日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

明日、明後日、ようやく休み

2010-04-30 09:55:15 | Weblog
なんか、久しぶりに連休って感じですが、大型連休というものが無い職場です。

働いて早一ヶ月間ですが、転職後は慣れてきた2ヶ月目が山だと思っています。
ついついしてしまう自分の手抜きが始まりますからね。

あとはたくさんあるメモ書きの編集作業。ノートにまとめて、正確に覚えていない部分に修正をかけないと。

あと弱い部分は利用者さんに出す料理なのですが、一ヶ月間の料理の献立もコピーして、自宅で練習してマスターできるようにしないといけません。

それにしても女性というのは、男と違って細かいところによく気の付くものだと思います。

これを乗り越えるのが一番大変だ(笑)

嗜好品がなくなる日

2010-04-29 06:19:58 | Weblog
■マイルドセブン 10月から410円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100428-00000560-san-bus_all

「酒も飲まなきゃ、タバコも吸わず、100まで生きた馬鹿がいる」
というドドイツがありますが、もはや、この国は国全体が馬鹿になろうとしています。

僕自身は、タバコを吸わないのですが、ずいぶんとギスギスした世の中になってしまったと思います。こんな、取りやすいところから税収を取るなんていう発想は乱暴でしょう。

所得税と地方税、かつて90%以上取られていたお金持ちの最高税率は、今や半値近い50%ですからね。大企業の法人税は色々免除されている項目を入れると、一般企業の半額くらいですし、株式運用益も10%しか取りませんし、相続税からも殆ど金を取らない。金のある人は財界等の実力者でしょうから、そういう取りにくいところからは取らないで、貧乏人が好む、せめてもの嗜好品から金を取ろうとしているわけです。

タバコで癌になる人の割合が高いので、自業自得だという意見もありますが、そもそも早死にした人はその後の医療費が一切かからないのですから、タバコ税を上げていい理由にはなりません。

国家として一番再分配のコストがかかるのは、酒も飲まずに、タバコも吸わず、つまり嗜好品の税金を支払わずに、病気を持ちながら、やたら長生きしてしまう人なのですから(笑)

第一、未だにタバコを吸うから癌になるという明確な関連性が実証されていないと聞きますから、何をかいわんやです。

今勉強中の講座で学んだのは、胃癌が激減した理由は、塩分を摂らなくなったことと深い関連性があるということですし。

そもそも癌が死亡原因の第一位になったのは、脳梗塞の治療薬の効果が劇的に上がったので、あとは未だに治療の全てがカバーできていない癌という病気に死亡原因が流れていっているだけということを聞いて、なるほどと納得したりしました。

そう言えば、道をフラフラ歩く酔っ払いも少なくなりましたが、酔っ払い運転の罰金を100万円まで上げてしまったために、地方のバーやスナックなどの飲み屋が殆ど経営困難になってしまいました。

これも飲酒している人間とシラフの人間の事故を起こす割合はどれくらいかといえば、昼間シラフで運転している人間が起こす事故が大半なのですけれどもね。

ゴルフの石川遼くんが真面目すぎて気持ち悪いという年配の人が多いですが、真面目なのもいい加減にしなさいって。

嗜好品の一つである酒を禁止しても、アメリカの禁酒法時代のようにマフィアが躍進してしまうだけですし、タバコを高くすると、価格差が無くなった覚せい剤に手を伸ばさせてしまうだけです。

嗜好品をなくして、ギスギスした世の中にしていくことが、果たして幸せなのかどうかは年配者の方がよく知っていますね。

右翼が左翼で、左翼が右翼?

2010-04-26 01:54:39 | Weblog
↓株式日記と経済展望より
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/8ed833f4b168c0439ee23502f9a9f07c
アメリカが日本の重要性を認識しながら日本を切り捨てるのは、反抗的に
なった日本が許せないからだ。だから鳩山を辞めさせる圧力をかけている


鳩山首相は「優柔不断だ」とか、「政策がぶれている」とか、小泉改革のA級戦犯であるマスコミがあまりにも酷い書き方をするので、本当は優秀な人物なのではないかという気がしてきました(笑)

まず、鳩山首相が公約で言われているように、アメリカにとって最重要軍事拠点である沖縄を撤退させてしまえば、アメリカを怒らせることは当然でしょう。

かつて鳩山首相の祖父の鳩山一郎氏は、朝日新聞に原爆投下は国際法違反であり戦争犯罪だと書いた結果、朝日新聞は二日も新聞発行停止となったそうです。

結果、鳩山一郎氏は1946年に公職追放。解除されたのが51年で、復帰するまで足かけ5年近くもかかったそうです。

そういう反骨精神のある鳩山一郎氏と同様の感情が首相にあるのなら、なかなかの人物なのですが、このまま戦後何百年も米国に軍事占領されたままでも良いという日本人も多い世情ですから、決断の難解さに、板ばさみになるのは当たり前です。

こんなものは何十年かかっても解決できなかった問題なのですから、亀井静香さんの言うように5月末などというタイムリミットを考えずに、10年スパンでものごとを進めていった方が僕はよいと感じます。

反対に、米国従属主義をあからさまにした首相は長期政権になるといいますが、吉田茂、佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎らの政治は、日本を良い方向へ導いて行ったのでしょうか?

60年安保闘争の頃から、米国従属主義者がなぜだか日本の保守で、独立派が左翼だなんて、ずいぶんゆがんだ国だなあと思います。

ま、ジャコバン派が法廷の左に座っていたということで、それが米国のネオリベラリズムにつながっているというのは、米国従属主義者の日本人が左翼系というので、理屈が合っているのですけどね。

本当に日本の場合、「右翼が左翼で、左翼が右翼」って感じがするなあ。

しばらく、テレビは見ないほうがいいと思う。

2010-04-23 21:11:22 | Weblog
新党だとか、野合だとかテレビが何やらにぎやかですが、自民党が解党している最中の状態かも知れないのに何を考えているのだか。

しかし、新党の多さに世間の目が曇ってしまい、参議院選で新党が思わぬ得票とかで、与党過半数割れにでもなってしまえば、次の次の国政選挙までの向こう3年間は、無政府状態になってしまう可能性も出てきました。

安倍政権や、麻生政権が経験した、衆参ねじれ現象はそんな悪いものではなく、小泉改革をストップさせるだけの効果があったのですが、万が一、参議院選で与党が負けてしまった場合は、亀井さんの提唱する最重要法案「無利子国債の日銀引き受け」という景気刺激財源が、夢に終わってしまう可能性が出てくるわけです。良い政治ができない場合の、衆参ねじれ現象は全く歓迎できません。

4月5日放送の「TVタックル」を見た人ならわかると思いますが、森永卓郎さんと勝間和代さんの景気対策のアイディアは一致していて、「政府紙幣を使って100兆円の財政政策をせよ」ということでした。僕は森永卓郎さんと、メールを交わしたことがありますが、我々とまったく同じ考え方だと言ってくれたことがあります。

亀井さんは、高橋是清と同じ国債の日銀引き受けをアイディアとする人ですから、二種類の通貨が複雑に共存する政府紙幣の発行には反対の立場なのですが、財政政策の大まかなところは認めていました。

亀井さんはまた、デフレギャップの話と、ゆるやかなインフレが起こるまで財政政策を行っていくという話もされていましたが、デフレギャップを発見した丹羽春喜教授からもレクチャーを受けているので、この辺りの話には十分な理解があると思われます。

河野太郎が「日本の借金はどうするんだ」とか、東国原知事が「小泉さんに対する感情論がある」とか言っていましたが、そんなレベルの低い話ではないのですね。

日本経済復活の会では、50兆円の政府貨幣を5年間発行して、日銀に引き受けさせる(日本銀行券と交換させる)というアイディアでしたが、僕が復活の会のお手伝いをしていた時に、政府紙幣と、国債のどちらがいいのか、小野代表に聞くと、「無利子国債でも政府貨幣も、財政を拡大させるためなら何でもいい」という話でした。

つまり、国家予算を立てるための、巨額の金券や硬貨を政府が用意して、それを日銀に引き受けさせるまでの手順はまったく同じですから、コンピュータシミュレーションにかけると、結果は同じ数値が出るからなのですね。(有利子国債の場合は、お金持ちに金利が行きますから富裕層への所得移転が発生してしまいます)

因みに、そのときのコンピュータシミュレーションの結果は、初年度50兆円の公共投資で、わずか1.7%のインフレ率、10%の経済成長を達成するというものでした。
http://www.tek.co.jp/p/press/press_030201.html

これを理解しているのは、かつて小野さんの説明を受け、理数系の博士号を持つ者同士意気投合したという鳩山由紀夫総理と、同じく復活の会の宍戸駿太郎教授からレクチャーを受けた菅直人財務大臣、そして亀井金融担当相という現在の権力トップの方々なわけです。

何度も言いますが、この連立政権は、そんなに悪いものではありません。

外国人参政権が通ったわけでもありませんし、過去最高予算が通った最初の月でしかありませんし、高速道路の値上げが確定したわけでもありませんし、郵政戻し法案で国民がとりわけ困ったわけでもありませんし、米軍基地移転先を公表予定前に、マスコミに知らせたわけでもありません。

小泉改革を5年も許した我慢強い国民が、政権交代後たった7ヶ月にしかならない現与党を我慢できなくなった理由は、いったい何なのでしょうか?

僕はテレビの見すぎだと思っているわけですが、皆さんも次の参議院選挙まで、テレビを見ない方がいいと思います(笑)

一昨日は、焼き鳥屋で飲みました

2010-04-19 21:18:15 | Weblog
一昨日は寒かったので、長年の友達と焼き鳥屋にいって、久々にモツ鍋を食べたのですが、モツ鍋ってこんなに美味でしたっけ?

バブル崩壊直後に、安価で栄養価の高いものとして、大ブームになったのですが、当時は美味しいとも何とも思いませんでした。

しかし、昨日食べたモツ鍋は、ニラがシャキシャキしていて、モツは分厚くて新鮮でプリプリしているものでした。最後におじやにすると、これがまたうまい。その他の、焼き鳥も、串焼きもなかなかのものでした。

店では、仕事帰りの若者が大きい声で、「あいつら2人切ったって、俺一人で充分っすよ」と先輩らしき人に絡んでいましたが、こういう輩に限って、いざ人員削減するとパシリもそれなりに仕事をしていたことを痛感したりするものです(笑) 少しは比較優位を勉強しなさいって。

さて、酒を飲みながら、友達に介護の仕事内容について話すと目が点になっていました。

あまりにも文化が違いますからねえ(笑)

友達の情報では、共通の知人である中堅衣料品卸業をしているY氏が介護事業へ乗り出すとの話だったので、ちょっとコンタクトとってみようかなと思ったり。

この業界は、ヘルパー資格や、3年働いて介護福祉士になれば起業出来るそうなのですが、やっぱりケアマネージャーがいないと仕事が回ってこないので、嫁さんがケアマネージャーで、旦那がヘルパー資格や2種免許なんかをとれば、居宅介護事業や、介護タクシー事業なんかは簡単にできるのだそうな。

介護の授業で教えてくれた医師は、「ぜひとも皆さんには、そこまで目指していただきたい」と言っていましたが、本当にいいのかな(笑)

介護業界がターゲットにしている団塊の世代は、1947年から1949年生まれで、現在63歳~61歳です。

彼らに介護が必要になってくるピークは、朝日新聞の記事だと2025年くらいだそうです。

そうきくと遠い将来のようですが、あと15年しかない上り調子の間の勝負です。

毎日キツイ仕事の連続ですが、今のうちに、キチッとモノにしておきたいです。

飛び降り自殺は、弱者から順番に、

2010-04-18 10:05:55 | Weblog
昨日聞いた話なのですが、一ヶ月ほど前に、前の会社の人が電車のホームに飛び降り自殺していたそうです。

その人は鬱病だったそうですが、大量解雇というのは、そういう側面も持っているということです。

今の時代は従業員も自殺し、中小企業の社長さんも自殺しますが、大企業の役員はなかなか死にません。

中小企業に儲からない仕事ばかり回して、それ以上に経営が悪くなれば、自分とこの社員まで切ってしまうのが今の大企業役員ですわ。どこも社内保留金は一杯あるのに、自分たちの報酬は2倍以上に上げて、会社のコストカットに協力してくれません。

日本の連帯保証人制度ってのも、弱い立場の人間を自殺に追い込む制度です。アメリカのように破産したらそれで終わりという、命までは奪わないという法律を早急に作るべきです。

銀行は、1パーセントの金利もつけないで集めたお金を、消費者金融という自分たちの子会社に回して18パーセントの高利で貧乏人に貸し付けて、多くの人を自殺に追い込んできました。

かつてはノンバンク、商工ローン、クレジットカード会社などを経由させて、貧乏人からお金をふんだくることばかりやってきましたが、サラ金会社を買収することで、都市銀行のお手盛り金融制度は利幅最大限になりました。

お金が10万円足りないから少し貸して欲しいといっても、年利3%で貸してくれる銀行はありません。それをやっていたのは簡易保険を担保にお金を貸してくれた、郵便局くらいでしたね。

日本人は馬鹿だから、郵便銀行よりも民間銀行にお金を預けておいた方がいいと考えているのでしょうが、郵便銀行が財投債や建設国債でお金を回した方が、雇用を生んで、世のため人のためになるというものです。

郵便銀行の預金の限度額を、たった2千万円に引き上げようとしただけで大バッシングをしてしまうマスコミ、銀行には、馬鹿も休み休み言えといいたいです。お前らに青天井に預金させているから、世の中大不況から、脱出できないんだろって。

亀井金融担当大臣になって、ようやくサラ金会社への総量規制ができましたが、弱者の命を質草に入れたボロ儲けは、いい加減やめる時代じゃないですかね?

慣れるより、メモれ!

2010-04-17 00:03:14 | Weblog
「習うより、慣れろ」という言葉がありますが、これは役に立たなくなった格言の一つかな。

今の職場の上司に言われたのは「慣れろ」ではなく、「一回で覚えて!」とのことでして。

まあ、今までどおり転職の度にやってきたことをやるだけです。働き始めから、しっかりメモして、毎日深夜までメモしたものを書き直してフィードバックさせる作業をおこたらないこと。

初日から気をつけなければいけないのは、先輩の仕事を極力手伝わないで、距離をおいて観察してメモを取ることにウェイトをおくこと。

だいたい記憶が困難になっている年齢ですし、最初からドタバタ動きまくっていると、細かいことを忘れてしまって、繰り返して人に聞かなくてはならなくなってしまいます。

人数の多い会社で、色々な人間観察をしてきた経験上、人の初期評価を気にして一所懸命動いている人間よりも、最初は動かない人の方が、覚えるのが早いです。

メモという手段があるのに、人に何度も同じことを聞くのは、最初から覚える気がないのと同じで、忙しい人の時間を奪ってしまうわけです。人を馬鹿にしていることと同じですからね。

「慣れるより、メモれ!」ってのが、新しい格言かな。

で、明日からのひとり立ちにも対応できそうです(笑)

今日は、お休み。

2010-04-14 13:44:34 | Weblog
今日はお休みですけど、5時半から介護の講習なので、そんなにのんびりもしていられません。

リネンの交換や、掃除の仕方をみっちり教わったので、休みの午前中でも体が動いて家の中がだんだん綺麗になっていきます。今後、料理をパーフェクトに覚えてしまえば、外食などする気になれなくなるでしょう。

新しい職場の女性は看護婦なので厳しいですが、たぶん、それだけの物をもっているので、学べるものも多いでしょう。

ちょっと思ったのは、女性ばかりの職場は女性にとってもストレスだと思いましたね。擬音にして現すとネチネチ、グジュグジュてな感じ。

人によって違いますが、男が気にしないようなことを、ものすごく大事に思っていたりしますから、まあ男としての距離をしっかりとって、女性の欠点に付き合わないことが長続きのコツだと思いました。

気の毒に同期で働き始めた新人の若い女性は、人間関係で、物凄く悩んでいるようでしたね。

さて、民主党がやろうとしているように、介護が景気対策になるかどうかですが、前職が看護婦であったり、銀行員であったり、スチュワーデスであったり、一部上場企業の役員であったりする介護資格MAXのプロフェッショナル集団が切り盛りしているので、そんなに簡単な仕事でもないです。

介護は仕事探しをしている人にとっては最後の手段のように考えている人もいるようですが、実際の仕事量はやや多めで、体の弱い老人を扱う責任は重くて、なおかつ極端に安い給料で生活できる術も身につけなければならないので、これを続ける気力的&職能的なハードルは高いです。

あと思ったのは、サービス業は思ったほど効率がよくないです(介護だけか?)。

製造業は、無人ラインが可能なほどにオートメーション技術が熟成していますが、サービス業に必要な掃除ロボットの開発が遅れていますし、記入書は未だに手書きですし、人員は多く感じますし、オフィスオートメーションがうたわれて長いのに、作業標準書と共通文書フォームが必要なのに臨機応変にやれというし、マニュアルを作らないのに人が育たないとかいうし、役所との文書交換も投函でやっていますし、第一PCトラブルに弱い人が多い。

まあ、仕事が効率化されていないのは欧米人にいつも指摘されるところでもあるのですが、徹底して合理化してしまえば、ユニクロやアマゾンのようになって、それでは働く場所が無くなるからだといえば、それはそれで気持ちはわかります。

民主党のもう一つの景気対策である農業についていえば、のんびり農業をやりたいと馬鹿なことを言っている人もいますが、農業経験者でもある僕に言わせると、あんなに忙しい仕事もありませんからね。

ま、景気対策をする職種を、ハードルの高いところにもうけてはいけないと思いますし、かつては中卒や、特殊学級の卒業生を受け入れていた民業の、景気をよくするのが一番の福祉政策だと思うわけであります。

もう一点いうのを忘れていたのは、介護保険を受けている利用者は、食うや食わずで働いている我々よりも、けっこう安定した生活を送れているということ。

たいがいのお年寄りは、家持ちで、貯蓄と年金収入があるので下手なサラリーマンよりも生活は裕福ですね。

介護の利用者は比較的安定しているので(働く人は安定していませんが)、そんなに心配いらなかったかも知れません。

中国は世界で一番の技術なんてなくても日本を追い越してしまいましたが、高度な技術を必要としない事業を起こすのが、本当の景気対策ですわ。

もっと公共事業やれ、公共事業!

平沼新党について

2010-04-13 01:25:36 | Weblog
だいたい、国民新党というまともな保守政党があるのに、そこと協調できないことが問題の第一点。

亀井さんと平沼さんが、思想的に近いところにいながらも、協力体制を取れなかったことは、恐らく平沼氏に足りないところがあったのではという認識を、僕は持っています。

もう一点は、日本を破壊した小泉内閣の、重要閣僚=与謝野馨が立ち上げた団体を応援するマスコミの期待はどうにかしているとしか思えません。現在も続いている与謝野馨の税制均衡主義への執念は、小泉首相以上に異常なレベルでした。

平沼赳夫氏は前の会社の先輩ですけど(笑)、彼も小泉内閣の協力者以上の実績は上げられなかったと思います。

たちあがれ日本は、一応成長経済の政策をかかげていますが、逆進性の高い消費税を政策に盛り込むなど、もともと与謝野馨と政策が近かったのではないでしょうか。ブレーキを踏みながら、経済成長させようったって無理です。

平沼氏の主張は、民主党が日本を駄目にするということですが、過去最高予算をくんだり、国民新党案を次々実現させた、なかなか良い連立政権ですし、まだ本年度の予算の効果も見えないうちに何を言っているんだか・・です。国のお金が回ってくれば、株価もまだまだ上昇するでしょう。

民主党に期待できる話を言ってしまえば、日本経済復活の会の定例会の話で、宍戸駿太郎先生が、菅直人財務大臣に財政政策のレクチャーをしています。

何年か前に、復活の会の小野代表は積極財政モデルのコンピュータ・シミュレーションを、鳩山首相に直接説明していて、同じ東大理系卒であった鳩山氏は、シミュレーション結果に大変関心を寄せていたそうです。

城内実氏も復活の会のレクチャーを受けているので、僕は安易に平沼新党に入らないことを期待しているのですが、まあこれは余談。

もちろん、亀井静香さんは、もっとも積極財政を理解している政治家ですから、今の政権は僕に言わせれば、かなり上等な方だと思います。

まあ保守色を強調するなら、安倍政権や、麻生政権がそうであったように、保守色を強めたことによって自民党が崩壊したのに、アホやなあと思う一方、よく考えたら与謝野が入ることによって、本当は保守色が弱まって脅威なのかもしらんと思ったり。

右や左の話をすれば、リーマンショック後の今は、左よりの福祉国家の方が生活が楽そうですし、6割が保守でありながら社民党とも協力体制をしいている今の民主党のように、右から左まで、幅広く取り込めなければ、特に貧困対策や福祉の弱い日本では、有権者の票は期待できないのではないでしょうか。

そりゃあ次の参議院選は、自民党が解党してしまうかどうかの瀬戸際の選挙ですから、たかだか一期生の小泉進次郎やタレント議員の舛添要一に頼らざるを得ないくらいの人材不足感に、自民党の断末魔をみているだけなのかも知れませんが。

僕は、天皇制も存続するべきだと思いますし、靖国神社にも毎年参拝に行く超保守人間ですけど、どうして国民新党と協調できるクレバーな保守が自民から出てこないのか、不思議でなりませんよ。

辛い別れ

2010-04-10 19:42:38 | Weblog
うう。

来週から、グループホームの場所を代わってくれと、いきなり転勤。
といっても、同じ建屋の二階のファクターに移るだけなのですが。

せっかく仲良しになれた、お婆さん方とお別れしました。

レクリエーションで、「別れの一本杉」、「悲しい酒」、「君恋し」、「東京ラブソティー」などの昭和歌謡を歌ってみんなで盛り上がったあと、「若いのに、よく知ってるね!」と嬉しい感想をもらいました。自分の無駄に広い歌の趣味が、こんなところで生きてくるとは(笑)

「お兄さん、他にも何かやってよ!」

というので、ジョードロッパーズで憶えた手品を3つやると、職員も含めてびっくりしていました。

だまって家に帰るつもりでしたが、お年寄りのみなさんお友達を集めて、さよならを言いに来てくれました。

俗に、「介護の魅力に取り付かれた」という人は多いのですが、たぶんこういうことだと思いました。

人の役に立つ仕事、人に「ありがとう」と感謝される仕事。

誰もが、最大限に自分の利益を獲得しようとする今の時代、そういう仕事は他にないと思います。

そして、古い日本の婦人ほど、素晴らしい気品が残っています。

僕の理想とする女性は、この場所にいました。でも、年の差が離れすぎていました(笑)

つーか、自分は個人では競争社会大好き人間のはずなのに、40代の働き盛りで稼ぎ盛りなのに、こういうところにハマってしまっていいのでしょうか?