仕事はとても楽にできたものなのですけれどもね。

転職の繰り返しは効率が悪いや。

介護員は安いというが、成長産業だよ。

2011-08-25 07:11:53 | Weblog
僕も介護職ですが、ニュースで、介護職の離職率が上がったという話。

政府は、介護員処遇改善交付金を打ち切りにするという話ですが、これが民主党の限界かも知れません。

介護員の離職率が上昇したのは、その前のリーマンショックで首になった人が多量に出て、一旦介護職に流れたからでしょう。

国が中途半端な気持ちで、介護や医療に国の産業を方向転換しようとしても、40歳、50歳まで工場でしか働いたことのない人などに、3Kのサービス業をさせても、どの道やめてしまうわけです。

介護職が安いといっても、昼間の時給900円~1000円なら、スーパーやコンビニのバイトよりも高いですし、夜勤のある施設なら食べていけないこともないでしょう。

更に正職員ならうちの職場では300万円~400万円だそうで、住宅手当や、賞与もありますし、大不況で苦しんでいる他業種と比較しても、そんなに安くないような気がします。

辞める理由は、今まで大企業などでプライドだけが高くて甘やかされてきた人間たちに、辛抱がないだけ。

これから10年間で高齢者が倍増するわけで、人手不足も進むわけですが、こんな成長産業殆どないですよ。

他には、葬儀屋と病院くらいかなあ。

製造業と、サービス業

2011-08-22 07:42:35 | Weblog
今の日本はサービス業が、雇用及び国内生産の70%を占められてしまったので、円高歓迎と言われています。

しかし、サービス業は日本国内だけの競争なので様々な規制に守られていると言えなくもありません。

タクシーや、床屋は国内だけで競争していればいいわけですが、海外のタクシー業者や、床屋さんが自由に商売できるようになれば、事情は変ってくるでしょう。

サービス業といっても、自由化された業界は悲惨なもので、保険業界、航空関係など、かなり食い散らかされてしまいました。

医療や介護は、まだ規制で守られているから(外国業者に事業所の許認可を与えていない)、比較的安泰です。

韓国との文化交流を自由化してしまえば、現在のようにウォン安高円では、安い韓流スターや安いドラマを大量に入れざるを得なくなるのは当たり前で、昨日デモが行われたフジテレビだけの責任ではありません。

製造業も関税が高かった時期は安泰だったわけで、結局、製造業だろうが、サービス業だろうが国が守っていこうという心意気がない限り、だめになってしまうということです。

国を守るということは、円安賛成、規制緩和反対、自由化反対というスタンスです。

製造業も、サービス業も関係ありません。

僕が働いてきた農業や、工業など、人は素朴だが労働者の学歴の低い、世の中の事情が分からない業界から、メディアに叩かれて、自由化されて、関税引き下げられて、順番にやられてきました。

有権者のみなさん、もう騙されないようにしましょう。

太陽光発電と、蓄電池で1000兆円の公共投資を行え!

2011-08-21 16:31:22 | Weblog
太陽光発電は導入コストが高いというのが、もっぱらの風評ですが、一方では、積極財政に反対する人に、日本はインフラが完備されており公共投資をするだけの大きな投資先がないと言われていたものです。

そうであれば、家庭と企業で1000兆円くらいはかかると言われている自然エネルギーのインフラを、全国規模でやっていけば大きな車輪が回るわけですが、財源はどうするのかといわれれば、それこそ政府紙幣を使えばいいでしょう。

コンピュータシミュレーションでは、50兆円くらいの財政出動ならインフレにならないので、それを20年かけてやればいいでしょう。

蓄電池を全国に設置すれば、曇りの日も夜間も大丈夫でしょうし、それこそ国産エネルギーで初めて電力をまかなえる国になれるのであり、戦前の悲劇のように、石油輸入をストップさせられて、戦争に突入せざるを得ない状況に追い込まれたりしない、長期間の経済封鎖にも耐えられる、強い国作りの第一歩になるわけです。

今のような貧乏くさい、電気の節約なんかしていないで、未来の日本は、エネルギーがタダで無限に使えることを考えましょう。

さて、電気がタダで使えるようになれば、何ができるか。

それは、リニアモーターカーで北海道から、沖縄、もしくはアジア周辺国、インド、アメリカ、ヨーロッパまで格安で移動できる未来であり、飲み屋で酔っ払っても、自動運転電気自動車に乗って帰れば捕まらない未来であり、エアコンを年中点けっぱなしで熱中症を出さない未来であり、点けっぱなしのテレビ電話で確認しながら、介護ロボット、医療ロボットを使って、老人や病人の介護や医療行為ができる未来なのであります。

更に十分な電力を供給すれば、深夜電力に頼らなくてもよくなりますから、製造業の人たちは夜勤をやらなくてもよくなり、定時出勤定時退社で、家庭も円満になります。

何か、もんくありますか?(笑)

円高の話。

2011-08-20 04:24:00 | Weblog
さて、今年の後半は、地獄へまっしぐらだ。

■円、75円台突入=戦後最高値更新―欧米の景気懸念で〔NY外為〕(19日正午)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110820-00000000-jijc-brf

米国が財政規律を守ろうとするとこうなるのですが、僕が異動でニュースも見なくなっている間に、記録的円高、NYダウが一日で400ドル以上下げていたり、日経平均も終値が8,719円だって。

今年になってからのドル買い介入額は、
2011年2月25日~3月29日 6,925億円
2011年7月28日~2011年8月29日 4兆円(推定)

だけだそうですから、小泉時代に35兆円も介入した時期と比較したところで小額ですし、世界的な経済規模も拡大しており、その頃よりも相当な金額を動かさないと為替介入はきかないようです。

野田財務大臣も、為替介入をチョロチョロやったところで、一体いくらで落ち着かせたいのか目標が見えなくなっています。

あんなのが、次期総理最有力候補だというのですから困った国だと思います。

輸出製造業の採算ラインが95円だというなら、それを目標に為替介入やら金融緩和を行えばいいのに、昨年9月に2兆1,249億円という小さなドル買い介入を、6年ぶりに行ったときの僕の予想通り、しばらくは80~85円をうろちょろさせるという動きだけしかありませんでした。

これでは、輸出企業はまるで駄目になるわけで、自動車産業や家電産業からレイオフされた人間が中国や韓国に、最先端の技術までを提供したところで、この国は終わりです。

為替介入などしなくても、お金を印刷すれば海外と相対して円の価値が下がるので、そうすればいいわけです。

ドルを買って米国債を買ってアメリカ人を助けていたお金を、これからは日本人に回しなさい。それでも理屈っぽい人が、今の金融緩和状態に限界があるというのなら、財政出動で貧乏人の給料を倍にしてあげればいいわけです。

働かざる者食うべからずというのは、日本で一番悪い言葉だ。

減税や公共事業をやらなくなって、結果、生活保護者を倍増させてしまっているようでは本末転倒ですし、言われなくても、みんな死ぬほど働いているじゃない。

デフレや円高で輸入品が安く買えるからいいという人は、目先のことしか考えていないだめな人なのですが、安くものを買うということは、どこかで必ず泣いている人がいるということに加えて、最後には自分が、賃金カットされたり、失業して泣くはめになってしまうわけです。

従って、円高はいいといっている武田邦彦教授は、経済の話をしない方がいいですし、原発擁護に取り付かれている経済コラムマガジンの著者は、原発の話をしない方がいいでしょう。