日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

残るも地獄、去るも地獄

2008-04-23 07:16:46 | Weblog
かなり体がキツイっす。

先日、職場で2名人員を減らされました。仕事は増えているのに(笑)

上からの指令は、「原材料が高騰しているので、コスト削減が必要だ。できるかどうか分からないが、まずは人を切ってみて、それで問題あれば何か対策を打とう」という話し。

おいおい。普通は、しっかり設備投資やってから人員削減でしょうが!逆だよ、逆(笑)

普段労働にいそしんでいる皆さんなら予想が付くと思いますが、10人のチームで2人減らされると、その負担分は、全員で12%ずつ労働力を配分されるわけではありません。

仕事というものは、たいがい仕事のできる人に集中するので、欠員分を動きの中心である数名で分担し、30%くらいずつ仕事が押しつけられるわけです(笑)

お陰様で、45分の休憩時間は食事のみの15分程度で切り上げて、職場に戻って働いてしまう真面目な日本人のお気の毒なこと。てゆうか、僕もそうなのですが。

働きアリの法則というのもありますが、働きアリは、本当は大半が怠け者のアリだそうで、ちゃんと働いて餌を取ってくるのは全体の20%しかいないそうです。しかし、その20%の働きアリを集団から外すと、働かなかったアリのうち20%が、働きアリに変わるのだそうな。

楽になりたければ、働きアリを辞めればいいのですが、できそうでできないところが不思議なところです。

因みに、もっとも労働力の配分が平等な職種は、風俗のお仕事というのを聞いたことがありますが、普通の職場は、働きアリのようにたいがい仕事が偏ります。

システムエンジニアを辞めた人が、次の転職に工場で働いたり、突然農業をやりだすなど、全く違う職種に就いてしまうことがあるそうですが、あまり働きすぎると、どこか気がおかしくなってしまうのでしょう。

SEから転身した僕の友人も、今は札幌で時給700円の倉庫の仕事をやっています。今度は、仕事ではなく生活がキツくなるのですが。

今の日本の職場は、残るも地獄、去るも地獄という世の中ですね。